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京阪神オムニバス観光

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京都府庁旧本館を観てきました~前面編~

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2019年3月8日金曜日の京都府庁です。一度じっくりと写真を撮りたいと思いながら出来なかったので、今回は意を決してやってきました。天気が良くてよかったです。

京都府庁は1904(明治7)年に竣工。設計は松室重光という生粋の京都人。調べてみると松室家というのは代々松尾大社やその摂社の月読神社の神官を務めた家柄だったそうで、西京都好きのじーねことしてはとても親近感がわきます。ちなみにこれを設計した時、松室氏は31歳。若いですね。そしてその若さでこれを設計するのですから、並々ならぬ才能です。

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さて中に入ってみましょう。エントランスは車寄せになっています。左右に形の異なる柱が待ち構えています。内側は円柱、外側は角柱。旧ハッサム住宅もそうでしたが、円柱の方が視覚的に入りやすい感じがしますね。上の写真をもう一度見て頂くとわかりますが、横から見ても両端インサイドは円柱が来るように設計されているんですよ。

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最初のアーチをくぐるとこのようなスペースが出てきます。両端にどっしりと角柱がそびえ、アーチ部分にはガラスをはめ込み、開口部を方形にしているので、最初のアーチと違って重厚感があり、少し緊張感をも感じさせます。奥には2階への階段が見えています。

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その方形の開口部をくぐると再びアーチ型。両端を角柱で支えるも、その横が通路となっているので先ほどの空間よりも開放感を感じます。踊り場の窓が大きいので光がたっぷりと入ってきれいですね。

そういえば兵庫県庁(兵庫県公館)も1902(明治35)年竣工ですから年代的にとても近く、更にはお互いにルネサンス様式の流れを汲んでいるので似ているところがありますね。

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ここで左側を見るととても事務的な開口部。図面によると宿直室だそうです。しかしこれだけガラスが多いと、宿直の方からこちらがよく見えるのはいいのですが、こちらからも宿直室が丸見えなので、宿直担当の方は気が抜けません。さすが明治時代。

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右側を見ると立派なペディメントが上部に上がっています。こちらは受付だそうです。ここで受付をすると緊張感がぐぐっと増します。案内掲示板で見えませんが、足元をよく見るとドア部分がないので、人が出入りするようなところではなくあくまでも事務的な受付をする部分だということがわかります。

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2階へ上がる階段。そしてその親柱。大理石でしょうか。他の階段の親柱は木で出来ていますが、ここだけは重厚に作っています。それにしてもさすが府庁。階段が直線的です。癒しなどは一切与えません。

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踊り場から見てみました。親柱と2階を彩る空間も角柱です。おまけに窓も方形なのでものすごく堅苦しい空間になっています。かろうじて手摺子の徳利と2階のアーチに曲線が施されていますが、その2階のアーチもよく見ると溝の装飾は方形をしています。緊張感が続きますね。

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さてさて、府庁では旧知事室を無料で見学することが出来ます。こちらには「都草」というボランティア団体の方が詰めておられて、タイミングが合えばガイドをしてくれます。ちなみに都草のメンバーの方は全員京都検定1級を取得している猛者揃いだそうです。

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知事室の中から隣の部屋を望んでみました。隣が食堂、その隣が書記官室、その向こうが応接室となっているそうです。やはり知事室の開口部には立派な飾りが付いていますね。

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知事室です。洋風の間取りながら天井は格天井となっていて和風を感じさせます。風見鶏の館のようですね。

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暖炉ですね。大理石でしょうか。装飾がユニークです。上の鏡がとても大きなものになっています。

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タイルも気になりますね。神戸異人館のタイルに比べるととても繊細な模様です。どこで作られたものでしょうか。

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ちなみに裏手にあった食堂の暖炉です。デザインは同じなのですが、こちらは木製のマントルピース。タイルはこちらの方が神戸異人館のものと風合いが似ている気がします。壁の部分と床の部分のデザインが違うのも見所ですね。

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再び知事室から。東側の窓を見ると、京都のシンボルにもなっている大文字が見えます。竣工当時は奥の京都府警の建物がなかったので見晴らしがよかったようです。ただ今回、手前の京都府警旧館に文化庁が引っ越してくることになり、新たに写真の左手に建物を建設中なのだそうで。そしてその新しい建物と旧府警の建物をつなぐ渡り廊下が予定されているのだそうです。そうするとこの景色がなくなってしまう恐れがあるということ懸念があるということです。ちょっともったいない気がしますね。

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兵庫県の「はばたん」と同様に京都には「まゆまろ」がいます。知事室にも3体、しかも清水焼のまゆまろが並んでいました。はばたんも丹波焼で出来ないだろうか(笑)

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正門のすぐ上部に「正庁」がありましたが、ちょうどブライダル関係の撮影をしていたので写真は断念しました。開口部にはご覧のように立派なペディメントが上がっています。わかりやすいですね。

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こうして並べてみるとどの部屋が一番格が高いのかがよくわかりますね。知事室は奥のアーチの向こう側です。

さてさて、京都府庁前面だけで長くなってしまったので、旧議事堂のある後面は次回に紹介したいと思います。

ちなみに3月23日(土)から京都府庁旧本館では「観桜祭」が行われ、その期間中に「都草」さんによる旧本館ガイドツアーが開催されます。この京都府庁を見てみたいと思われる方は、時間が合えばこのツアーに参加されることをお勧めします。やはり解説があると見どころが分かりますからね。

20190316-9.JPGもうすぐこの窓から満開の枝垂桜が見られますね。桜の時期にぜひ、この京都府庁旧本館を見に来てみて下さい。

       【京都府庁旧本館ガイドツアー】

            開催日:3月23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)

                4月6日(土)、7日(日)

            時 間:14時30分~(所要時間約50分)

            場 所:旧本館正面玄関前集合

            参加費:無 料

                ※詳細はこちらまで

※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。

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