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mihamの「てくてくおさんぽダイアリー」

阪急電車で“ステキな建築”を求めて

趣味

京都有名ホテルのお食事処は女性建築家による和モダン空間

寒くて起きるのが毎朝辛いです、mihamです。冬の朝の外の空気は大好きなのですが、着替えるまでを乗り越えるのに一苦労。これからが冬本番だというのに、越冬できるか毎年不安になります。まあ、結局なんてことなく終わってしまうのですが。

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さて、そんな今日は京都の和モダン空間をご紹介します。「居様(IZAMA)」は三井ガーデンホテル 京都新町 別邸の1階に位置し、見た目にも美しい良質な日本料理をいただけるとあって、多くの人が訪れているお店です。しかし、私のバスの乗車ミスにより、ランチのラストオーダーに間に合わず...。がっくり肩を落としていたところ、「建築を勉強しているのですが、こちらのお店のデザインが素敵だと伺ったので、見学だけさせていただけないでしょうか...」とダメ元でお願いしたところ、ランチタイムの後、快く中を見せて下さりました。この場を借りて、本当にありがとうございました。

さてさて、そんな状況での見学...。普段と少し違うシチュエーションでなかなか緊張しましたが、たっぷり堪能しましたので、みなさんにもその素敵空間を味わっていただけたら、と思います。

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外観はホテルの「伝統・継承・再生」を表すかのように、瓦と縦格子の和の雰囲気と、新しいホテルの少し背の高い建物がうまくマッチしています。中の空間デザインが私の大好きな建築家、永山祐子さんによるデザインです。関西圏だと、ルイヴィトンの京都大丸店が有名ですかね。個人的には建築もたくさん設計されていますが、店舗デザインも多く手がけられているイメージです。私が特に好きなのは、東京・自由が丘のalso Soup Stock Tokyoです。

 

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さてさて、気になる内部ですが、最初に素敵だな、と見入ってしまったのはこちらの窓辺の席格子の影が芸術的に落ちていて、個室感のあるこじんまりした空間がなんとも落ち着く感じで大好きです。通りより少し床が下がっているので、外と絶妙な距離感を取っていると思います。

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奥の席から見たらこんな感じ。仕切りはステンレス製でメタリックな感じなんですが、ライティングの効果か暖色がかっているので、柔らかくて優しく高級感を損なわないままに、空間を分けられているのかな、と思います。この目地のものになるまでに、たくさん試行錯誤したことが伺える、繊細な仕切り...。

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わかりますか、壁のこの薄さ。(天井からカーテンのように吊るされているおかげで8mmなんだそうです、薄い...)壁が存在することで、より軽い印象がするのはなかなかすごい...。普通ものがない方が物理的にも軽いじゃないですか!そしてまた、漆喰が職人さんの手によって極限まで薄く綺麗に塗られていて、手触りも最高なんです。

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この漆喰の壁が、それぞれの空間にフレームを与えていて、それぞれ独立した空間にも見えますが、繋がりも感じられます。

そしてこの空間に大きな影響を与えている真鍮の粉を練り込んだ塗装を施したメインテーブル!ピカピカに光るのではなく少し鈍いような反射をしているので、高級感と落ち着きが共存しています。これは実際に座って手触りなどを感じながら、こちらの自慢のお料理をいただきたくなります...。

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ホテルの中庭側の席から見るとこんな感じ。通りの窓からの光をいい具合に反射して、暗めの暖色系のライティングに映えています。大テーブルは朝のビュッフェでお料理が並べられるそうで、そのテーブルの照明は、正面に座る人とビュッフェに並ぶ人の目線が合わないような高さにされているそうです。少し高いと思っていましたが、そんな事情があったのですね。

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逆にホテルの中庭を望むと、そこには広々とした抜けのある空間が。しっかりフレームに切り取られ、落ち着いた中庭からホテルの様子も少しだけ伺うことができます。もちろん例の仕切りもあるので、ちょうど良い距離感がここでも生まれています。ホテル側からもこの景色を見てみたいものですね...。

 

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そしてもう一つの中庭を挟んだ、既存の蔵を改装したというお部屋へ。私がこの空間の中で、一番感動したところです。

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中は黒漆喰で仕上げられていて、天井からなんと64個のオリジナルのシーリングライトが吊るされています。それによって、本来ならとても高い蔵の天井が、あたかもライトが光る位置にあるように感じられ、程よいスケールに感じられます。よく目を凝らすと屋根部分の漆黒の闇が広がるのも、また魅力的。

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本当にこればっかりは体験していただくしかないのですが、よければ写真に目を凝らして見てください。体感したことのない不思議な空間を感じていただけますように...!

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蔵という現代人の私にとってあまり馴染みのない場の持つ暗くて不気味な感じと、プライベートで食事を楽しむこじんまりとした感じがどちらも生かされて、非日常な空間になっているので是非生で体験してくださいね。中庭からの光が心地いいです。

 

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家具も永山さんデザインのものを中原慎一郎さんが繊細に製作されており、こちらも見所ありなので、要チェックです!


たくさんの写真と共にお届けしましたが、いかがだったでしょうか。このように、建築的にはシンプルな構成ながら見所が多く、程よい緊張感や高級感を残しながら、心地よい空間デザインはなかなかないはず!是非、美味しい和食と共に、この空間も堪能してくださいね。京都のこのエリア、建築好きには侮れません!!

※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。

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この記事へのコメント(2)

miham2019年1月15日 21:31

嬉しいお言葉、ありがとうございます!!何気なく見ている空間がどうやってできているか、心地いい空間ってどんなのか興味を持つきっかけになったらいいなと思って記事を書いたので、少しでもそうなっていたらいいなあ(^○^)

ゆうから2019年1月11日 12:56

めっちゃお洒落!建築のことは詳しくないけれど、どうしてお洒落に見えるのかが分かる記事で勉強になりました(^^)

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