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vol.1 王子公園駅からアートをめぐる
京阪神の中でも、とびっきりのアートな街なんだよ。美術館や文学館はもちろん、街ナカにもモニュメントなどのアートがいっぱい。美味しいお店や楽しいお店も紹介していくから、文化に触れる一日を楽しんでね。
※掲載スポットの内容は掲載時点(2014年6月中旬)のものです。料金やメニュー内容、営業情報は変更になる場合がありますので、事前にお確かめのうえお出かけください。


兵庫県立美術館
ミュージアムロードの最南端
海に面した開放的な美術館
年間約6回の特別展が行われる兵庫を代表する美術館の一つ。前身の近代美術館(現・原田の森ギャラリー)から受け継ぐ収蔵品は約9,000点にも及び、洋画や彫刻、現代アートなど幅広い分野の作品に触れられる。また、王子公園駅周辺の町づくりにおいても芸術分野の中心となって取り組んでいる。


神戸ゆかりの洋画家の作品たち
館内2階の常設展示エリアには神戸出身の洋画家・小磯良平や金山平三両氏の記念室が。小磯氏の「斉唱」や、金山氏の「大石田の最上川」など、ここでしか見られない貴重なコレクションの数々をじっくりと鑑賞しよう。
※一部作品は入れ替えの場合あり。
安藤忠雄氏設計の建築に注目
建築家・安藤忠雄氏が手がけたことでも有名な同館。ロビーや中庭、特別展エリアの「光の庭」など、自然を取り入れる工夫が施された建物はまさに芸術品。彫刻展示エリア奥に設けられた安藤忠雄コーナーにもぜひ足を運んでみて。

横尾忠則現代美術館

いざ、横尾忠則ワールドへ
兵庫県立美術館 王子分館の西館をリニューアルして、2012年にオープン。2・3階の展示室では横尾氏自らが毎回企画に携わり、様々なテーマに合わせて独創的な世界を表現している。創作の秘密に迫る貴重な資料と併せて鑑賞できるのも魅力だ。
※写真は「横尾探検隊 LOST IN YOKOO JUNGLE」の展示風景。
(上)横尾氏指定の“赤い壁”が象徴的な、4階フロア。通称“目玉廊下”やガラス張りのアーカイブルームは必見。
(下)横尾グッズを実販売しているのはここだけ。左上から時計回りに「ハット PALETTEシリーズ」8,400円、「メッセンジャーBAG(s)-EYE DOT-」12,600円、「展覧会図録」各2,300円~(図録により異なる)

神戸文学館
由緒ある赤レンガ造りの文学館
1904年に建てられた当時の関西学院のチャペル。館内には明治時代から現代までの神戸ゆかりの文学作品や神戸文学地図が展示され、名だたる文学者の軌跡を物語る。土曜サロンや企画展などを随時開催しており、市民の憩いの場でもある。


(上)1993年の修復時には、建築当初の資料を元に技術を集結。葡萄蔓文様が装飾された窓ガラスなどにも当時の面影を感じることができる。
(下)サロンはコーヒーや紅茶と共に蔵書を楽しめる読書スペース。壁には妹尾河童氏が描いた作品も飾られている。

BBプラザ美術館
神戸を中心に活動する作家の企画展や、所蔵品展など年約4回の展覧会を開催。作家とのつながりが深い小さな美術館だからこそできる、自由度の高い展示やイベントも行われ、訪れるたびに新たな表現に出合えるのが魅力だ。

「ポーセラーツ阪急日和プラン」1点1,500円(体験料・材料費・焼成代込)
ポーセラーツサロンはみんぐ【要予約】
白磁器に特殊なシールを転写し、800℃の高温で焼くことで、オリジナルアイテムを作るポーセラーツアート。店内には様々な形の器や転写紙が壁一面にぎっしり。まずは手軽な体験プランからチャレンジしよう。

(奥)「フレンチトースト バニラアイス添え」594円。(手前)「Avec une maman ストラップ」756円~(店内飲食の場合は割引あり)
h*appy cafe
港町神戸をテーマにしたオリジナルブランドの子供服や雑貨のほか、ハンドメイドの優しい小物が集う小さなカフェ。キッズスペースやべビールームもあり、女性に優しい空間づくりがうれしい。

「バーニャカウダ」860円
IDA COZY CAFE
建築・施工を手がける地元企業が「暮らし」と「食」をテーマに心地よいカフェ空間を実現。企業とコラボした神戸ワインやスイーツのほか、甘さの中に酸味が際立つフルーツトマトなど、素材の味を堪能できるメニューがそろう。

「麻辣湯麺」950円(辛さは調整可)
同源
ヌーベルシノワの時期に試行錯誤を続けたオーナーが、基本に返り完成させた薬膳中華の数々。「麻辣湯麺」は、山椒など数十種のスパイスを用いた辛みのある濃厚スープが決め手。この風味を求めて訪れる常連客も多い。