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vol.70 夙川駅で、すてきなパンの相棒を探しに
神戸線と甲陽線の乗り継ぎ口である夙川駅。ホームの下には夙川が流れ、南北に続く川沿いの道は古くから桜の名所として親しまれています。近年は、スイーツの名店・実力派ベーカリーがひしめくエリアとしても人気沸騰中。今回はお目当てのパン屋さん巡りにプラスして訪れたい「もっとパン選びが楽しくなる」スポットを集めました。
※掲載スポットの内容は掲載時点(2020年3月中旬)のものです。料金やメニュー内容、営業情報は変更になる場合がありますので、事前にお確かめのうえお出かけください。


ゆげ焙煎所 夙川店

香りと甘みを味わって
「おいしいコーヒー すてきな飲みもの」をモットーに、豆を自家焙煎するスペシャルティコーヒー専門店の二号店。豆の販売がメインですが、美しいカウンター越しに、スタッフとの会話を楽しみながらコーヒーを淹れてもらえるのも魅力。南北をベーカリーに挟まれた好立地で、焼きたてパンを夙川沿いのベンチで食べる際にあるとうれしい“すてきな飲みもの”のテイクアウトにも最適です。
(上)コーヒー豆は季節のブレンドも併せて、常時10種類ほど。ホットコーヒーは全種類から好みのものをオーダーして。
(下)カウンター下にユニット化されているおかげで、お客さんとの間にエスプレッソマシン本体による壁ができず、会話もしやすいのだとか。

くらしのもの siro

ちょっといいもの、そろってます
使い込むほどに愛着が増す、美しい手しごとの日用品が並ぶ店。普通なら無機質になりがちな真っ白な店内も、やわらかく親しみやすい印象です。国内の作家モノを中心とした木製の皿や竹のスプーン、トング、手触りの心地良いスープボウルなど、毎日の暮らしに寄り添う「ちょっといい」アイテム。取り入れるだけで、食卓をそっと豊かにしてくれることでしょう。

wineshop recork

話して、選んで、味わって
オーナーの中島さんは造り手の想いを届けてくれる、ワインの魅力の伝道師的存在。セラー内は国やブドウの種類で分けず、味わいごとに棚作りをしており、好みや贈る相手を伝えるとぴったりの品と棚を薦めてくれます。手頃な価格帯も充実。その日の献立が決まると相談に訪れる地元客もいるほど、日々のささやかな食卓にもワインを取り入れたくなるショップです。


またすぐに食べに行きたくなる魅惑の洋食
洋食の店 ハットジューンベリー
地元で老若男女に愛される洋食店。挽き方にこだわった二種類のミンチで作るハンバーグは黒毛和牛の旨みとしっかりとした食感が印象的。深みのあるデミグラスソースと調和する後味の良さも秀逸です。かむと、パキュッと音がするほど緻密な身のエビフライは、店主自らが厳選した特大サイズのエビのみを使用。自慢の二品を一皿に盛り込んだメニューはランチタイムの一番人気です。

パンのある食卓をさらに楽しく
アグリテーブル
「旬を楽しむ」「健康に育った農産物と食卓を結ぶ店」をコンセプトに、野菜や果物本来のおいしさを届けるセレクトショップ。青果以外の品ぞろえも絶妙で、地元客がリピート買いをするオリーブオイルは、サラダにかけて良し、パンにつけて良しの万能型。ポタージュに便利な野菜ピューレやジャムなども野菜や果物のおいしさにこだわるオーナーの舌で選んだ納得のクオリティです。

リネントートをカスタムして
Lanka
布地やリボン、ボタン、刺繍ワッペンなど、世界各国の手工芸材料が豊富にそろう店。アイテムの販売だけでなく、ワークショップやソーイングレッスン(要予約)も行っており、初心者でもリボンや羽を使ったコサージュなら約10分、バッグやポーチ、スカートなどは3時間ほどで作ることができます。お気に入りのショッピングバッグがあれば、パン屋さん巡りもさらに楽しくなりそうです。

小さなブルゴーニュ、見つけました!
ル・ベナトン
美食の都フランス・ボーヌの星付きレストラン仕込みの本格フレンチが楽しめる人気店。特別な日の食事はもちろん、店舗西側のマルシェスペースは毎日でも訪れたいおすすめスポット。豚モモ肉とパセリなどを使ったテリーヌ「ジャンボン・ペルシエ」やパテ、煮込み料理などが冷蔵ケースに並びます。食べきりサイズで購入できるので、ピクニックにもぴったりです。