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vol.71 歴史とカルチャーが入り交じる高槻市駅を散策
大阪と京都の中間に位置する高槻市駅。にぎやかな駅前から少し歩くと、弥生時代の遺跡や江戸時代の城跡、かつて旅人が行き交った西国街道など、そこかしこで歴史の面影が感じられます。そんな情趣あふれるエリアには、暮らしを豊かに彩るお店がいっぱい。歴史を感じながら散策できる、高槻発の注目スポットを集めました。
※掲載スポットの内容は掲載時点(2020年4月中旬)のものです。料金やメニュー内容、営業情報は変更になる場合がありますので、事前にお確かめのうえお出かけください。


テマヒマ

発酵食と民藝の奥深さを体感
西国街道沿いから少し入った路地裏に立つ古民家で、みそソムリエの奥さんと、バイヤーの旦那さんが営むセレクトショップ&カフェ。味噌を中心とする発酵食メニューと、全国から集められた民藝の器という二つの「手仕事」を通じて、日本でずっと昔から受け継がれてきた暮らしのあり方を体感できます。お店を出る頃には手前味噌作りに挑戦したくなっているかも。

福寿舎

興味が広がるシェアアトリエを探険
酢の醸造所だった町家を改装したシェアアトリエ。雑貨や服などのお店、飲食店、教室…などの“つくりびと”、すなわち文化の担い手たちが集まって、高槻カルチャーを発信しています。かつての城下町を彷彿とさせる建物に足を踏み入れ、店をのぞいて回れば探険気分。蔵一棟や和室のレンタルスペースもあり、個展からライブ、会議まで、幅広い用途で貸出中です。
(上)ハンドメイドアクセサリーを展開する「いえみせKocoro」。思わぬひと目惚れがあるかも。
(下)惣菜やお弁当を販売する「FOR THE TABLE」には落ち着くイートイン席も。

リザルブ珈琲店

コーヒーの楽しみ方をご案内
西国街道の趣を伝える、町家建築を活かした喫茶。豆の販売のほか、週替りを含め12種類のコーヒーが味わえます。選別、焙煎、ドリップを一人でこなす本格派ながら「味の基準は提供するけれど、あとはお客さんの好みに合わせて」とオーナー。柔軟な姿勢に常連ファンが増加中です。初歩的な質問にも丁寧に答えてくれるので、コーヒーを深く楽しみたい人はぜひ。


緑豊かな高槻のセントラルパーク
安満遺跡公園
京都大学の農場跡地に開園した公園。広々とした芝生の広場や、カフェ「SUNDAY‘S BAKE 569」、子どもの遊び場「ボーネルンド プレイヴィル」など、家族連れにうれしい施設が盛りだくさん。弥生時代の住居や水田が出土した安満遺跡は、1993年に国の史跡に指定されました。2021年の二次開園では敷地が約5倍になり、歴史の展示スペースも開設される予定です。

高槻発、梅田で話題のブーランジェリー
ROUTE271 高槻店
高槻で誕生し、梅田へ本店を移した超人気のパン屋さん。その後再び、高槻で開店したのがこちらの支店です。一部の定番商品を除いて、並ぶパンの多くは高槻店オリジナル。ここでしか手に入らないキッシュや、休み明け限定のロールデニッシュなど、パン好きの心をくすぐります。売り切れてしまうことも多いので、オープンすぐ、もしくはパンが補充される14:30〜15:00頃が狙いどき。

公園で頬張りたい昔ながらのおいしさ
サンドイッチピコリ
1996年創業からの味を守るサンドイッチ専門店。野菜系、フライ・肉系、フルーツ系…全部で約20種が店頭にずらりと並び、子どもからお年寄りまで全世代に愛されるお店です。たっぷりの具材と昔ながらの素朴なパンが人気で、苦手な食材など、個別に対応してくれるのも魅力的。高槻城の跡地に立つ「城跡公園」まで歩いて、のんびりピクニックを楽しむのもおすすめです。

地元で愛される人気のスイーツ
公園と、タルト
西国街道沿いの宿場町「芥川宿」の西端に位置する、タルト・パイ・キッシュの専門店。タルトには旬ごとのフルーツが贅沢に使われ、季節が変わるたび何度でも訪れたくなるお店です。2階のイートインには古着屋「halufu」が併設。ドリンクバーはテイクアウトでも有効なので、天気の良い日は近くの「芥川桜堤公園」でピクニックを楽しみましょう。