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vol.80 気品あふれる雲雀丘花屋敷でエレガントな一日
阪急沿線でも指折りのお屋敷街として有名な雲雀丘花屋敷。大正時代に開発された住宅地には豪奢な邸宅が軒を連ね、線路沿いの道には暮らしを彩るお店が並んでいます。山手に登れば、大阪平野を見下ろすことができるロケーションも素敵。町全体が穏やかな空気で包まれているので、散歩をするだけで良い気分転換になるはずです。
※掲載スポットの内容は掲載時点(2020年1月中旬)のものです。料金やメニュー内容、営業情報は変更になる場合がありますので、事前にお確かめのうえお出かけください。


高碕記念館

偉人の生涯を偲ぶヴォーリズ建築
昭和の産業界・政界で大きな功績を残した高碕達之助の旧邸宅。大正12年築のヴォーリズ建築として知られ、木造2階建ての周りに、四季折々に美しい庭が広がっています。展示されている高碕達之助の経歴にも注目を。缶詰の先端技術を日本にもたらし、戦後の外交分野で広く活躍した彼の生涯を追うことで、日本の歴史の一端に触れることができるでしょう。

トラットリア マッシ

住宅地で出会う上質なイタリアン
ご近所でも知らない人がいるほど、住宅地にすっかり溶け込んだ隠れ家的イタリアン。中に入ると、テラスに面した広い部屋で優しい雰囲気のご夫婦が出迎えてくれます。現地の名シェフから手ほどきを受けたご主人は、トスカーナ地方の郷土料理が得意。パスタは旬に合わせて3〜4種類が用意され、南あわじの生産者直送の食材が使われています。夜は1組限定の営業。

Boulangerie 餡

海外のブーランジェリーを連想
洋菓子の充実ぶりに驚いていると「パンと一緒にお菓子が並ぶのは、ヨーロッパではよくある光景」とオーナーが教えてくれました。数ある商品で特におすすめなのは食事に合うハードパン。1999年にオープンして以来、この地域の食卓を彩ってきた人気商品です。店先のテラス席はイートインもOK。ヨーロッパの街角にトリップしたような、心が踊るパン屋さんです。


心と体がほっこり和むカフェ
ハーブティ・フェアトレード雑貨 PÉTALE
オリジナルブレンドのハーブティと、各国から集まったフェアトレード雑貨を販売。一つひとつオーナーの想いを感じる品揃えに、心がぽかぽかと温まります。悩みを相談して、今の自分にぴったりのブレンドを教えてもらうのもおすすめ。カフェでは、ハーブを使ったカレーやチリコンカンなど、体に優しいフードメニューが揃います。ハーブの新しい使い方に出合えるかもしれません。

じっくり味わうスペシャルティコーヒー
Cafe Sa An・珈琲茶庵
注文を受けてから豆を挽き、一杯ずつハンドドリップして最高品質のスペシャルティコーヒーを提供するお店。店主の温和な人柄もあり、コーヒーの香りに包まれた店内では、時間がゆっくりと流れるように感じます。約10種を取り揃えるチーズケーキは、愛知県の人気店「カフェ百時」からお取り寄せしたもの。こだわりのコーヒーにあわせて、チーズの多彩な味わいを楽しみましょう。

お酒と音楽を楽しむひととき
JAZZ BAR FAR CRY Ⅱ
長年音楽を愛するマスターが、定年退職を機にオープン。小さな灯りに照らされたカウンターのみの店内は、どこか秘密基地を思わせます。いつもは1930〜2000年代のジャズがしっとりと店内に流れていますが、火曜はジャンルレスでロックやラテンをセレクトするそう。ちなみにマスターはかなりのウクレレ好き。2階の倉庫には約100本がストックされているのだとか…。

大阪平野を一望する懐石料理
明月記 宝塚本店
雲雀丘の山上にあり、大阪平野を眼下に一望できる料亭。旬の食材を生かした、目にも鮮やかな懐石料理を純和風の空間でいただけます。天気がよければ、伊丹空港の飛行機や阿倍野ハルカスまで眺望できるそう。ディナーでは、美しい夜景が広がります。雲雀丘花屋敷駅から無料で送迎バスが出ているので、発着時間は問合せを。個室を希望する場合、早めの予約がベターです。