正雀駅から北へ歩くと、古い日本家屋が点在する閑静な住宅街にたどり着きます。その中でもひときわ目を引くのが、江戸時代に大庄屋を務めていた中西家の屋敷です。平成18年まで実際の住まいだったため、一部が改築されていますが、和の要素を生かしたモダンなリフォームはセンス抜群。部屋を飾るインテリアもこだわりの逸品ばかりで、美術館のように楽しめます。
庭園においても、中西家の独自のセンスが光ります。特に珍しいのが、地面を2m近く掘り下げた技法。実はこの一角は、窪みから松や楓を見上げて深山幽谷の気分を味わうために作られたもので、窪地で野点を開催することもあったのだとか。また、中西家は文化人との繋がりも非常に強く、屋敷には数々の美術品が所蔵されています。春と秋には、ふだん非公開の離れ座敷・茶室内部とともに、貴重な所蔵品も公開されるので注目を。
※阪急正雀駅下車 北西へ1.1Km
住所 | 564-0002 大阪府吹田市岸部中4-13−21 |
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電話 | 06-6386-1182 |
営業時間 | ◯建物及び庭園の公開 水・土・日曜10:00、13:00、15:00(各定員30人) ◯庭園のみの公開 火・木・金曜10:00〜12:00、13:00〜16:30(各定員30人) |
定休日 | 月曜、12月29日〜1月3日 |
最寄駅 | 正雀駅 |
公式URL | http://www2.suita.ed.jp/hak/Kyunakanishike/kyunakanishike.html |
備考 | ※4・11月は特別公開のため日程変更あり。 ※観覧希望日の前月の1日から申し込み受付。定員に欠員がある場合は、前日までの電話予約も可。 ※新型コロナウイルス感染症の影響により、定員は15人まで。 |