神使いの蛇がお出迎え。『和田神社』で平家の歴史を知る
こんにちは、ばび犬です。
神社仏閣に詳しい友犬さんから「ここはぜひ」と教えられたのが『和田神社』。大きな赤い鳥居が目印です。
こちらの神社が鎮座する、兵庫の港。奈良時代から『大輪田泊(おおわだどまり)』と呼ばれた良港で、平清盛によって繁栄した地でもあります。
主祭神は 天御中主大神(あめのみなかぬしおおかみ)、市杵嶋姫大神(いちきしまひめのおおかみ)、蛭子大神(ひるこおおかみ)。
神代の昔、蛭子大神 が淡路から和田岬に上陸したといわれ、承安3年に平清盛が 安芸の宮島 より、市杵嶋姫大神(弁財天)を勧請しました。
芸能・音楽、そして女人守護の 弁天さまは、圧倒的に女性の参拝が多いとか。
昔、ここのご先祖さまが白蛇を迎え、庭の松の根元に祠を建ててお祀りして以来、蛇は神さまの使いとして大切にされているのです。
境内には、珍しい蛇塚も。
とぐろを巻いた小さな白蛇がぎっしり奉納されたさまは、圧巻。
皆さまの期待を背負った 白蛇さんたち、がんばって願いを叶えてくださいね、わんわん(やや震え声)。
犬も 絵馬 を奉納。この絵馬、色使いといい何やら可愛いのですよ。蛇石と共に、パシャリ。
さて、こちらの狛犬にご注目。白布が足にみっちり巻かれています。
「当神社では『止める』が信仰あります」との看板を発見。神社でお祓いした布を、狛犬の足に結ぶのだそう。
いわく「受験のすべり止め」「愛を止めておく」「家出人の足を止める」。「これ以上 不幸にならないよう、不幸を止める」なんて項目もありますよ。
これ以上、とは。さすが神さま、なんでもお見通しです。
京都伏見稲荷神社から勧請された『高倉稲荷神社』のお社もあります。
大好きな 伏見のお稲荷さま に会えて、犬のテンションも上がり気味。
こんどきちんと皆さまにご紹介しますからね、と前脚を合わせます。
「当病平癒」「商売繁盛」などの願いが書かれたロウソク、5本も灯しました。
見どころは続きます。道開きの神さま『猿田彦神社』にもご挨拶。
海の守り神として崇敬されるこの『和田神社』には、尾州廻船の船主 や 兵庫商人 が奉納した 常夜灯や、菱垣廻船(ひがきかいせん)問屋 が奉納した 石鳥居なども。
「この神社のパワースポット」とネットで評判の場所も、試してみねばなりません。
ここの十字路が、こう、パワーを感じるとかで......。凝固する犬、とくに何も感じず。
「皆さん、よく抱きついていますよ」と巫女さんに教えられ、表の木にもしがみつく犬......うん、大木。立派です。犬は感性が鈍いのかもしれません。
立派な だんじり や、地元小学生が調べ上げた "福原京復元図" などの展示物を見学し、帰路につきます。
この神社は "兵庫七福神" の一社だったのですね。そして、以前に訪ねた『氷室神社』(←記事参照)とも、平家を通じて縁が深いことを知りました。
同じく『越木岩神社』(←記事参照)とも、蛭子大神で繋がりが......。
神社仏閣巡りは、やっぱりおもしろい。だから止められないのです。
『和田神社』
神戸市兵庫区和田宮通3-2-45
078-652-1551
阪急神戸線 特急列車に乗り『新開地駅』で下車、西改札→床下黄色のタイルに従い、1号出入口を右に進み、地上へ→横断歩道を渡り『ホテルリブマックス神戸』の並び、市営バス停『(長田眼科前) 新開地』から3系統に乗車→『和田岬』で下車、西に徒歩約2分
※向いの『新開地』バス停 から出る 3系統は『和田岬』に停車しないので注意
お清めの塩(小袋入り30円)はお風呂に入れるのも◎
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
関連記事
この記事へのコメント(2)
ヤスコ2017年11月11日 22:46
和田岬なつかしー!新卒の時、ちょっとその辺りで働いてました。黒い歴史でそれ以来、行ったことないのですが、あの辺りは昔から歴史があって、灯台なんかもものすごい古いのが残ってると聞いたので行きたいなぁと最近思っていたところです。
ばび犬さんは行動範囲が広い!笑 たまにどこ住んでるの?阪急電車の中?と思いますわ。
ばび2017年11月11日 22:52
ええぇー、和田岬に!?すごい偶然~(//∇//)
いや、後輩ちゃんがあっちの方に住んでて、いろいろ連れていってくれるのですよ☆
和田神社、すごく気持ち良くて。。。すでに何度か通ってます!
ばび犬は、のら犬なのですよ~。だからフラフラとどこにでも行くのでした~(笑)