植田商店@岡本 お洒落な街の駅前で呑気に角打ち
ひょっとすると、岡本駅って降りるの初めてかもなぁ・・・
駅の北改札口から出ようもんなら、おいおい、駅出た途端が、こんな狭い路地ってある?・・・どこに駅作ってんのよ(笑)
とか思いつつも、この狭い路地にいくつもお洒落なお店があるのが格好いいんだよね。
一方、駅の南側にいくと行き交う人も多く、岡本阪急ビルを筆頭に、石畳の道沿いにはカフェなどが並ぶ。普通であれば、お店が並ぶ駅の南西エリアを散策して、お洒落なお店を紹介しますよぉ~というところなんだろうけど、
C級呑兵衛はそうはしないよ。
駅の東側には踏切があり、南北に走る道があるんだけど、お店が並んでいる感じではなく住宅地に入る感じだ。
駅南改札口から東に歩いて、その道に出るどんつきで、ビールケースが目に飛び込んできた。
一瞬、「おっ、居酒屋か」と思ったけど、そうではなく酒屋さんだった。
植田商店だ。
ん?いや、ちょっと待てよ。
あ!中で飲めるじゃん。こんなところに角打ちとは素晴らしい。早速、入ってみるか。
白壁に明るい店内がとっても爽やか。もちろん、お酒を販売しているので、色んなお酒が棚や冷蔵庫に陳列されている。
角打ちは酒屋で飲むので、同じ酒でも居酒屋で飲むより断然安い。
最近は色んなタイプがあるけど、本来は酒屋さんなので、つまみは調理をあまり必要としない乾き物や缶詰など・・・そうねえ、柿の種でもポリポリしながら一杯みたいな。
店内奥には、4~5人ほどが並べば満員御礼なカウンター。店先ではなく、一番奥の壁に渋い「立呑処」の看板がある。
さて、酒は・・・ビールで喉を潤したいところでもあるけど、日本酒が似合う感じだな。日本酒は250円~400円くらいかしら。
まずは、兵庫県は朝来市の酒、田治米合名会社「竹泉(ちくせん)」山廃純米生酒(350円)を。
店のご主人が、冷蔵庫より一升瓶を取り出しグラスに注ぐ。グラスの下には受け皿や枡はないけど、表面張力限界までなみなみと。
そして、「どうぞ口からいってくだい」
お~、酸がきいた山廃らしい力強い味わいの酒だ。
辛口なはずなんだけど、ほのかに甘味も含ませつつ。ひんやり冷やしてあるので、美味い。
先ほど、角打ちの説明でも言ったけど、このお店も、肴には缶詰やおかき、チーズなどがある。あとそれ以外にも、ちょいとした一品ものもあるんだよね。
じゃあ、めざし(200円)を。店のご主人が炙ってくれる。
もう1杯いただくか。
長野は南佐久の黒澤酒造、「生酛 黒澤」純米(250円)だ。
ほんのり甘く、まろやかな口当たりで旨みがある。燗酒でもいいかもな。
冷蔵庫をちゃんと見ていなかったのだけれど、見ると酒に挟まれて、小皿一品がいくつか入っているじゃないか。
じゃ、この板わさ(150円)を。お値段の割に、結構ボリュームあるのが有難い。
酒屋さんなので、朝からお店は営業。シャッターが開けば酒屋の営業が始まり、そして、立呑処も始まる。
おいおい、朝飲みもできるじゃないかー!
店のご主人にそんな話をすると、このあたりの土地柄か、朝から呑みに来る人はあまりいませんな・・・さーせん(笑)
夜は常連のお客さんで賑わうようだ。
昼間に静かに角打ちで一杯、よかったなぁ。
気になる人はぜひ~
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:植田商店
場所:神戸市東灘区本山北町3-13-30
時間:9:00~21:00 日休
電話:078-411-4068
※緊急事態宣言等の影響で営業日・営業時間が変更されている場合があります。
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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