歴史の道を歩く
こんにちは、スナフキンです。
先日のことですが、「茨木市の西国街道コースを紹介してほしい」と、
ある方からリクエストをいただきました。
せっかくですので、ご紹介したいと思います。
(コースマップはこちらからダウンロードできます)
スタート地点は阪急京都線の総持寺駅です。
そしてコース最初のスポットは、駅名の由来にもなっている西国三十三ヶ所の第二十二番札所である総持寺です。
総持寺をお参りした後、JRの線路をくぐり、北へ向かいます。少し歩くと、
コース2番目のスポットである磯良神社(いそらじんじゃ)に到着。
こちらの境内にある井戸から湧き出ている水をつけると、疣(いぼ)がとれるという言い伝えがあり、水を汲みに訪れる人で列ができることもあるそうです。
ご近所の方々は、親しみを込め、「疣水さん」と呼んでいるそうですよ。
さて、磯良神社を出て、引き続き北へ進みます。
国道171号線を越えてしばらく歩くと、西国街道に出ます。
コースのゴール方向は西国街道を西(箕面方面)に進んだところですが、
少し東(高槻方面)に足を伸ばしてみますと・・・
継体天皇(けいたいてんのう)のお墓とされる、太田茶臼山古墳(おおたちゃうすやまこふん)が見えてきます。
非常に大きな前方後円墳で、前長226mにも及ぶそうです!
また、太田茶臼山古墳の隣には太田神社があり、こちらも由緒ある神社のようです。
(太田神社)
さて、それでは西国街道を西へ進みましょう!
このあたりは西国街道の面影が今でも強く残っているエリアで、
歩いていると、江戸時代の旅人になったような気分も味わえますよ~
道中には、耳原古墳(みのはらこふん・石室見学は要予約)や鼻摺古墳(はなずりこふん)などの貴重な史跡や、市民の憩いの場である耳原公園などがあります。
(耳原公園)
耳原公園の西側には茨木川が流れているのですが、そこは荒木村重(あらきむらしげ)らが名を挙げたとされる白井河原合戦場跡であると言い伝えられています。
(幣久良橋(へくらばし)から見た合戦推定地)
さてさて、引き続き西へ進みましょう。
すると、旧街道同士の交差点に行き当たります。
大阪と亀岡を結ぶ亀岡街道と、西国街道が交差する地点です。
多くの旅人で賑わっていたのでしょうね。
そしていよいよ最終地点の郡山宿本陣に向かいます。
(亀岡街道との交差点から約1㎞です)
ここまで歩くと、私のような運動不足の体には堪えますが、もう少しです!
そしてついに到着。
郡山宿本陣は、西国街道沿いで最も重要な宿駅として栄え、
西国の大名が江戸へ向かう途中に立寄っていたそうです。
忠臣蔵で有名な浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の宿泊名簿も残っているそうですよ。
また、門の脇には立派な椿の木があり、「椿の本陣」という通称も有名です。
(※見学は事前予約が必要)
いかがでしたか?
約8.8㎞、非常に歴史ロマン溢れるコースでした。
ぜひ、西国街道を歩いて江戸時代の空気を味わってみてくださいね。
さあ、ここから恒例の大事なお知らせです!
今回ご紹介したコースの無料ガイドツアーが開催されます。
もちろん椿の本陣も見学できます!
事前申込制なのでお早めにお申込くださいね。
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開催日時:4月24日(水) 9時~
集合場所:阪急総持寺駅前
所要時間:約5時間 ※要弁当
申込期間:4月17日(水)まで ※先着50名
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お申込方法はこちらでご確認ください。
みなさまのご参加をお待ちしています。
以上、スナフキンでした。