「ちょい駅散歩」綱本さんの本 『工場は生きている』
ちょい駅散歩は、綱本武雄さんが2008年からTOKKで連載中のイラスト入りで阪急の駅の魅力を紹介するコーナーです。
2回に1回(つまり月イチ連載)なので、阪急沿線 全駅紹介するには約7年かかるということですね。
綱本さんは公害で疲弊した尼崎南部地域の魅力を地元の人に改めて知ってもらいたいというコンセプトの元 2001年に創刊された情報誌「南部再生」でライターとしても活躍中。文章も書くイラストレーターさんなのです。
(イラストは何とボールペン1本で書いているそうですよ)
なんとこちらは季刊誌!只今50景突破です。
2009年には尼崎のさまざまな風景の原画展を開催されました。
神戸新聞社記者 加藤正文さんと兵庫県の工場を訪ねて描かれた
『工場は生きている ものづくり来訪』 が出版されました
かもがわ出版
絵:綱本武雄 文:加藤正文 定価 2100円
世界に誇る大きな工場も 地場産業も 職人芸も ものづくりの心は同じ
無機質なようで 同じことを繰り返しているようで
人が動かしている限りは生命を持ち
時代の流れにも応じて変化し続ける「工場」
写真ではなく、イラストを使うことで より効果的に伝わってきます。
関西あそ歩でも職人さんを訪ねるコースは特に大人気
不安定な時代だからこそ、日本の宝 技術力を再認識して元気を感じてください。
「ものづくり」も、再評価されてきているのかもしれません。
個人では見学できない施設も多いのですが
問い合わせ先も紹介していますので
「工場見学ガイド」としても活用できる一冊です。
関連記事
この記事へのコメント(2)
きまぐれ野郎2011年9月19日 10:22
日本の物づくりを後世に伝えてもらいたいものです。ものづくりってワクワクします。
ゆかり2011年9月19日 12:59
日本はいろんな課題を抱えていますが、こんなときこそものづくりを見なおすことが必要ですね。
表紙より、加藤正文さんの言葉を引用いたします。
「しなやかで強いものづくりを、どうよみがえらせるか。それは、人間重視を貫き、地域に根差すーという原点を見直すことにほかならない。生業が立ち直ってこそ地域が再生する。」