現在の運行状況 現在、20分以上の電車の遅れはございません

2016年 安全報告書

  1. ごあいさつ
  2. 2015年度に安全・安心を目指して取り組んだこと
  3. 安全の基本的な方針と安全目標
  4. 安全管理体制
  5. 鉄道事故等の発生状況と再発防止の取り組み
  6. ご安全に列車を運行するために取り組んでいること

2015年度に安全・安心を目指して取り組んだこと

ホームにおける安全性向上対策

1列車非常停止ボタンを全駅に設置完了しました

お客様が線路内に転落された場合の安全性向上対策として列車非常停止ボタンの設置を進めてまいりましたが、2015年度末をもって全駅(87駅)への設置が完了しました。

2線路内への転落防止対策として、くし状ゴムの設置を進めました

ホームが曲線の駅では、車両とホームの隙間が広いところがあり、その隙間にお客様が誤って転落する事故を未然に防ぐため、当社では隙間が200ミリ以上ある乗降位置について、くし状ゴム(ホームの先端部分と列車との隙間を縮める樹脂製の部材で、先端がくし状になっている)の設置を進めています。

2015年度は西宮北口駅、塚口駅、六甲駅、石橋駅(2号線、3号線)、豊津駅、関大前駅、千里山駅の計7駅への設置が完了し、対象17駅中の16駅で設置が完了しました。
2016年度は嵐山駅に取り付け、全ての対象駅に設置が完了する予定です。

たくさんのお客様が行き交うホームでの安全性向上対策は、私たちが最も力を入れていることのひとつです。列車非常停止ボタンやくし状ゴム等、万が一のことを考えて、毎日の安全を高める取り組みを行っています。

踏切における安全性向上対策

踏切非常通報装置および踏切未降下検知(ふみきりみこうかけんち)装置の設置を進めました

踏切非常通報装置は、踏切における異常の発生を運転士に知らせるもので、異常を発見された方にボタンを押していただくことにより、踏切直近の信号機を赤(停止)にし、運転士に異常を知らせるとともに、ATS(自動列車停止装置)ブレーキが自動的に動作します。

踏切未降下検知装置は、トラブル等で遮断桿が完全に降下しない場合にそのことを検知して運転士に知らせるもので、踏切非常通報装置と同様に、踏切直近の信号機を赤(停止)にし、運転士に異常を知らせるとともに、ATS(自動列車停止装置)ブレーキが自動的に動作します。

いずれも全踏切(262踏切)への整備を進めており、2015年度末で177踏切の整備が完了し、2017年度末に全踏切への整備が完了する予定です。

線路と道路が平面交差する踏切は、ホームと同じくらい安全上重要なポイントです。遮断桿が正常に降下していることをセンサーが検知し、異常時には電車の運転士に知らせ、電車を止める。適切に対応できるよう、プラスαの安全体制をとっています。

ATSによるさらなる安全性向上対策

車庫内における入換信号の停止信号冒進対策を完了しました

車庫内における入換信号の停止信号冒進対策として、万が一、運転士が入換信号の停止信号を見落とした場合でも、自動的にATS(自動列車停止装置)ブレーキが動作するよう対策を進めてまいりましたが、2013年7月の神戸線西宮車庫、2015年3月の京都線桂車庫に続き、2016年3月に京都線正雀車庫に導入し、整備を完了しました。

立体交差事業の推進

1淡路駅付近連続立体交差化工事を進めています

京都本線・千里線淡路駅付近の連続立体交差化工事を進めています。事業延長は7.1kmで淡路駅、崇禅寺駅、柴島駅、下新庄駅が高架化され、17箇所の踏切が廃止される予定です。

淡路駅付近連続立体交差化工事により廃止される踏切

2015年度は千里線濾過池踏切付近~学童踏切付近、淡路駅~下新庄駅間下り線、京都線南方駅~崇禅寺駅間の上り線の仮線への切り替えが完了しましたが、2016年度は淡路駅部の工事に本格着手する等、引き続き工事を積極的に進めていきます。

2洛西口駅付近連続立体交差工事を進めています

京都本線洛西口付近の連続立体交差工事を進めています(事業延長2.0km)。

2013年10月の上り線(京都方面)に続き、下り線(大阪方面)を2016年3月5日に高架に切り替え、上下線ともに高架化が完了しました。これに伴い、洛西口駅が高架化され、3箇所の踏切が廃止されました。
2016年度は仮線の撤去、側道の整備等を進め、2017年度完成予定です。

線路を高架化することで踏切における事故がなくなり、安全性が向上します。数カ年にわたる大規模な工事ですが、沿線の皆様、お客様のご協力をお願いいたします。

高架橋耐震工事および駅耐震補強

2015年度は、以下の通り、高架橋や駅の耐震補強工事を実施しました。

  • 高架橋耐震補強工事
    梅田駅~十三駅間の芝田高架橋、中津高架橋、神戸線の園田高架橋、今津線の宝塚南口高架橋、宝塚線の池田高架橋、京都線の茨木高架橋、高槻高架橋、及び千里線の北千里高架橋を鋼板巻き立て工法や一面せん断補強工法を採用して高架橋柱の耐震補強を進めました。
  • 駅耐震補強
    神戸線の武庫之荘駅、今津線の門戸厄神駅、小林駅、宝塚線の服部天神駅、雲雀丘花屋敷駅、京都線の南方駅、西向日駅、東向日駅の8駅で駅舎の耐震補強が完了しました。

車両の新造および大規模改造

11000・1300系車両の新造を進めました

快適な移動空間を提供するために「静かさ」「省エネルギー性能」を追求した新造車両1000系、1300系の導入を進めています。

2015年度は神戸線に1000系を3編成、宝塚線に1000系を2編成導入しました。

2016年度は宝塚線に1000系を1編成、京都線に1300系を3編成導入する予定です。

2既存車両の大規模改造工事を進めました

2015年度は京都線の7300系2編成に対して大規模改良工事を実施し、内装の改良や制御装置のVVVF化を実施し、車両の信頼性・快適性を向上させました。

2016年度は神戸線の7000系3編成に対して大規模改良工事を実施する予定です。

軌道の強化

安全性を向上させるため、PCまくらぎ化、合成まくらぎ化等の軌道強化を各所で進めました。

PCまくらぎとは強度を高めたコンクリート製のまくらぎ、合成まくらぎとはガラス繊維を含んだウレタン樹脂製のまくらぎのことで、従来の木製のまくらぎに比べ、耐久性や安定性が向上します。

PCまくらぎ化 ロングレール化

安全性向上対策は、もちろん電車が走る線路にも及びます。技術の進歩に合わせた改良を行うことにより、電車の安全な走行を助けるだけでなく、騒音の低減や乗り心地の向上など、その他のプラス効果も期待できます。

安全に関する設備投資
過去5年間の安全に関する設備投資の実績は次の通りです。

異常時に備えた合同訓練の実施

異常時における社員の連携強化と技能の習熟のため、都市交通事業本部の合同訓練を以下の通り実施しました。

直下型地震を想定した避難誘導および復旧訓練

10月28日 京都線正雀車庫において上町断層を震源とするM7.6の直下型地震が発生、正雀駅付近に震度6強の強い揺れにより、摂津市駅~正雀駅間を走行中の列車が脱線したことを想定して、お客様の避難誘導および損傷した設備や脱線した車両の復旧等の訓練を実施しました。
この訓練では大阪府警摂津警察署および摂津市消防署に協力していただき、避難誘導および負傷者の救急搬送における連携を確認しました。

日常の安全対策と同じく、決して忘れてはいけないのが、突発的な自然災害や大規模な事故への備え。スピーディに的確に、お客様の安全を確保するためには、社員の連携が不可欠です。参加者全員が本番さながら、熱心に取り組みました。

経営トップによる現業部門の巡視ならびに意見交換

経営トップである社長及び都市交通事業本部長(安全統括管理者)が、現業部門の巡視を行い、各種設備や業務の状況を確認・把握するとともに、社員との意見交換の場を設け、コミュニケーションを深めました。

鉄道運行の安全を支える現業部門の連携強化

鉄道運行の安全を維持向上させるには、現業における各部門の意志疎通と連携が不可欠です。神戸線(西宮)・宝塚線(十三)・京都線(正雀)の地区別に、運転・土木施設・電気施設・車両の担当者が集まるミーティングを定期的に開催し、様々な意見や情報の交換を行いました。

社員を対象とした安全講習会・安全セミナーの開催

輸送の安全をテーマに、社外から講師を招いて講演会やセミナーを開催し、社員の安全意識高揚を図りました。

2015年度は以下の通り実施しました。

  • 事故原因分析手法講習会
    鉄道総合技術研究所
  • ヒューマンエラー防止に向けた講演会
    自治医科大学メディカルシミュレーションセンター長・医療安全学教授
    河野 龍太郎氏
  • 薬物乱用防止講演会
    水谷青少年問題研究所 水谷 修氏

社員の技術向上の取り組み

社員の技術をより一層向上させ、お客様に高いサービスをご提供するため、各部門で、運転業務研究発表会、保線作業コンテスト、架線作業車脱線復旧訓練、車両技術審査会等の取り組みを行いました。

お客様に安全・安心をお届けするため、ホームや踏切などハード面の改善に加え、研究発表会などで技術やノウハウを共有し、社員が一丸となって、技術の向上に取り組んでいます。

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