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豊臣秀吉の妻となった高台院（北政所、おね、ねね、ねい）は、家族や家臣団をたばねることや、政治向きのことなどで、独自の大きな役割を果たしました。秀吉と死別してからは、京都に住んで亡夫の冥福を祈る一方、大坂城の淀殿たちと連携しながら豊臣家存続のために尽力しました。
日本に滞在していたキリスト教宣教師ルイス・フロイスは、高台院について「きわめて思慮深く、稀有の素質を備えて」いたと記録しています。また高台院の義弟にあたる浅野長政は、彼女が「つねに御慈悲」をもって人々に接していると書き残しています。
高台院が数え76歳で生涯を閉じたのは、寛永元年（1624）9月6日のことでした。本展はその没後400年を記念して開催するもので、高台院ゆかりの高台寺（京都市東山区）の特別協力を得て、遺品や関連資料により高台院の活動や暮らしぶりを紹介します。激動の時代にあって、いつも高台院が周囲の人々とやり取りしていたあたたかな愛情を、本展から感じていただければ幸いです。

■開催日時
2024年3月23日（土）～5月6日（月・振休）
午前9時～午後5時
※入館は閉館の30分前まで

■場所
大阪城天守閣　3・4階展示室

■料金
大人：600 円
中学生以下、大阪市在住 65 歳以上の方（要証明）、障がい者手帳等をご持参の方は無料

■アクセス
阪急大阪梅田駅からJR大阪環状線に乗り換え、大阪城公園駅下車、徒歩15分

■WEBサイト
https://www.osakacastle.net/