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映画の舞台「今津線」を知る

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今津線の魅力を探して「今津線各駅停車」

今津線各駅停車

にがわ

ミサを困らすDV彼氏のカツヤが向かった、阪神競馬場が近い仁川駅。レース開催の日となると大勢の観客で賑わいを見せます。そのため、駅構内には通常使用されるホーム以外にも、降車専用のホームや、臨時改札口まで用意されているという一風変わった作りになっています。普段は競馬の印象が強い仁川駅ですが、劇中で語られる通り、閑静な住宅街や昔ながらの商店があるほか、仁川渓谷へのハイキングコースの入り口となっているため、休日などはハイカーやピクニックの家族連れなどが、にこやかにホームへ降り立つ風景が見られます。

写真:にがわ

まめ知識:競馬開催日だけの特別運行!?

競馬開催日だけの特別運行!?
仁川駅のすぐそばにある、阪神競馬場では、桜花賞・宝塚記念・ジャパンカップダート・阪神ジュべナイルフィリーズの4つのGIレースが行われ、ダービー当日となれば多くの観戦客で大賑わいとなります。当然最寄りの仁川駅も多くのお客様が利用されるので、混雑を避けるために、駅から競馬場へ直通の専用通路が用意されているのです。また、開催日は特別に梅田まで直通の臨時急行が運行されます。しかし、西宮市の中心駅である西宮北口駅の短絡線はカーブが急なためホームを設けることができず、仁川を出ると塚口・十三にのみ停車します。

こうとうえん

関西を代表する高級住宅地「西宮七園」のひとつ甲東園。お城にも似た駅舎が目印の甲東園駅の周りには、物語でえっちゃんが憧れる大学、関西学院大学をはじめ、大学・高校などの教育機関が多いのが特徴。学生の電車利用客が多いので、駅の周りも学生向けの店が並ぶかと思いきや、意外なほどに落ち着いた街並みが広がっています。また、関西学院大学をさらに西に行くと見えてくるのは甲山森林公園。美帆と圭一が見つけたワラビやユキノシタなどが見られる豊かな自然と、閑静な住宅地、そして学生の街といういくつのも顔を持った地域です。

写真:こうとうえん

まめ知識:甲東園は果樹園だった?

甲東園は果樹園だった?
「甲東園」は、もともと甲東村という地名でした。1894年にこの地に大きな果樹園が作られ、甲東園と名付けられました。甲東園駅の名前の由来はここから。この果樹園、実質的には地域の大地主の別荘として使われていたようです。甲東園が現在のように人気の高い大学・高校が集まる地域になったのは、第二次大戦後。関西学院大学周辺が、西日本で初めての文教地区に指定されたことに始まります。

もんどやくじん

駅名にもなっている門戸厄神(東光寺)は、厄除け祈願のお寺。お正月や、大祭と呼ばれる時期には厄除けを願って多くの人々がここから参道を登っていきます。
ここで生まれるのは、奥様グループの一人康江と女子大生のミサの物語。全く境遇の違う二人の距離がこの駅のベンチで近づきます。
駅の北西には、この地域の名産品である「門戸葱」の広大な畑と、はるか先には六甲山系の山並みが広がります。次の駅である「西宮北口」の都会的な雰囲気とは打って変わった、のどかな田園風景の中を阪急電車が走っていきます。

写真:もんどやくじん

まめ知識:電鉄会社が発電!?

電鉄会社が発電!?
現在は関西一円の電力を供給しているのは関西電力ですが、昔は鉄道会社が発電所を持ち、各家庭へ電気を供給していたのを知っていますか?ここ門戸厄神付近でも阪急電鉄が沿線に電気を供給していましたが、同時にこの地域は阪神電鉄の供給地域でもあったのです。当然電力を供給するためには、各家庭・企業まで電力を運ぶ電線と電柱が不可欠です。そこで阪急・阪神両社の電柱に阪急は平らなブリキを乗せ、阪神では先をとがらせることで区別していたということです。

にしのみやきたぐち

宝塚と今津を結ぶ、阪急今津線、そして三宮と梅田を結ぶ神戸本線とクロスする、西宮北口駅。毎日多くの乗客を迎える今津線の中でも特に重要な駅だけあって、駅前も発展しています。阪急西宮ガーデンズやアクタ西宮などのお買い物スポットや、学習塾が軒を並べる駅の周辺。さらに駅の北西には閑静な住宅街が広がっています。今津線のエッセンスを凝縮したような西宮北口駅に停まった後、阪急電車今津線は再び宝塚へ向け、劇中と同じように多くの人々が密かに抱く、それぞれの物語を乗せて走り出します。

写真:にしのみやきたぐち

まめ知識:電車が地上で交差するダイヤモンドクロス

電車が地上で交差するダイヤモンドクロス
西宮北口駅の名物であったダイヤモンドクロス。ダイヤモンドクロスとは鉄道の線路を同じ平面の上で交差させたもの。路面電車では交差点でよく見られますが、高速鉄道で使われるのは非常に珍しいものでした。これにより、かつて今津線と神戸本線は十字に交わっており、線路の上を電車が通り過ぎる際には「ガタン・ゴトン」という音が車内に聞こえてきたといいます。1984年に今津線は西宮北口で宝塚方面への折り返しと今津方面に分断され、ダイヤモンドクロスはなくなりましたが、その一部は阪急西宮ガーデンズの北側の展示スペースで今も見ることができます。
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