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「ラインの館」工事見学会が開かれます

ラインの館全景.JPGラインの館という神戸異人館をご存知でしょうか。風見鶏の館から東へ3分程歩いたところにあった異人館で現在は耐震対策工事のために全解体しているためありません。1915(大正4)年築の洋館で、下見板張り、張り出し窓、窓が嵌められたベランダ、そして日本瓦と神戸異人館の特徴をまるまる備えています。ちょうど萌黄の館のシンプル版といった感じですね。

P3301570.JPG解体される前に撮った写真から紹介します。まず1階ベランダの様子です。萌黄の館とよく似ているのですが、こちらは玄関が東側にあるので南側は戸なのですが窓の役割も持っているフランス窓のような扉で収まっています。床も木ではなく石です。同じなのは1階は「公」のスペースなので天井に装飾がついています。

ラインの館ベランダ.jpg2階のベランダがこちらです。2階は「私」のスペースなので天井はスッキリしています。萌黄の館と比べると窓がシンプルですね。格子にデザイン性はありません。それに欄間部分にもガラスが嵌っていないんです。室内への入り口1階と同じように2箇所あります。よりサンルームぽくははなっていますが、壁を見ていただくと下見板張りなのでやはり「屋外」という扱いの名残りは残しているようです。

ラインの館西側 (2).JPG手摺りをアップで見てみると、ここは萌黄の館同様に後ろから板をはめ込んでいる形が残っていますね。手摺子もこの時期の洋館にはよく見られる徳利のような形です。よく見ると塗装がベリベリに剥がれてしまっているのもよくわかります。異人館ブームが来る前の異人館がこのような状態の異人館がほとんどだったようです。

ラインの館暖炉1.jpg

1階の暖炉です。黒くてシックなマントルピースですね。タイルを撮っていないのが不覚でした。ラインの館は入館無料で1階は休憩できるスペースとして重宝されていました。観光客の皆さんはあの強烈な坂を登って来られるわけで、こうした屋内でしかも無料で休憩できる場所はとても貴重でした。

ラインの館2階ホール.jpg

2階のホールから見る暖炉です。1階に比べると白で華やかな印象です。ここは好みが別れるところですね。詳しく分析をしてみたいのですが、ラインの館は国指定重要文化財ではないので昭和53年に異人館として公開するときの工事に際して記録が残っていないんです。ですからどこまでがオリジナルのものなのかがわからないので分析しようがないというのが実際のところです。ラインの館は廊下ではなく風見鶏の館のようにホールから各部屋へ入っていく形になっています。左の部屋には当時阪神淡路大震災当時の写真を掲示していました。そして右の部屋が・・・

ラインの館2階展示.jpgこのように北野町の資料をズラッと展示していました。実は2001年から2008年までは現在スターバックスになっている異人館は「北野物語館」といって異人館がある北野町の街の歴史を紹介する館だったんです。ところが2009年にスターバックスが入ったことによって北野物語館は終了。その展示物がまるまるこのラインの館に引っ越してきたというわけなんです。

ラインの館暖炉2.jpg

この展示物、実は現在のスターバックス異人館から出てきた改修したときの部材なんです。スターバックスは過去に何度か改築しているんです。その中で増築ではなく減築をしたときに余った部材がそのまま残っていたということなんですね。あとスターバックス異人館のペンキの変遷を分析していたりと、超マニアックな展示がこれでもかと並んでいて、じーねこのお気に入りの空間でした。

ラインの館シャンデリア.jpg

これは2階ホールの左側の部屋ですね。ベランダへの扉の様子がよくわかります。ご覧のように当時のラインの館はとてもきれいなんです。というのは萌黄の館や風見鶏の館に比べると内装にかなり手が加えられているようなんです。一時期は喫茶店にもなっていましたからそのあたりは仕方のないことなのですが、それゆえに歴史的建造物として鑑賞するのが難しい異人館だった印象があります。何もわからないとただのきれいなレトロな建物にしか感じられなかった印象がありました。そのあたりを今回の改修工事でどのように復元するのかが楽しみです。

ラインの館西側 (1).JPGさて、前置きが長くなりましたが、ここからが本題。実はこの改修工事中のラインの館を見学する機会が9月22日にあるのです。基礎工事が終了し、いよいよ建物を組み上げていく作業に移るようです。昨年解体して骨組みだけになったラインの館がこっそりと公開されたことがありじーねこも見させて頂きましたが、とても興味深いものでした。骨組みだけ見ると全く洋館に見えないんです。本当に日本の大工さんによって手がけられたのだなと確信できるようなシーンでした。

20180417-3.JPG

というわけで、要項は以下に記しますが、各回定員は15名と少なく、応募多数の場合は抽選になります。じーねこも応募しましたが、抽選で漏れたらどうしよう・・・とドキドキしてこのイベントを紹介しています。しかし神戸異人館のエバンジェリストとして、この機会を神戸異人館に興味を持ってくださっている方々へ広く知らしめる必要があると思いここに紹介した次第です。神戸異人館がどのような構造になっているのかと深く知ることが出来る滅多にない機会ですからぜひ興味のある方は応募してみてください。

  【ラインの館工事見学会】

     日 時:平成30年9月22日(土曜) 

         ①10時〜 ②11時〜 ③13時〜 ④14時〜(各回15名まで1回40分程度)

     場 所:旧ドレウェル邸(ラインの館)神戸市中央区北野町2-10-24

     参加費:無料

    申し込み:往復はがきに下記の内容を記入の上、送付ください。

         ①参加者全員の名前・年齢(4名まで)

         ②お申込み代表者の住所・電話番号

         ③希望見学時間(どの時間枠でもよい場合は「希望時間なし」と記入)

         〒650-8570(住所不要)

           神戸市教育委員会事務局 文化財課「ラインの館見学会」係  

           ※平成30年9月12日(水曜)必着

           ※応募者多数の場合は抽選

         問い合わせは神戸市イベント案内・申込センターへ(078-333-3372)

         詳しい内容は神戸市のホームページに記載されています。

※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。

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