
「コンチキチン」という祇園囃子が街中で聞こえ出す京の7月。夏にぴったりなガラス雑貨と和甘味で涼んでみませんか。
住所:京都市東山区五条坂白糸町569-9
電話:075-532-0661
時間:9:00~19:30(時期により変動)
料金:ガラス工芸体験(要予約):
ペンダント1,620円~、フットライト・フォトフレーム3,240円~、
時計5,620円~
※送料別途必要
定休日:無休
河原町駅から清水寺へと向かうバスに乗り、五条坂へ。坂を上っていくと、5分ほどで「清水坂ガラス館」が見えてきます。こちらは、ヴェネチアンガラスの雑貨を販売する一方、ガラス工芸の体験教室も開催。体験では、かわいいアクセサリーをはじめ、フォトフレームや時計など17種類のアイテムを作ることができます。ペンダントとフットライトとで悩んで、じっくりとデザインを考えられるフットライトを作ることにしました。20色ほどある土台の中からデザインしやすい白色を選び、花の模様が入るガラス「ミリフィオリ」や板ガラス、粉ガラスの配置を決めていきます。私は京都のシンボルでもある五重塔と「京」という文字を入れてデザイン。ガラスの色や置き方で雰囲気が変わるので、スタッフの方にアドバイスをもらいながら進めました。最後に専用の接着剤をつければ作業は終了。焼成はお店にある工房で行われて自宅まで発送してもらえるので、どんな風に仕上がるのか今から楽しみです。
日本の焼き物と違って、素朴でシンプルなデザインが多い韓国の陶磁器。白磁や青磁のようなシンプルなものが有名で、ソウルの仁寺洞(インサドン)でよく売られています。 また、仁寺洞にある工房などでは陶磁器を作る体験もでき、とてもおすすめです。
体験を終え、1階でヴェネチアンガラスのアクセサリーを見ることに。店内には、かんざしやネックレスのほか、オリジナルのイヤリング「ぴあり」など、洋服はもちろん和服にも合うアクセサリーがズラリ!これらは、イタリアで買いつけたヴェネチアンガラスを使って、お店の工房で一つ一つ手作りされているのだとか。京都をモチーフにしたものからオリエンタルなものまでどれもかわいく、次から次に目移りしてしまうほど。その中でもひと際目を引いた、お花や蝶などのモチーフがつくカチューシャを試着。また、スタッフの方に教えてもらいながら初めてかんざしを挿してみると、簡単にアレンジできると実感。京都らしく涼やかな見た目に、浴衣と合わせてみたくなりました。
ソウルの「北村韓屋村」では、京都のように伝統家屋が残っており、さまざまな伝統工芸品を目にすることができます。ガラス工芸品も多く、 日本のものとデザインを比べるのも楽しいのではないでしょうか。また、「チマチョゴリ」などの伝統服を着て、散策も可能です。
次に向かったのは産寧坂にある「梅園」で、和甘味をいただきながらひと休みします。看板メニューのみたらし団子は、俵型と京都では珍しい形。その由来は、この形だとタレがからみやすく、さらに舞妓さんのおちょぼ口でも食べやすいようにと考案されたのだそう。確かに、ふつうのみたらし団子と比べて串が短く、食べやすそう。さっそく口に運ぶと、米粉ならではのモチモチとした食感にびっくり!たまり醤油をベースにしたタレはあっさりとした味わいで、どんどん食が進みます。一緒に頼んだあんみつには、白玉に寒天、粒あん、きな粉と黒糖のわらび餅、栗の甘露煮が入り、ボリュームたっぷり。上質な材料が使われていて、やさしい味わいです。観光と暑さによる疲れがすっと癒され、幸せなひと時を過ごすことができました。
お正月はもちろんお盆にもお餅を食べる習慣のある韓国では、餅菓子というスイーツがあります。このお菓子はピンクや緑などに色づけられ、目と舌で楽しむことができるもの。日本のお餅とはまた違う味わいがあるのも特徴です。
おしゃれなアクセサリーに囲まれ、まるで日本ではないような雰囲気を満喫できたうえ、みたらし団子とあんみつに癒やされたステキな一日でした。
金世榮