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秋の特別展「モノたちの物語り~展示資料を楽しむ~」(芦屋市谷崎潤一郎記念館)

秋の特別展「モノたちの物語り~展示資料を楽しむ~」(芦屋市谷崎潤一郎記念館)

 展示ケースの中のモノたちには、それぞれに物語があります。ふつう、そんなモノたちの発するさまざまな言葉(情報)は、選り分けられ寄せ集められ、 たとえば文豪谷崎を主役に立てた展示という「大きな物語」の一部として仕立て上げられていくのです。 でも、たまには、そんな展示資料の方こそを主人公にしてみてはどうでしょうか。
 戦禍をくぐり抜けての「細雪」執筆刊行の事情と谷崎の人となりをよく表した肖像画の横顔からは、文豪の「きかん気」らしさが滲み出します。 「細雪」ゆかりの琴も戦火を免れ、この名作のエッセンスを戦後に伝えてくれています。文豪の堂々たる人生の大団円を象徴する祝い皿は、 稀代の「食いしん坊」谷崎らしいしつらえです。死の直前まで新作の構想を練っていた谷崎臨終の文机は、その伝来の逸話とともに重厚な構えが印象的。 猫好きの谷崎が、とりわけ愛し剥製にまでした一匹。俵屋宗達の源氏絵は、激動の歴史の中での数奇な生い立ちを背負う逸品です。 谷崎邸の調度として、その日々の生活を彩った絵画たちは、文豪お気に入りの名品揃い。傑作完成の記念碑ともいえるヒロインモデルの肖像は、 その制作過程や技法も興味深い佳作。代筆原稿とその背景にも、さまざまな事情があって、一筋縄では行き届かないようです。
 大きな筋立てを構えず、モノたちの言葉そのものに耳を傾け、そのひとつひとつの物語をじっくりと楽しみます。

■開催日時
2023年9月16日(土)~12月10日(日)
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

■休館日
月曜日(祝日は開館し、翌日休館)

■場所
芦屋市谷崎潤一郎記念館

■料金
一般:500円、大高生:300円、中学生以下無料
※団体料金(20人以上)は2割引
※65歳以上、または身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方、ならびにその介護の方1人は半額
※11月11日(土)、11月12日(日)は入場無料

■アクセス
阪急神戸線・芦屋川駅下車、南側5番のりばから、31,32,35,36,131系統「新浜町行き」のバスに乗車し「緑町」下車、東へ徒歩1分

■WEBサイト
https://www.tanizakikan.com/history.html#autumn

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