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決定版! 女性画家たちの大阪(大阪中之島美術館)
多くの女性日本画家が活躍していたことは、全国的にも知られる近代大阪の特色のひとつです。大正元年(1912)、20歳だった島成園(しませいえん)が文部省美術展覧会に入選し、その成功に触発されて同世代の岡本更園(おかもとこうえん)や木谷千種(きたにちぐさ)、生田花朝(いくたかちょう)なども続きます。女性の社会的な活動が制限されていた時代にあって、絵筆ひとつで個性と才能を発揮し、正しく評価される可能性に女性たちは目覚め、発奮したのです。江戸時代から大阪で興隆した文人画(南画)の分野においても河邊青蘭(かわべせいらん)、融紅鸞(とおるこうらん)などが活躍しました。彼女たちは画塾で後進の女性に絵を教え、グループを結成して絆を深め、その裾野はさらに広がりました。
「島成園と浪華の女性画家」展(2006 年)の開催から17年。作品の発掘や調査研究の深化に多大なご協力を得て、本展では50名を超える近代大阪の女性日本画家の活動を、約150点もの作品と関連資料によって紹介します。
■開催日時
2023年12月23日(土)~2024年2月25日(日)
午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
■休館日
月曜日(ただし2024年1月8日、2月12日は開館)、および2023年12月31日、2024年1月1日
■場所
大阪中之島美術館 4階展示室
■料金
一般:1,800(1,600)円、高大生:1,000(800)円、2枚セット券:3,000 円(一般2枚セット券・前売期間のみ販売)、中学生以下無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方(介護者1 名を含む)は当日料金の半額(要証明)。
※前売券は12月22日(金)まで販売。
■アクセス
阪急大阪梅田駅から大阪メトロ四つ橋線に乗り換え、肥後橋駅下車、4番出口より西へ徒歩約10分 または阪急大阪梅田駅から大阪メトロ御堂筋線に乗り換え、淀屋橋駅下車、7番出口より土佐堀川を越え西へ徒歩約15分 または阪急大阪梅田駅より南西へ徒歩約20分
■WEB サイト
https://www.ktv.jp/event/wosaka/