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若冲誕生 ~葛藤の向こうがわ~(福田美術館)

伊藤若冲(1716-1800)は、京都錦小路にある青物問屋「枡屋」の長男として生まれました。23歳のとき、亡くなった父に代わり家業を継ぎます。30代で家業のかたわら描いた絵には、独自の感性による表現が感じられます。家業を続けるのか、絵に専念するのかという葛藤に苦しんでいた若冲を解放したのは、彼の絵の才能を見いだし、精神的に支えた大典禅師をはじめとする禅僧や支援者たちでした。彼らが若冲やその家族を援助し励ましたことで、40歳で家業を弟に譲り、絵を描くことに専念します。
若冲は代表作である極彩色の《動植綵絵》(30幅)を、隠居後の42歳頃からおよそ10年かけて制作しますが、同時期に多くの水墨画も描いています。その後、版画の技法による《乗興舟》を制作するなど、85歳で亡くなるまで新しい技法や表現を探求し続けました。
一方、近年確認された記録から、営業停止になった錦小路市場を再開するため、若冲が先頭にたって交渉にあたっていたことが判明しており、絵だけを描いていたわけではないことが分かってきました。
本展では、初公開となる若冲30代の初期作品《蕪に双鶏図》をはじめ、初期から晩年までの作品と若冲に影響を与えた禅僧や画家たちを取り上げ、若冲作品の魅力とその背景に迫ります。また、曾我蕭白、円山応挙など個性あふれる同時代の画家たちの作品も展示し、若冲の生きた18世紀京都画壇の秀作をお楽しみいただきます。

■開催日時
2020年3月28日(土)~6月21日(日)
午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策として、開催開始日を繰り下げ

■休館日
毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、5月5日・5月6日開館、5月7日休館

■場所
福田美術館

■料金
一般・大学生:1,300(1,200)円
高校生:700(600)円、小中学生:400(300)円
障がい者と介添人1名まで:700(600円)
※( )内は20名以上の団体料金
※幼児無料

■アクセス
阪急嵐山線・嵐山駅下車、徒歩11分

■WEBサイト
https://fukuda-art-museum.jp/exhibition

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