写経といえば大覚寺。そのルーツがある塔の扉が開かれた!
OGヤスコです。
先日、バーチャル駅長の活動を通じて知り合ったTwitterのフォロワーさんのTOMさんが刀剣乱舞というオンラインゲームの登場人物:膝丸くんの絡みで見ておいたほうがいいよとツイートしていた京都・大覚寺の60年に1度の行事
私はゲームも膝丸くんもさっぱりわかりません
しかし、60年に1度っていうのは見といたほうがいいなと思い、いざ嵐山へ!!
駅から30分程度歩きました。
戊戌開封法会(ぼじゅつかいふうほうえ)。11月30日までの限定のようですね。これがフォロワーさんが60年に1度って言ってたあれだ
特別拝観料1000円を納め、中へ。
塗香で身を清め合掌し、念仏を唱えながら塔内に入ります。
そこにあったのは...1200年前に疫病が流行った時、嵯峨天皇がどうか疫病が鎮まりますように...と深い祈りを込めて、一文字ごとに3回も礼をしながら金泥で書いたという般若心経でした。
お坊さんからの説明を聞きながら見つめていると、ゾクゾクとしてきて、自然と涙が溢れるほどの感動が 国民皆のことを思いながら書いたそのお気持ちは今の皇族の方々にも通じているそうです。実は金の文字はけっこう剥がれています。嵯峨天皇が般若心経を書き上げたとき疫病が治まったことから、その後に疫病が流行った際、在位していた天皇が疫病封じの願いをこめて金泥を削って飲んだそう。
この般若心経が次に見られるのは60年後なのです。戊戌・・・つちのえいぬの年のみ開けられると言うことなのですね。「ここにいる皆さんは自然の摂理で皆、仏様になっておられる」とお坊さん。ちょっぴり悲しい現実
もこの般若心経の前ではフワッと受け入れられます。
ちなみに60年前は3日間しか公開されず、しかも皇族や高僧など限られた人々しか見られなかったそうです。
今回こうやって長い期間、多くの方が見られるというのはこの般若心経が作ってくださった強いご縁だそうです。そして、このご縁はたくさんの人々と分かち合うことが大切なのだそうで、ぜひ、みなさんにも見に行って頂きたいなぁと思い記事にしました!
オンラインゲームやSNSでシェアなどは昔は無くて理解を得難いこともあるのですが、各々が紹介する事柄が縁となり、その縁の分かち合いと考えたらとっても素敵な時代に生きているということなんですね!フォロワーさんから教えて頂けたのもまさにそれ!
写経で有名なのはこんな歴史があったからというのも知ったので今度はゆっくり写経に来たいなと思いました。池もお庭もとってもきれいだし、1日ゆっくりできそうです!嵯峨菊も見ごろですよ
旧嵯峨御所 大本山大覚寺
住所:京都市右京区嵯峨大沢町4
※戊戌開封法会は11月30日までですが、拝観規制が行われることがあります。必ずWebサイトで最新の情報を確認してくださいね!
Webサイトはこちら→https://www.daikakuji.or.jp/
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(2)
TOM2018年11月 5日 19:23
こんばんは!オススメした人、TOMです!
この扉、11/30までですので行こうかな?とお考えの方、お忘れないようにしてくださいね!
あと、11/9からは夜間のライトアップが始まります。「真紅の水鏡」と呼ばれるこの催しは夜間拝観料を別途払っても是非に見ていただきたいです!(๑╹ᗜ╹๑)
あとお食事処があまりございませんので腹ごしらえも計画的に♪
ヤスコ2018年11月 5日 19:39
TOMさん
熱いコメントだ〜!!ありがとうございます!ブログの権限、今回に限り明け渡したいくらいたくさんの情報を追記してくださって感謝!!!
なんも知らずにフワッと行きましたが、ありがたーい気持ちになって帰ってまいりました!