令和奉祝だんじり巡行が行われました~芦屋だんじりと東灘へ~
平成が終わった翌、令和元年5月1日の神戸市東灘区です。この日はJR摂津本山駅北側で東灘では過去最大規模のだんじり祭り「令和奉祝だんじり巡行」が行われました。今回は地元東灘だけでなく、隣の灘区、芦屋市、更には西宮、宝塚と、昔の菟原郡と呼ばれていた地域の地車、計45基が集結しました。
摂津本山であるとはいえ、そこはだんじり大好きのじーねこ、ただ待つだけではつまらないので、昨年秋に(勝手に)同行させて頂いた芦屋の「三條」さんの地車に今回も勝手に同行させて頂きました。芦屋部隊は各倉庫から出発し、午前9時前に三條さんの拠点である「三条八幡神社」を通過していくことになっていました。この中ですごいのは西宮の越木岩地車も巡行して芦屋部隊と合流するというのです。
じーねこが到着するとすでに越木岩さんが到着しており、三條さんの歓待を受けていました。このように他の地車が来るとウィリーして挨拶です。懐かしい光景ですね。越木岩の先導をしていたのは秋に「Are you ready ?」と掛け声を出していた外国の方でした。こちらも懐かしい。
挨拶が終了すると、越木岩さん、三條さんともに阪急の線路の北側の道をひたすら巡行していきます。もう電線が触れるのではないかとハラハラするようなところをドコドンドコドンと鳴り物を鳴らしながら通って行きます。その光景を家の窓からたくさんの方々が見物していました。
芦屋市を抜けるといよいよ三條さんにとってはアウェーの神戸市東灘区へ突入。10分くらい進むと途中、森稲荷神社の前に到着。そこでは「森」の地車が待機していました。アウェーだからといってバトルが始まるわけではありません。ここでもやはり歓待のパフォーマンス合戦が行われます。しかし普段は祭りのエリアも開催時期も違う2基がこうして出会って挨拶をする場面は滅多にありません。貴重なショットです。
挨拶が終わって、三條さんはそのまま直進。森さんも追うのかと思うと、同じ道を辿らずにそのまま直進の動き。その道の先は・・・
うそでしょ?と思ってしまう光景。ものすごい下り坂を慎重に降りて行きました。もちろん前方の線路は阪急です。
ゆっくりゆっくりと降りて行きました。まだ会場に着いていないのに、いきなり激しいパフォーマンス。このパフォーマンスを目の当たりにしたので、ここから会場までは森さんに同行しました。
途中、見知らぬ年配の方から、どこから来たん?と聞かれたりと、賑やかなお祭りムードの中、いよいよ会場近くまで到着。他の地区の地車も所狭しと集まっていました。
すると山側から、稲荷神社で別れた三條さん登場。渾身のパフォーマンスで東灘地区の地車に猛アピールを仕掛けていました。
そして山手幹線を西へ摂津本山北側を目指します。ここから再び三條さんに同行させて頂きました。
会場の配置の関係からか、三條さんは途中で停車。その横を次々と他地域の地車が通過。その度に拍手で迎えます。スポーツマンシップならぬ「だんじりシップ」とでも言いましょうか、清々しいですね。
そして三條さんも会場へ移動。曇天にも関わらず、ものすごい人だかりでした。人の密集度からすれば京都の祇園祭に負けていないくらいの度合いだったかもしれません。だんじりのそばは、それこそ歩くのもままならないほどでした。
三條さんが定位置に着いたので、他の地車も見てみようと中心部へ。こんな感じです。ものすごい、人、人、人。確認しておきますが、ここは摂津本山です(笑)。
しばらくは鳴り物がなっていましたが10時30分頃には一旦休憩。その間、地車のすぐそばまで行って見物できる時間になりました。45基集結していましたが、あまりに列が長すぎて写真には納まりませんでした。
地車だけ見ていてももったいないので、記念品も。会場限定の団扇とタオルが販売されていました。じーねこはタオルを購入。早速家の壁に貼ろうかと思っています。
ひとつ山側の筋では東灘の酒の鏡開きが行われており、振る舞い酒が行われていたのですが、じーねこは10分遅刻。すでにこのような状態で、振る舞い酒にはありつけませんでした。福寿の樽酒は飲んでみたかったですね。
そのかわりに東灘の酒飲みくらべをオーダー。10種類の中から3杯500円。今回は櫻正宗、剣菱、大黒正宗をチョイス。しかし、ここからだんじり取材をするのであまり飲み過ぎてはいけないということで、同行していた日本酒的朋友とシェアして頂きました。じーねこは大黒正宗と剣菱を頂きましたが、個性があっていいですね。もっと飲みたかったですが、今回は我慢。
西側でセレモニーが行われていたようですが、全く聞こえませんでしたが、突然鳴り物が始まり、幹線道路は重低音に包まれました。その頃になると、不運なことに雨が降り始めました。水が大敵の地車。特に提灯は弱いので、ご覧のようにカバーをかけての巡行となりました。
それでも元気のいい踊り子さんたち。写真は魚崎さん。旗を振ってめちゃくちゃかっこよかったです。
巡行の方法は東の端から西の端までぐるりと一周回って帰ってくるという方法でした。なるほど、これなら45基がきちんと動けますね。始まるまではどうやって動くのか疑問でした。
さて、地車全部を紹介したいところですが、何しろ45基。ちょっとしんどいです。それに雨が降り出し、傘をさす見物客で、なかなか視界が広がらず、写真がうまく撮れなかったという厳しい状況でしたので、今回は特徴のある地車を。
ちなみにこちらの写真は中御影ですね。こういうメッセージのある幕を後ろにはためかせます。御影クラッセのパレードでも披露されますよ。
こちらは昨年お世話になった大きい地車の野寄さん。地車は大きいだけでなく、彫り物も豪華で、野寄エリアの観光名所を彫っていて個性が豊か。この写真がからは見えませんが、機会があったらぜひ近くで観てみて下さい。ピンクのボンボンの特徴的ですね。
と、そうこうしているうちに、三條さんが戻って来ました。実は雨脚も強くなってきたので、じーねこたちはここで一旦引き上げ、阪急電車で撤収しました。
日本酒的朋友と分かれ、西宮北口で特急待ちをしていると雨が上がり、Twitterで芦屋だんじりの濱之町さんがこれから芦屋に戻るという書き込みがあったで、これはまだ見られると思い、岡本へリターンしました。するとこの光景。めちゃくちゃ盛り上がっていました。
しばらく東灘の地車中心にパフォーマンス合戦が繰り広げられていましたが、その地車が西と東に分かれて撤収していきました。
その東灘の地車に付いていくと三條さんが通り過ぎる地車に拍手をしていました。うまく合流が出来ました。何か縁があるようです(笑)
ひとしきりお見送りが終わると、三條さんも出発となりました。これで令和奉祝だんじり巡行は終了しましたが、じーねこはこのあとも、こちらの三條さんのだんじりに勝手に同行させて頂き、芦屋と東灘の合同だんじり巡行を拝見させて頂きましたが、その話は別の機会に。
さて、45基集結のビッグイベントは終了してしまいましたが、東灘のだんじり祭りはこれからが本番です。5月末まで、この鳴り物を耳にする機会がありますので、この重低音と迫力のある地車とパフォーマンスを生で感じてみたい方はぜひ東灘区や灘区へお越しください。
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この記事へのコメント(2)
気まぐれぶっち2019年5月 3日 14:01
45基もそろうと壮観ですよね!
絶対じーねこさん来てると思って探してましたが、さすがにあの人混みでは無理でした笑笑
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じーねこ2019年5月 5日 08:19
気まぐれぶっちさん、コメントありがとうございます。本当に45基集結しましたね(笑)。地車も壮観でしたし、あの人混みもすごかったですね。見慣れた摂津本山駅周辺が別の場所に思えてしまうほどでした。あの中で人を探すのはさすがに難しい(笑)。だんじり祭りはもう少し続きますので、機会があれば、また観に行ってみてください。