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灘五郷の歴史を感じる【西宮日本酒学校 第一講】

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みなさんご無沙汰しております。2018年度バーチャル駅長のたまみかです。

酒造りの盛んな街・西宮市で毎年開催されている「西宮日本酒学校」のことは、このブログの読者のみなさんならもうご存知でしょうか。

いつもバーチャル駅長が代表で一人参加させていただいているのですが、2019年度はOGながらわたしがお邪魔してきました。

 

わたしは飲みに行ったときも「とりあえずのビール」をすっ飛ばしてお酒を頼むこともあるくらい、アルコールの中では日本酒が好き。ただ、おいしいお酒ならなんでもよくて、味の細かな違いとなると、う~ん...。

「西宮日本酒学校」に通うことで日本酒に詳しくなるだけでなく、味の違いもわかるようにならないかな...なんて期待を込めて参加しました。さてどうなりますでしょうか。

 
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「西宮日本酒学校」は日本一の酒どころ・灘五郷のひとつの西宮郷・今津郷にある酒蔵の中から4か所を実際にめぐり、酒造りについて、そして酒蔵と地元・西宮との関わりについて学びます。

第1回目の会場となったのは白鹿ブランドで知られる辰馬本家酒造さん。

当日は梅田から阪神電車に乗り、西宮駅からブラブラと歩いていったのですが、いざ会場付近に到着するととにかく広大な敷地に圧倒されます。

 

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あちこちに見える工場や貯蔵施設を見ながら「どこから入ればいいんだ...」と思っていたら正門らしき入口を発見。現代的な入り口ですが、そこは酒蔵。ちゃんと「酒林(杉玉)」が飾られています。

ちょっとドキドキしながら係の方に案内いただきたどり着いたのは宣春苑(ぎしゅんえん)という建物。

唐の玄宗皇帝の宮中に迷い込んだ白い鹿。その角に付けられた印から唐より千年も前に栄えた漢の宜春苑のものとわかり、その長寿の白鹿を大事にしたという縁起の良い故事にちなんで名付けられた建物です。もちろんお酒の名前・白鹿もそこからきてるんだそうですよ。

 

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宜春苑は1917年の株式会社設立時に建てられたもの。たいへん趣のある木造建築物なのですが、なんと20年ほど前まで本社社屋として使用されていたのですって!

 

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宮大工さんが作ったという重厚な建物は部屋の中央に柱がなく開放的。今回講義を担当された社員の方も実際にここでお仕事されていたそうで、なんともうらやましい職場環境ですよね。ただあまりにも古いので、高い位置の窓なんかは開けようにも壊れるのが怖くて誰もさわれないのだとか...!

 

さて、第1回目の講義は「新発見!日本酒の愉しみ方」というテーマで、様々な日本酒の味の違い、そして合わせて食べるものや酒器との出会いによりお酒にどんな味わいの変化が出るのかを楽しく学びました。

 

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参加者の前に運ばれてきたのは形も素材も異なる酒器に入ったお酒と、お酒のアテの数々。

酒器の素材や形の違いによってお酒の味わいが変わる、という話を聞きながら実際にいろいろ飲み比べてみました。

確かにステンレス製のものはお酒の味がストレートに感じられ、竹製のものは口当たりが柔らか。日本酒そのものがふくよかな味わいに変わります。

 

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酒器の形状によっても味に違いがあるんですよ。縁がすぼまった酒器だと中身がストレートに口中に注がれますが、広がったものだと口の中で横方向にも液体が流れ、舌全体で味わうことになります。人間の舌はその部分によって感じる味わいが異なるので同じお酒でも異なった印象で楽しめるのですって。おもしろいですね。

通常は「初添・仲添・留添」の三段でもち米を仕込むところにもう一段プラスした四段仕込でつくられる本醸造酒・特選黒松白鹿は少し濃厚な味わいで味の濃いおでんにぴったり。

少し変わったところでは、MUNIという日本酒ベースのリキュール。アルコール度数高めですがトニックで割るとキリッと爽やかで飲みやすく、甘みの少ないチョコレートと食べるといい感じ。

 

...なんて言いつつ、このあたりになってくるとほろ酔い気分で、正直「なに飲んでもおいしい」状態に。ま、おいしければいっか!

 

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日本酒と食のマリアージュを楽しんだあとは、少し歩いたところにある白鹿記念酒造博物館の酒蔵館へ。

江戸時代末期の火災を経て明治2年(1869年)に再建された辰馬本家の本蔵と呼ばれた建物を利用しているそうで、歴史ある蔵を見学しながら昔ながらの酒造りの様子を体感しました。

蔵人さんたちが暮らした部屋なんかもあって、みなさんどんな感じで生活されていたのかな、なんて想像するのも楽しかったですよ。

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博物館は入館料を払えば誰でも見学できる施設なのですが、実際に酒蔵で働いている方に歴史的な背景も含めて解説いただきながら展示を見るのは「西宮日本酒学校」ならでは!

今回、お話を聞きながら感じたのは、辰馬本家酒造さんがとにかく古くから西宮の地に根ざしてきた会社なんだな、ということ。

辰馬家と西宮市との関わりについては深すぎてなかなかこの場では書ききれませんが、西宮の上水道の整備に尽力したり、阪神間の有名進学校の数々が元々造り酒屋さんが作ったものであったりと、現在の住みたくなる街として人気の西宮市が、辰馬本家酒造さんをはじめとする灘の酒蔵との関わりによるものだと言っても過言ではないかもしれませんね。

tamamika-0331-01-14.jpg▲お土産にお酒をいただきました

 

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さて、ひととおり講座が終わり、帰りに立ち寄ったのは博物館のすぐ隣りにある「白鹿クラシックス」。レストランとお酒にちなんだものが買えるショップが入っているのですが、せっかくなのでお土産を、と選んだのは奈良漬け!

刻んだ奈良漬けをつまみながら白鹿のお酒をちびちび...おいしかったです!

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*他の「西宮日本酒学校」の記事はこちら!

工場、だけど蔵!【西宮日本酒学校 第二講】
https://www.hankyu.co.jp/ekiblo/2018ogob/30708/

みんなで楽しく飲むお酒は格別【西宮日本酒学校 第三講】
https://www.hankyu.co.jp/ekiblo/2018ogob/30709/

玉砕でした...【西宮日本酒学校 第四講】
https://www.hankyu.co.jp/ekiblo/2018ogob/30710/

知らなかったことを知った日々【西宮日本酒学校 修了式】
https://www.hankyu.co.jp/ekiblo/2018ogob/30711/

※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。

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