「宮水」を守り地道にものをつくる
少しづつ白鷹さんのお酒づくりの魅力を毎日発信させて頂いていますが、楽しんで頂けていますでしょうか。(*^▽^*)
宮水と白鷹さんの醸造の特徴・日本酒の仕込みにもう少し発信させていただきたく思います。
宮水、良質の米、摂海、六甲おろし。
自然の恵み豊か風土なくして、白鷹のお酒は生まれませんでした。自然を育てていくようにおいしい酒に成長するには「酒は造るものでなく育てるもの」、白鷹さんの信念を感じながら宮水について学びました。
【宮水(みやみず)】
初代辰馬吉左衛門が西宮の邸内に井戸を掘ると良き水が湧き、この水を活かして酒作りが始めたのが白鷹の始まりとされています。室町時代にはすでに、西宮で造られる酒は「西宮の旨酒」として評判であったといいます。
その理由が水にあり、西宮の水、略して「宮水」が名酒造水であることに山邑(やまむら)太左衛門が気が付いたのは、白鷹が酒造りを始めた寛文2年(1662)からさらに178年後の天保11年(1840)のことです。
お酒造りの中で水は清酒の70~80%を占めます。
「清酒の最良の仕込み水は」はい、勉強してきた「宮水」ですね。(*´▽`*)
ではなぜ宮水がすぐれているか。
それは他の仕込み水と成分を比較した違いは、宮水の方がリン酸・カリウム・カルシシウムが多かったそうです。
植物を育てるときの3大元素は窒素・リン酸・マグネシウム。
酵母や麹の3大元素はカリウム・リン酸・マグネシウム
このことから、酒造の科学的知識水準が低かった時代、酵母を順調に増殖させ健全な発酵に導き、良質の酒を生み出した。
※白鷹は宮水の井戸を8本所有されていて、そこから「力強く味わいのある酒」を醸しています。
こうして白鷹さんをお酒が造られてきたのですね。(*^▽^*)
ううん、これはますます試飲の時間が楽しみです。お米からアルコールになるにはでんぷん
糖分
アルコールの変わってゆく中で、麹と酵母の二つがお酒を作るうえでとても重要になります。
白鷹の醸造方法の特徴から日本酒製造での酵母を学びました。
おさけは4日間で仕込み約20日間で発酵させてゆきます。
仕込んでからもとても重要で発酵圧搾
貯蔵して育てます。貯蔵されることにより、まろみを増し柔らかさが出てきます。
人間も一緒ですね。年をかさねて味わい深い女性になりたいものです。(笑)
がんばります(#^.^#)白鷹さん、灘の日本酒づくりに欠かせない宮水の奥深さ、お酒づくりの醸造から仕込み・熟成し育てていく大切さ。
人間もお酒も変わらない共通点があるからこそ、終わりがなくずっと続けておられる心意気みたいなものを感じました。
実際この作業が一度本当に見てみたくなるAKKOであります。(*^▽^*) というか混ぜて見たい!!
みなさん、いかがでしたか。ちょっと灘で造られているお酒がそろそろ飲みたくなってなってこられたのでは(*^▽^*)(笑)
後半次回クイズや燗酒でいただきながら昔の映像をまじえた昔の酒づくりを聞いた様子もお話しさせていただきたいと思っています。
前回までの白鷹禄水苑での西宮日本酒学校での記事のよろしければ読んで頂けると嬉しく思います。
①白鷹さんの「本物主義」の伝統を体感 記事はこちらから➡
②「日本酒づくり」の誇り・白鷹の心技を学ぶ 記事はこちらから➡
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