復興と希望のシンボル・ルミナリエ
神戸ルミナリエ最終日に行ってきました。神戸ルミナリエは、阪神淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を象徴する行事です。
先月たまたま建設中の通りを見て思わず写真を撮ったのですが、そのときの様子との比較をお楽しみください。これが。
こうなりました。
これが。
こうなりました!
神戸ルミナリエは震災の起こった1995年の12月から毎年開催されていて、私にとっては震災の記憶を語り継ぐ大事なイベントとなっています。
私の家も被災し、半壊して建て替えました。
幸い家族の命は無事でしたが、当時は一ヶ月以上水が出なかったり、家の壁がパラパラと剥がれる余震に常に怯えたり、とてもつらかったことを思い出します。
今でも地震や災害がおそろしく、ニュースの映像やJアラートの警告音が苦手です。少しの揺れでもパニックを起こし泣いてしまうこともあります。それぞれが、様々な思いを抱えて眺める幾何学模様の光は、それでもとても美しいです。
イルミネーションの終着点、東遊園地には大きな募金場所があります。
お金を投げ入れてベルに当たると音がするので、大人も子供もゲーム感覚で楽しんで募金していました。
私もルミナリエには続いてほしいので、ガンガン投げ込みます。(毎年当たりません)
公式グッズが売っていたり、ルミナリエ継続の資金になる宝くじもあります。神戸ウェディングクイーンさん達もいらっしゃいました。美女。
私が唯一買う宝くじです。ガンガンスクラッチを削ります。(毎年当たりません)
100円募金のカードもいただきました。
光のオブジェの奥には、慰霊碑があります。1.17希望の灯(あか)り
御影石で作られた石碑と、ガラスケースの中で炎が揺れています。
この火は、被災10市10町を巡った種火と、47都道府県から寄せられ支援の種火をひとつにした灯りです。
阪神淡路大震災で奪われたすべての命と、生かされた私達の思いが凝縮されています。建立は2000年。震災5周年の午前5時46分に灯りが燈されました。
希望の灯りの向かいには噴水があります。そこに、地下へと続くスロープがありました。慰霊と復興のモニュメント
スロープの奥、噴水の真下にある空間の壁には、震災で犠牲になった方のお名前が刻まれていました。
とても静かなところで、びっしりと刻まれているお名前を見ている内に、涙が零れました。
生きている私達は、命を大事に思い、震災のことを忘れないように語り継いでいかなければいけないと思いました。
最後に、神戸ルミナリエの鐘を鳴らします。
ルミナリエにはいつまでも復興と希望のシンボルであってほしいと願います。
阪急「神戸三宮」駅
場所:旧外国人居留地および東遊園地
期間:2017年12月8日(金)~12月17日(日)
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。