大山崎山荘へショートトリップ
少し前のことですが、大山崎山荘美術館に有元利夫さんの展覧会を見に行っていきました。
阪急電車でかたんことん、と途中から各駅停車に乗り換えると、景色が変わってきて
ちょっとだいぶ遠くまでいた気分になるのも、ここへ行く楽しみのひとつ。
阪急大山崎駅を下車すると、無料バスもありますし、徒歩でも10分ほど。
ただ、行ったのがちょっと前だったので、まだ紅葉には早く、、、、
今頃はもっと綺麗だと思います。
かつてのお屋敷をそのまま美術館にしているので、お庭もすばらしく楽しむところがたくさんです。
私は駅から歩いていくのが好きです。
ちょっとびっくりするような坂を歩きながら、風にそよぐ葉や枝の音を楽しむことができます。
坂も堪能できますのでぜひ徒歩で!笑
お屋敷までの道のり、本当に素敵で、信州に行ったように気持ちになります。
有元利夫さんは1975年の初個展開催からわずか10年の画業で38歳で早逝された作家さんです。
まるで絵本の中のような、優しくそして不思議なタッチで別の世界に迷い込んだような感覚になります。
ずっと実物を見てみたかった作家さんなので、この美術館で観れる機会が本当にうれしい。
大山崎山荘は個人の邸宅を改装して美術館としているのもあり、
作品との距離感が近く、またかつての応接間やダイニングに展示された作品を見るのは
美しいしつらえと相まって、特別感があります。
作家の作品と対話するような時間だなあといつも思います。
美術館内は撮影禁止。
大きな荷物も手前の建物に置いていくのがオススメです。
(ロッカーがあります)
手軽で身軽な格好で、お家を訪問するような気持ちで、いろんなことを忘れて
ただただ作品とすばらしい建物との時間を楽しんでもらいたいなあと思います。
かつて温室だった場所には大きな作品がいつも並んでいます。
私はそのなかでも1枚の絵に釘付けでした。
森の中で円を描くような人の姿。
その森がまるで大山崎の周辺の景色と重なって、印象深いです。
山荘内には喫茶室もあります。
大きなテラスに面して造られた喫茶室にはリーガロイヤルホテルがメニューを提供しています。
こうした特別展のときには、作品をイメージした特別なケーキが出されるのも
楽しみのひとつ!
あとは、お酒の好きな人にはここではもちろんビールも楽しめます!
(アサヒビールが経営しているから!!)
わたしはポスターにもなっている作品にインスピレーションを得た
チョコレートケーキを選びました。
大山崎山荘がいま美術館としてアサヒビールが公開しているのに至るお話も私は大好きです。
そして常設されている民芸作品や、リーガーロイヤルが喫茶として入っている理由も。
私がここで長く語るのは野暮なので、どうか美術館を訪れて温室までの回廊でそのストーリーを知ってください。
テラスからの眺めは本当に格別!
会期終了まであともう少し。
ぜひぜひオススメです!
大山崎山荘美術館
有元利夫 物語をつぐむ
2017年9月16日(土) - 12月10日(日)
午前10時~午後5時 ※最終入館は午後4時30分まで
◎休館日 月曜
ただし9月18日(月)、10月9日(月)、11月20日(月)、11月27日(月)、12月4日(月)は開館
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。