ディーン・フジオカも通う鴨鍋。福島『藤乃』で河内鴨と蕎麦ざんまい
こんにちは、ばび犬です。
今日は河内鴨と手打ち蕎麦が評判の『藤乃』にやって来ました。
あの ディーン・フジオカ のお気に入り店、というこちら。昼は鴨肉を使った蕎麦や丼。夜は単品のほか、鴨鍋が人気です。
木造一軒家をリノベーションした店内。落ち着きます。カウンターで鴨を焼く香ばしい匂いに、鼻をひくつかせる犬。
一階奥の個室へと案内されます。
総勢6名、うち犬一匹。今日の宴を仕切ってくれるのは、幼なじみの友犬男性です。
その友犬の顔を見るたび、思うことが......いや、別にいいのですが。
予約したのは『鍋のコース』5300円(税抜き)。
内容は 先付、河内鴨のお料理、鴨鍋、お蕎麦、デザート。
さっそく開始。揚げ蕎麦、鴨のみぞれ煮、鴨のパイ。
フレンチで経験を積んだ料理長のセンスが光ります。
鴨のたたきです。みょうが、わさび、ゆずを添えて。
ほんのり焦げ目のついた脂身、ぎゅっと詰まった旨味。鴨ロース、おいしいです。
ごま油と塩で食す、鴨のレバー。とろんと溶けます、口の中で。
大阪・松原市の『つむら本店』から毎日仕入れる鴨肉は、生で食べられるほど新鮮なのです。
ここで お鍋の登場。鍋だ、鍋だよと、いい年をした大人たちのテンションも上がります。
鴨とよく合う セリ、ゴボウ、ネギがたっぷり。
そして色、ツヤも美しい鴨肉。こだわりのお出汁にさっとくぐらせていただきます。
出汁、野菜、鴨。この三つが組み合わさって、味に更なる深みが出るのですね。
このとき、友犬男性の姿が目に入りました。似てる。
この友犬、似ているのです、俳優の 香川照之.....歌舞伎役者名で言えば、市川 中車(ちゅうしゃ)に。
目の前に座る 中車(否・本人)は、ここの出汁が大好きだと力説します。
「ついでくれ」。そう言って 何杯も何杯も、出汁のみを所望するのです。
「ううむ、うまいっ」目を見開いて出汁を飲み干す 中車(以下、"否"と表記)。
かあっ、と天に向かって吐息を吐く 中車(否)。
出汁を飲んでは、膝を打つ 中車(否)。
手に握る 鍋の取り皿は、もはや酒の入った大盃にしか見えません。いや、少し ばび犬の妄想が入っているのかも。
出汁と、中車(否)と、わたし。
歌のタイトルか、おしゃれカフェの店名のようです。
いったんお鍋を下げ、ひと手間加えた、つけ汁(鴨の脂入り)。国産そば粉を使った手打ちの二八蕎麦をつけていただきます。今の季節は新そばですよ。
すでに満腹ですが、これは一気にいける、いけます。
はるか遠くのディーン・フジオカ(本人)より、近くの中車(あくまでも否・本人)。
鴨をこんなに楽しく、おいしくいただけるとは予想もしていませんでした。感謝です。
『藤乃』
大阪市福島区福島3-9-10
06-6456-2400
【昼】11時30分~14時
【夜】17時30分~22時30分(ラストオーダー)
年始は休業
阪急『大阪梅田駅』乗り換え→阪神『福島駅』より徒歩約6分。JR東西線『福島駅』より徒歩約3分
ワインや日本酒も豊富。個室、半個室もあり。くわしくはこちら → ☆こちら☆
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