フィンランドの家具を見て、木と森の国を想う~『竹中大工道具館』~
こんにちは、ばび犬です。
日本で唯一、大工道具の博物館。『竹中大工道具館』に、久しぶりに遊びにきました。
現在、1階の特別展示フロアに展示されているのは『木の国フィンランドの伝統と革新』と銘打たれた作品の数々(2月18日まで)。フィンランドの家具製作社『ニカリ』と、工芸村・フィスカルス村の作家さんたちの作品です。
フィンランドは木の国、森の国。たしかに北欧と聞くと、シンプルで質の良い木製製品が浮かびます。
館内に入ると......ばび犬のしっぽが激しく振れます、大好きな木の香り!
ニカリ社の創設者、カリ・ヴィルネタンの大工道具の展示。おもしろいです、興味シンシン。
そしてこの 4脚並んだイス ↑ は、代表作『セミナーシリーズ』のもの。
どの作品にも 木の生命、生命力が宿っています。
触れずとも 木の肌触りとぬくもりを感じられて、犬の心は、ほこほこです。
これはサウナ・スツール。水分が表面に残らないようにデザインされています。
このイスのクッション部分、木でできているのですよ。カーブの具合が絶妙。
木のボールは、ひとつの木塊から削り出して作った作品。同じ形のものはありません。
杢目が端まで切れ目なくつながっている、サービングボード。
外には、テーブルセットの作品が。
テーブル上にあるのは この展覧会のフライヤーと、カタログ(500円)。かなりおススメです。
地下の2フロアは、常設展。7つのコーナーに分かれ、日本の大工道具の歴史や仕組みから、海外の大工道具に関する考察まで、幅広い展示となっています(くわしくは、前回の記事参照 → ☆こちら☆ )。
お庭の別棟には昨秋、入館者が利用できる休憩所も完成。
木と漆喰で作られた空間は、居心地も良いのです。
またしても予想以上に楽しく、癒されもしました。
犬にとって、ここは定期的に通いたい素敵な場所です。
【竹中大工道具館】
『木の国フィンランドの伝統と革新~工芸村フィルカスとニカリの物語~』(※2月18日まで)
神戸市中央区熊内町7-5-1
078-242-0216
【開館時間】9時~16時30分(入館は16時まで)
【休館日】月曜(祝日の場合は翌日)
【入館料】一般500円、大・高校生300円、中学生以下は無料、65歳以上の方は200円
ホームページはこちら → https://www.dougukan.jp/
阪急三宮駅より市営地下鉄に乗り換え、『新神戸駅』下車。北出口2より徒歩約3分(北出口2は階段のみ。エスカレーター使用なら北出口1)。または神戸市バス2・18系統『熊内6丁目』より徒歩約2分。
展覧会の撮影は可能(動画は不可)ですが、要確認。工作など体験イベントもあり。
2月24日~5月6日は『アニメーションにみる日本建築~ジブリの立体建造物展より~』を開催
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。