明るい萌黄の館で写真を撮ってきました
6月10日日曜日。萌黄の館でとある若いご夫婦と再会しました。少し前に旧ハンター住宅でじーねこの説明を聞いて頂いたようで、その際にじーねこは「旧ハンター住宅が気に入ったらぜひ萌黄の館へ行って下さい」とおすすめをしたのですが、その言葉を信じて来ていただいたということでした。感激ひとしおと同時にきちんと聞いてくださっている方もおられるので、やはりすすめる側もきちんと勉強せねばと気持ちが引き締まる思いでした。
さてさて、気がつけば雨の萌黄の館を紹介してはやひと月が経ちました。その間に晴れの萌黄の館の写真が撮れたのでここで披露してみたいと思います。今回はあえて、じーねこの格安スマホ・ノーエフェクト写真を掲載していきます。ロースペックでもここまで撮れますよ。
まずはやはりここ。神戸異人館のベランダ。この萌黄の館は残念なことにベランダを正面から見える場所がありません。だからここがベストポジション。硝子にほんのりと映る空がいいです。また1階ベランダ天井の格子模様もなかなか凝ったデザインです。
1階書斎の出窓。窓の景色がそのまま絵のようになってるように見えませんか。洋館なのに和風のアプローチ。窓の側はウィンドチアになっているので、ここに座って記念写真を撮る方もいらっしゃいますよ。ちなみにウィンドチアは収納扉も付いていますよ。それにしてもこの光加減。こんなところで仕事がしたい。
1階書斎北側の亀甲模様の窓。上部には飾りが付いています。こちらの書斎は窓がこの2箇所しかないので基本的には薄暗いのですが、その分、光が入ってきたときにはいい雰囲気が醸し出されます。余談ですが、この窓の亀甲模様と飾りにある模様を現在研究中です。どうも和のデザインの中にあるようなのですが、また折を見て紹介させて頂きます。
2階東側寝室。こちらは豊富に窓があるので明るいです。寝室で明るかったらあかんやんという意見があろうかと思いますが、安心して下さい。鎧戸という板戸を閉めると真っ暗になります。それにしてもこの開放感。外があまりにも明るいので室内が暗く写ってしまいましたが、肉眼ではかなり明るいです。
2階子供部屋。ちょうど1階の書斎の上になるので同じ形の出窓があります。こちらはカーテンを架けているのと両サイドに照明がないので1階ほどの明るさはありませんがカーテンからの反射光でほんのり映し出されるバイオリン。どうですか。テレビや映画のロケで使われるのも納得です。
そしてベランダです。窓から見える緑がこの空間の壁紙になっているようです。1階は公のスペースなので天井に亀甲模様が付いていましたが、こちらは私的なスペースなので過剰な装飾は無くしています。
2階ベランダ西側。昼過ぎということで陽がだいぶ西側に傾いていたのでこちら側の方がうまく光を捉えることができています。こちらも樹齢推定150年を超える楠の緑が借景になっています。豪華な家具があるわけでもなく、きれいな花が飾られているわけでもないのにここまで画になる。純粋に建物だけの魅力。この館に来ると建築ってすごいと思います。
外の景色はこんな感じです。今回は正面にある樹を避けてショット。よく見るとうっすらと大阪方面の山々が見えています。ちなみに手前に煙突が見えると思いますが、お隣も大正時代の洋館です。
ラストショットは閉館直前の萌黄の館。鎧戸を閉めて硝子が見えなくなると重苦しい雰囲気になりますね。中は本当に真っ暗になります。旧ハンター住宅でも鎧戸を閉めると小さい子どもたちが怯えてしまうほど暗くなります。
いやいややっぱり萌黄の館で写真を撮るといいのが撮れます。まだ梅雨真っ只中なですが、梅雨が明けたらみなさんもぜひ、ピッカピカの萌黄の館に来てきれいな写真を撮っていってください。そうそう写真と言えば、お隣の風見鶏の館で写真に関するツアーを予定していますよ。写真に興味がある方はぜひ参加してみてください。
【風見鶏の館・アート&フォトツアー】
日 時:平成30年6月16日(土)
1回目11:00〜 2回目14:00〜 各回約30分程度
申 込:各回30分前より1階受付にて
定 員:先着10名
参加費:無料 ※別途入館料500円必要(高校生以下、65歳以上の神戸市民、障害者等は無料)
持ち物:スマホまたはデジカメ
【萌黄の館】
所在地:神戸市中央区北野町3-10-11
開館時間:9時~18時
休館日:2月第3水曜、第3木曜
入館料:大人350円(高校生以下、65歳以上の神戸市民、障害者等は無料)
風見鶏の館・萌黄の館の2館共通券は650円
※詳しくは風見鶏の館・萌黄の館の各HPをご参照ください。
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。