大関さんの魁Barで楽しんできました
10月6日午後3時頃、阪神西宮おでかけ案内所で紹介して頂いたもうひとつのイベント会場がこちらの大関さん「魁Bar」。甘辛の関寿庵の隣にある会社が会場になっているわけです。いざ入場。
いきなり嬉しかったのは福袋がまだ残っていたことです。普通なら会場1時間で完売しても不思議ではない代物ですが、さすがに今回はメイン会場が中止ということで客足が鈍っていたのかもしれません。じーねこにとってはラッキーでした。
最初に500円でチケットを購入。そして入っていくのがこちら社員食堂。実はこの魁Barの会場というのがこちらの社員食堂なんです。しかしこの社員食堂ですがの名前が「HALF TIME」というのもさすが大関さん、ユニークですね。そして暖簾をくぐって中に入ると・・・
このようなトレイをもらいます。この台紙もユニークでこれから頂ける品々が明記されているんです。左上が大吟醸生原酒。左下は辛丹波生原酒。そして中央におつまみとなっています。和らぎ水は任意でということでしょうか。
おつまみは2種類から選べました。実は右のおつまみセットが台紙の中央に書かれてあったレシピの料理になっているんです。ものすごい凝った趣向。さすが大関さんです。
そしてこういうところを通ってトレイにお酒とおつまみを置いてもらいます。まさに社員食堂のシステム。面白かったです。
完成形はこんな感じです。じーねこは静岡おでんをチョイスしました。おつまみセットのメニューは日本盛さんで頂いたメニューと似ていたので今回はこちらをチョイスさせて頂きました。しかしこれで500円なんですよ。どこまで太っ腹なんでしょうか大関さんは。
会場ではこんな感じの立ち飲み形式です。「社員食堂で立ち飲み」こう書くと一見雑なように思えますが、外部の人間にとっては滅多にない機会ですし、何よりも大関さんというお宅の中に入れてもらっているような、そんな温かさを感じるんです。お客さんの気持ちがよくわかっているようにじーねこには思えるんですよ。この企画がどのようにして生まれたのか一度取材してみたいものです。
会場では定期的に大抽選会が行われました。チケットの端に番号があって、その番号が呼ばれると豪華な商品がもらえます。よく見るといずれも1本500円は下らない豪華商品ばかり。しかしじーねこがご一緒させて頂いた年配の男性2人組は途中まで「あんなんいらんねん」とつぶやいていたので、「何てことを言うんだ、大関さんのお酒がわかってないな?」と思い、薀蓄をたれてやろうと思っていましたが、ラスト2本目の辛丹波が見事に当選。「よっしゃ!」と喜んでおられました。すると周りからたくさん「お久しぶりです」と声をかけてくる人がおられたので、「関係者の方なんですか?」と尋ねると「元社員ですわ」とのこと。いやいや焦りました。危うく恥をかくところでした(笑)。別れ際に「さっきもらったけど、これあげるわ」と甘酒をもらいました。いいんですかと尋ねると「家にいっぱいあるねん」とのこと。納得。そして「これからも大関かわいがってやってください」と言葉を残して去っていきました。これが大関さんの社風なのかもしれないと感服した瞬間でした。
予定されていた番号がすべて終わったようでした。というのも最後に一緒に飲んだ日本人とスイス人の若者2人はチケットを持っていませんでした。するとまた司会の人が出てきて「予定の抽選くじは終了したのですが、まださらに来られた方もいらっしゃるのでこれからじゃんけん大会をやろうと思います!私に勝った方にこちらの商品をプレゼントします」とのアナウンス。しかも1本だけでなく5本も!もう参りました大関さん。本当にお客さんを楽しませるのがお上手です。
勝負の結果、じーねこは準決勝まで残ったのですが敗北。勝負弱さが露呈しました。一緒に飲んでいたスイス人が決勝を勝ち残り「RAI」をゲットしていました。普段なら嫉妬の炎を燃やしていたかもしれませんがスイスの若者に西宮のいい思い出が出来たならと思うと、うれしくなり心からのハイタッチをしました。楽しいイベントが終わりデザートにもも梅酒。これも1杯100円。リーズナブルです。
じゃんけん大会が終わってじーねこは撤収しました。かれこれ1時間30分ほどいました。本当に楽しい時間でした。メイン会場のイベントは中止になりましたがサブの会場でこれだけ楽しめるって、西宮どれだけ素敵な街なんでしょう。つくづく西宮市民に嫉妬の念を禁じえません(笑)。帰りに甘辛の関寿庵さんで名物酒まんじゅうと、10月1日から発売された「パ酒ポート」を購入しました。このパ酒ポート、灘五郷のスタンプラリーになっていてすべて集めると豪華賞品の応募が出来るというシステム。また内容も灘五郷の紹介をしっかりとしていて読み応えのある本になっています。これで540円。日本酒ファンにとってはこれはマストバイの一冊です。ただ難点がひとつ。「パ酒ポートください」の一言をいうのが、かなり恥ずかしいことです。
ともあれ楽しいひとときを頂きました。日本盛さん、大関さん、西宮市さん、そして一緒に飲んで下さった方々に心より感謝申しあげます。ありがとうございました。西宮・今津郷では蔵開きはしばらくありませんが、酒蔵めぐりの企画やそれに連動したツーリズム西宮楽らく探見隊の皆さんの案内による酒蔵無料ガイドツアーも予定されていますので、日本酒がお好きな方はぜひこの機会に足を運んでみてください。さて、次は御影郷の白鶴さんです。
【西宮酒蔵無料ガイドツアー】
日 程:10/13(土)・10/27(土)・11/10(土)・11/24(土)
時 間:10:00〜12:00
場 所:阪神西宮駅1Fエビスタスクエア集合
参加費:無料(酒蔵での試飲は有料)
定 員:先着20名・要事前予約
お問合わせ:西宮観光協会(0798-35-3321)
※申込みはメール(kanko@nishi.or.jp)またはFAX(0798-33-1160)で
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。