第16回関西文化の日~風見鶏の館へ行こう!~
11月14日水曜日、阪急桂駅にて。このポスターが目に留まりました。11月17・18日に関西一円の美術館、博物館が入館無料になるという企画です。じーねこも博物館系は好きなので時間があれば回ります。しかし、よくあるのが「いつか行こう」と思いつつ、結局行かずに年が過ぎるという・・・。みなさんも心当たりがないでしょうか?気が付けばもう11月も半ばです。もしそんな博物館・美術館があれば、この日は重い腰を上げられる今年最後の機会かもしれません。
実は、今年はお馴染みの風見鶏の館もこの関西文化の日にエントリーされているんですよ。なぜ風見鶏の館が?と思われるでしょうが、風見鶏の館の中では、歴史を学べる展示がいくつかあったりするんです。
まずこちら。2階で行われている展示コーナー。月毎に神戸の古写真を解説付きで入れ替わりで展示しています。以前行われていた「神戸今昔写真展」などでは解説ミニガイドなども行われていました。面白いといころでは青山大介さんの神戸鳥観図の展示会などもありました。歴史的な観点から神戸の情報を発信してくれているんですよ。
現在は「神戸観光地今昔展」です。主に戦前の神戸の観光風景を写真と映像で紹介しています。各写真には解説も付いていますから、歴史好きな方でも決して退屈しない内容となっていると思います。
こちらは1階のベランダの展示です。手前には異人館が並ぶ北野町の歴史が描かれています。大きなパネルで画や写真も豊富なので、こちらは歴史に詳しくない方でもわかりやすい展示になっています。その横にはちょっと見えにくいですが震災で破損した部分の修理の様子が写真で紹介されています。そして奥から、この写真では切れていますが窓際にかけて、この風見鶏の館の主、トーマスさんの娘さんのエルゼさんが寄贈して下さった貴重な写真が展示されています。風見鶏の館の新築当時の写真や生活の様子などが写真に収められています。当時の神戸に住んでいた外国人の生活の様子が少しだけですが、垣間見ることができます。間違いなく歴史的資料と言えると思います。
そして忘れてはいけないのが、この風見鶏の館自体が、国指定重要文化財ですから、一級の歴史的資料と言えます。まずこの館を体感して頂きたいですね。
食堂の端から居間へ通じる開口部です。じーねこのおすすめスポットです。ここから眺めると奥の居間までの広々としたスペースを感じることが出来ます。そして奥の大きな暖炉がちょうどいい大きさに見えるんですよ。その横の2段上がったスペースがその広々した視野にアクセントを加えてくれています。
居間には現在、高さ3mのクリスマスツリーが展示されています。バスケットのゴールとほぼ同じくらいの高さですね。このツリーを置けるのは神戸異人館でもここと旧ハンター住宅くらいではないでしょうか。生で見ると迫力がありますよ。ちなみに神戸観光地今昔展の場所にもミニツリーがあります。まあ、ミニといってもじーねこのアジトに持ってくると大きく見えるくらいの大きさなんですが・・・。
居間の2段上がったところに座って記念写真を撮ることも出来ます。ここに座るとどういうわけか館の主になった気分になります。ちょっと高いところから見るからでしょうか。
こんな感じで撮影した写真をインスタグラムに投稿して頂くと素敵なポストカードがもらえるようですよ。どうやら写真は期間限定のもののようなので、是非ともゲットしておきたいですね。
という感じで、楽しむだけでなく学びの場としても活用できる風見鶏の館。「いつか行ってみよう」と思っていた方は、ぜひこの機会に足を運んでみて下さい。そしてもし訪れて、もっと知りたいと思われた方は、こちらです。11月25日(日)に予定されている執事ツアー。そうです、あの執事さんが帰って来ますよ。お楽しみに。
One more thing...。お隣の萌黄の館。庭の木々たちが見頃を迎えようとしています。夏みかんは色付き、紅葉も次第に赤くなってきています。山茶花と皇帝ダリアも花開きました。剪定を終えて見晴らしがよくなった自慢の庭もぜひご覧になってみてください。こちらは関西文化の日にはエントリーしていないので有料ですが、350円とリーズナブルな入館料ですので、ぜひ風見鶏の館と合わせてご覧ください。
【風見鶏の館・執事ツアー】
日 時:平成30年11月25日(日)
1回目 11:00〜
2回目 14:00〜
※各回60分程度
場 所:風見鶏の館(078-242-3223)
案 内:風見鶏の館スタッフ
定 員:各回先着20名(当日開始30分前より受付)
参加費:無料(別途入館料500円必要)
※高校生以下、65歳以上の神戸市民、障害者手帳をお持ちの方は入館無料
詳しくは風見鶏の館HPまで
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。