冬の旧ハンター住宅より~12月の内部公開について~
12月2日日曜日16時20分。閉館直後の旧ハンター住宅です。日が暮れるのがすっかり早くなり、夕日に照らされる姿が艶やかになってきました。ちなみに同じ日の14時頃に同じスマホカメラで撮ったのが次の写真。
どうでしょうか、グリーンの色調がずいぶんと違って見える感じがしませんか。照らす日の違いもあるでしょうが、背景の空とのコントラストで違って見えるという要因もあるかと思います。住宅密集地から離れた場所に建っている利点ですね。
私事で恐縮なのですが、11月23日に福知山マラソンを完走した疲れからが、その後風邪をひいてしまい、週末はよくなっていたのですが、のどだけがまだ完調ではありませんでした。ということで説明を手短にしていこうと思ったのですが、こういう日に限って、積極的に聞いてくださる方々が多かったりしますね。この2日間は3時を過ぎるころには犬神家の一族に出てくるスケキヨみたいな声になっていました。お聞き苦しい声で申し訳ありませんでした。
今年初めて土日祝だけでしたが11月を通して内部公開を実施したので初めて見える景色がありました。冒頭の写真で見て頂いた西日の差すハンター住宅もそのひとつです。しかし一番よかったのは紅葉でした。本数はそんなに多くないのですが、旧ハンター住宅の特徴であるおおきな窓から眺めると、際立った特徴のある写真になりました。この写真は2階ベランダ東南隅からの景色です。右端に観覧車も見られます。
こちらは同じ地点から東側を向いた風景です。写真は11月24、25日に撮った写真です。最近はここでうろうろして床が斜めに傾いてることに不安を感じる方々に説明しています。はっきりと「傾いてる」と口に出していただくとありがたいのですが、だまって足元をキョロキョロ見て、じーねこから離れたところで「やばいな」と話す方がいたりします(涙)。
少し斜めにして撮ってみました。大きな木ですが、こちらの窓も大きいのですっぽりと収まりますよ。そういえば先日、じーねこが少しベランダから離れている間に、外国人女性2人の「Wow!」という声がベランダから聞こえてきたことがありました。英語を鍛錬する必要が出てきました。
この館の特徴ともいえる格子の模様は外から旧ハンター住宅を見たときの評価に論じられますが、こうして内側から外の景色を眺める際にも面白い効果が出てくるとは思いませんでした。ただ、残念なのは土日祝なので、12月2日に見たときにはすっかり落ちていました。本数も少ないのであっという間でした。
そんな旧ハンター住宅ですが、12月も引き続き土日祝限定で内部公開を実施します。ちなみに昨年は、鋼の錬金術師実写版のロケ地として取り上げられたことを記念して、そのときのセットをそのまま再現して皆さんに見て頂くというイベントを行っていました。
中はこのような感じでした。ベランダには撮影当時の様子や、どの場面でどこが使われたのかという案内パネルが置かれていました。もし機会があってDVDなどで本編をご覧いただくと、一度来館頂いた方には、「あ、このシーン、あそこやん!」と膝を打つこともあると思いますよ。逆に本編を見てから再びこちらの館を見て頂くと、「ここがあの場面の・・・」と答え合わせが出来て楽しいと思いますよ。
さて12月の内部公開は24日のクリスマスイブが最終回です。時間は午前9時から午後4時までです。動物園の閉演時間が午後4時30分なのでお間違いのないようにお願いします。そしてこの24日の内部公開が終わると1,2月は休館になります。いつか見ようと思いつつまだご覧になられていない方はぜひ神戸ルミナリエへ行く前に、お立ち寄りください。
【旧ハンター住宅12月の内部公開】
日 程:12月24日までの土・日・祝日
開館時間:午前9時〜午後4時
入館料:無料 ※但し動物園入園料が必要。詳細はHPまで。
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。