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嘉納治五郎先生ゆかりの地へ~御影歴史散歩~

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「嘉納しぇんしぇーに抱っこしてもらいんしゃい!」

NHK大河ドラマ「いだてん」で主人公の金栗四三が子供だった頃、身体が弱かったので、当時「柔道の父」と呼ばれていた嘉納治五郎に英気を分けてもらえとおばあさんにアドバイスをもらうシーンです。その嘉納しぇんしぇーの名前は一度は聞いたことはあっても実際にどのようなことをした方なのかはあまり知られていないのではないでしょうか。最も有名なのは柔道の分野ですが、それだけでなく、日本の近代スポーツ全体にも多大な影響を及ぼし、190950歳のときに東洋初の国際オリンピック委員に就任、そして1912年ストックホルムで開かれたオリンピックに日本が初めて参加した際にはその選手団長になっています。

そんな嘉納治五郎さんが、実は神戸の御影出身だということはもっと知られていないかもしれません。というわけで2019114日、嘉納しぇんしぇーを偲んで御影を歩いてみました。

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さてさてこの建物はどこかというと、灘五郷のひとつ「菊正宗」さんの旧本社ビルで大正14年築だそうです。建物好きなじーねこ、恥ずかしながらこのような建物が残っていたとは知りませんでした。そのレトロな建物の東端に・・・

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「嘉納治五郎翁生誕地」の石碑が昨年の12月に完成しました。まさに「いだてん」効果ですね。さてさて嘉納しぇんしぇーですが、この「嘉納」という苗字で日本酒好きの方にはピンと来るかと思うのですが、「菊正宗」や「白鶴」でお馴染みの嘉納家の親戚にあたる方なのだそうで、特に「菊正宗」の「本嘉納」と血筋が近いそうです。そして嘉納しぇんしぇーの生家もこのあたりにあったのでこの石碑が出来た次第です。

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と、石碑を紹介しましたが、実際にあった生家の位置はもう少し東のこの市民公園のあたりだったそうです。御影の浜に面していたそうです。この写真からはそんな様子がうかがえませんが、南側の道を写した写真が・・・

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こんな感じです。右手に見える低い壁のようなものは防潮堤の跡なので以前はすぐそこが海だったことがわかります。確かにここは御影の浜に面した場所になります。

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10歳まで御影で過ごし、その後は東京へ居を移し、そこから講道館柔道を広めるべく日本だけでなく世界中をも飛び回る嘉納しぇんしぇーですが、この御影という地に思い入れがあったようで、事あるごとに帰ってきては御影、そして神戸の教育に尽力されていたそうです。その際に宿としたのが「菊正宗」の本嘉納当主・嘉納治郎右衛門さんのお宅だったそうです。その旧宅跡の石碑や灯篭などが残っているのですが、現在は保育園の敷地内にあり、残念ながら一般の人は見ることができません。

そしてこの嘉納しぇんしぇーと治郎右衛門さんの2人は歳も近かったということもあり、交流が頻繁にあり、特に御影の教育に関する意見を交わしていたようです。そして御影にさまざまな教育機関が出来ていき、やがて嘉納家と「櫻正宗」の山邑家が中心となって名門校「灘高」が生まれるわけです。

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そういうわけで灘高に行くと正門入ってすぐにこのような石碑と立像が飾られています。また講堂と柔道場には冒頭の写真にあった「精力善用」「自他共栄」という書が飾られています。ちなみにじーねこはこの「自他共栄」という言葉が気に入っています。

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菊正宗の生誕地跡から西へ歩き、最後の目的地がこの御影公会堂。この建物は白嘉納家の嘉納治兵衛さんの多額の寄付金が元になって建てられた公会堂です。20174月にリニューアルオープンしたのできれいになっています。しかしオリジナルの雰囲気はしっかりと残っていますよ。建築的なレポートはまた後日にするとして、今回は嘉納家です。

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レトロな玄関ホールに入ると、正面にとある人物の胸像が迎えてくれます。それが・・・

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嘉納治兵衛さんの胸像です。治兵衛さんはこの公会堂の他にも住吉川沿いにある白鶴美術館も残しています。豪気ですね。さすが全国日本酒シェアトップの会社です。その社風はこの方の遺伝子から来ているのでしょうか。

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さて、嘉納しぇんしぇーに戻りますが、この御影公会堂がリニューアルオープンした際に地下に嘉納しぇんしぇーの記念コーナーが出来たのです。冒頭で掲載した写真ですね。こちらにはしぇんしぇーの足跡や史料などが展示されています。とても詳しく解説をしてくれています。

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嘉納しぇんしぇーの年譜もこの通り。それにしても精力的に動いておられます。本当に日本のスポーツ、教育のために尽力されておられたのがよくわかります。昨年の西郷どんもそうですが、明治に生きた方々の日本の将来を思う姿勢を見ると背筋が伸びる思いがします。そんな嘉納しぇんしぇーのことをさらに知りたいという方には・・・

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このような冊子が無料で配布されています。26ページあって地図は写真も豊富に掲載されています。じーねこが歩いたコースこちらをみて頂くと更に詳しくわかります。御影公会堂の係の方に申し出るともらえました。じーねこが確認したなかでは、JR三ノ宮駅中央改札にある神戸の観光案内所でも配布していました。

今回の大河ドラマではちょい役程度かなと思っていたのですが、結構重要な役割で描かれていたのに驚きました。配役も役所広司さんが演じておられ、これがまた威厳がありつつもチャーミングなキャラクターとして描かれているので、もしかするとこれを機に注目が集まるかもしれませんね。この冊子も感心がある方はなくなる前に入手してください。

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という感じで嘉納しぇんしぇーを偲ぶ散歩を終え、御影公会堂を後にしました。玄関の前には「白鶴」だけに鶴もいました。安心してください、動きませんよ(笑)。

      【神戸市立御影公会堂】

          場 所:〒658-0045 神戸市東灘区御影石町4丁目4番1号

          電 話:078-841-2281

         開館時間:午前9時~午後5時まで

          休館日:毎週火曜日・年末年始(12月29日から1月3日)

              詳しくは御影公会堂HPまで

※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。

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