現在の運行状況

読み込み中...

こごみの「歩いてみよう!見つけてみよう!」

阪急電車に乗って降りて始まる発見

沿線へお出掛け

神を呪う?甲の形に似ている?実は謎多き神呪寺と甲山

神を呪う...

なんて恐ろしい名前の寺なんだ...

と、この名前を見た時思いました。

甲山の観光スポットといえば、真っ先に名前が出てくる有名なお寺「神呪寺」です。

20190615-1.JPGいきなり結論を言ってしまうと、「呪」という字は「呪う」という意味ではなく、呪文と解釈します。

呪文の中に呪う要素も入ってはいますが、この場合の「呪」は言葉という大きな括りでとらえ、そのまま神の言葉という意味です。

神の言葉イコールお経、真言宗の「真言」と同じです。

よく聞く「ナントカカントカ、ソワカ~」というあれですね。つまり神様を呪っているわけではないのです。

20190615-2 (2).JPG

 

神呪寺は、山門と本堂の真ん中を「大師道」が貫いています。

車やバス、徒歩でも大師道をそのまま上がってくると、山門の裏側に出てくることになります。

 

20190615-3.JPG 

こちらが山門の正面です。大師道を通らずに上がってくるとこちらに出るようです。かなり年期が入って立派な山門。

ここからの眺めも十分気持ちいいですが、更に階段を上り本堂をめざしましょう。

 

20190615-4.JPG 

神呪寺の敷地内にある神社ですが、こちらに祀られているのは女神です。

基本的に山の神は女神とされています。「うちの山の神に怒られる」なんておじさんたちが奥さんのことを言うのは、そこから来ているんですね。

この「山は女である」という事実は、甲山を含む六甲山系にも色濃く出ています。

そこで甲山の由来の話になりますが、私が子供のころから聞かされていたのは甲山の形が「甲の形に似ているから」というものでした。

まわりに聞いてもそうみたいなので、やはり一般的に知られている理由みたいです。

 

20190615-7.JPG

 

しかし実はもう一つ由来が存在してるのです。

4世紀という遥か昔「神功皇后が、国家の平和を願って甲や剣などを埋めたから」というもの。

誰?

ってことですが、神功皇后は神のお告げを受け、国家安定と繁栄のために戦った武勇の女性。しかも妊娠中の身で、戦いの地で出産までして。

とにかくすごい人なのです。

そして何より、関西にとても馴染みの深い「廣田神社」を創祀したお方。

阪神タイガースが毎年必勝祈願をするあの神社です。

 

20190615-5.JPG

 

神功皇后にお告げをした神というのが、六甲山系に祀られていた女神さま。そこで勝利の報告と国の安定守護を願って廣田神社を建てたということになります。

ですから、すぐ側にある甲山に祭祀として武具が埋められたというのも単なる伝説とは言い切れないものがあります。

 

 

20190615-6.JPG

 

ところで、この山の女神とはいったい何者なのでしょうか。

廣田神社ではアマテラスの荒魂(アラミタマ)として祀られています。荒魂というのは、神様の荒々しい面、戦闘的、祟るなどの怖い面のことと言われています。

(この辺の事情はかなりややこしいのでスルーしますが)

実はこの六甲の女神さまは、謎の神として有名なのです。古事記にも出てこず、記録がほぼ無いにも関わらず、その存在は広く長く語り継がれている奇妙な女神。

歴史から抹殺された実在の人物といういわくも伝えられています。いったいなぜなのか。どうして六甲にいるのか。

そうなると神功皇后との関わりは何なのか。今だにはっきりとしたことが何もわからないという不思議な神。

古代史が好きな人には、とても興味深い魅力的な存在なんです。

現在は弁財天とも混合されている、その名も「瀬織津姫(セオリツヒメ)」という女神。

大ヒットした映画「君の名は」の主人公の名前が、この女神の別名から取られたそうですね。

 

 

20190615-8.JPG

 

甲山を含むエリアの寺は、非常に真言宗が多いです。神呪寺の中にも弁財天がいることを見ても、弘法大師はこの女神の謎を知っていたのではないか。

なんて考えるととても楽しい。

神社仏閣が建っている場所には、必ず何か意味があるということを聞いたことがあります。

身近な観光スポットにもいろいろな伝説や謎が隠れていたりしますので、なかなか面白いですよ。

 

20190615-9.JPG

 

記事の内容に全然関係ない話だけど、このサツキどうやって混ざったんだか気になってしょうがない。

 

 

「神呪寺」
アクセス: 阪急電車甲陽線「甲陽園」駅下車 徒歩25分 
     または「夙川」駅下車 阪急バス利用  
     または阪神電車「阪神西宮」駅下車 阪神バス利用

※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。

関連記事

この記事へのコメント(0)

ハートや音符などの絵文字は使用しないでください。文章が正常に投稿されない場合があります。

ブログ記事・コメントに関するご注意

  • ブログの記事・コメントの内容は、全てそれぞれの執筆・投稿時点のものです。時間の経過とともに掲載情報と実際に不整合が発生している場合もございますのでご注意下さい。詳しくは「ブログdeバーチャル駅長利用規約」をご覧下さい。
  • 公開承認制の為、コメントをいただいても承認までページには表示されません。
  • 公開承認はリアルタイムに行っているわけではございませんので、半日や1日、もしくはそれ以上のお時間をいただく場合があります。ご了承ください。
  • 入力いただいたお名前、ウェブサイト、コメントは全てページ上に公開されます。公開されたくない個人情報は入力されないようにお願いいたします。
  • 初めてコメントをされる方は「ブログdeバーチャル駅長利用規約」を必ずご覧下さい。
    規約に違反する記事内容の場合は承認いたしかねます。

阪急阪神公式ブログ一覧

阪急ハイキングスタッフ・まっちゃんが行く 阪急沿線ハイキング 日記
ゆめまちこちゃんのひだまりカフェ(阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト通信)

路線図から入力

路線図 河原町 烏丸 大宮 西院 西京極 桂 洛西口 東向日 西向日 長岡天神 西山天王山 大山崎 水無瀬 上牧 高槻市 富田 総持寺 茨木市 南茨木 摂津市 正雀 相川 上新庄 淡路 崇禅寺 南方 十三 中津 梅田 上桂 松尾大社 嵐山 下新庄 吹田 豊津 関大前 千里山 南千里 山田 北千里 柴島 神崎川 園田 塚口 武庫之荘 西宮北口 今津 阪神国道 夙川 芦屋川 岡本 御影 六甲 王子公園 春日野道 神戸三宮 花隈 高速神戸 新開地 稲野 新伊丹 伊丹 門戸厄神 苦楽園口 甲陽園 甲東園 仁川 小林 逆瀬川 宝塚南口 三国 天神橋筋六丁目 庄内 服部天神 曽根 岡町 豊中 蛍池 石橋 池田 川西能勢口 雲雀丘花屋敷 山本 中山観音 売布神社 清荒神 宝塚 桜井 牧落 箕面 神戸線 梅田~十三 宝塚線 京都線 阪急沿線以外・その他

駅名検索 入力確認

入力された文字列に該当する駅はありません。