イタリア・ボローニャ国際絵本原画展【西宮市大谷記念美術館】
毎年恒例の楽しみな展覧会の一つ、
イタリア・ボローニャ国際絵本原画展が2019年もやって来ました!
と言いつつ、実物を写真でご紹介できないのが、美術展のツライところ
でも大谷記念美術館はとても魅力的な場所なので、できる限りお伝えしたいと思います。
絵の趣味というのは人それぞれなので、「今年はよかった」「今年はいまいちだった」と感想も人によって違うと思いますが、
個人的感想として「今年はよかったあ」でした。
面白かったのが、このパネルの図柄にもなっている「迷路の神話」。
神話時代のいろんな日常生活が描かれているのですが、すべて迷路になっているんです。
すごく細かく楽しい絵なので、一枚をかなり長い時間かけて見入ってしまいました。
それともう一つ気になったもの。
一ページの中にごちゃごちゃといろんな場面が描かれてあるのですが、
これが良く見ると、えらく残酷な場面ばかり。あらゆる殺人シーンが...。
「テレビシリーズ 華麗なるストーリー」という絵本で、テレビのドラマシリーズを絵本化したものだとか。
絵自体は可愛らしいので気持ち悪くも怖くもないのですが、子供はちょっとギョッとするかも。
さて、大谷記念美術館の魅力の一つですが、なんといってもこの日本庭園。
入口を入って正面に、バーンと広がるガラスの向こうの眺めは、まるで一枚の絵のようで。
ちょうど強い雨が降ってきたので、みなさん椅子に座って贅沢な時間つぶし。
二階の階段のステンドグラスの窓も素敵です。
で、絵画鑑賞の後は休憩といきたいところ。
大谷記念美術館の一階に「交流サロンFIELD」があります。
自家焙煎のコーヒー専門店のCOFFEE HOUSE FIELDの支店になるそうです。
こちらのコーヒーは美術館オリジナルの大谷ブレンド。
他にもドリンクは豊富です。
お菓子類はその時々によって違うようで、本日はチョコレートのパウンドケーキをいただきました。
お店からは庭園を見ることができ、席数は少ないですが、ゆったりとくつろぐことができます。
庭園は、自由に見学できて写真撮影も自由。
この日はあいにくの雨でしたが、小ぶりの瞬間を狙ってササっと散歩。
所々に屋外展示の作品があります。
このふくろうの情けない感じの顔がお気に入りです。
季節によって咲く草花も違うので、見るたびに庭園の雰囲気が変わるのもいいところ。
なんか普段マジマジと見ない植物がいろいろと。
こちらあの「岡本太郎」画伯の『午後の休日』という作品です。
太陽の塔が笑ったらこんな表情になるのかな。
わりと怖い顔の作品のイメージなので、ちょっとめずらしい。
なんかほのぼのしてます。
「西宮市大谷記念美術館」
開館時間:10:00〜17:00
定休日:水曜日、展示入れ替え期間
アクセス:阪急 「夙川」下車。夙川沿いを南に下り、南西へ徒歩18分。
阪神「香櫨園」下車。南西へ徒歩6分。
http://otanimuseum.jp/index.html
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。