避暑地への誘い「ヴォーリズ六甲山荘」
六甲山花めぐりの合間に、ヴォーリズ六甲山荘を見学しました。
以前西宮の神戸女学院を紹介しましたが(こちら)、ヴォーリズは関西を中心に1500余りの建築を手がけており、その種類も多岐にわたっています。
ヴォーリズ六甲山荘は1934(昭和9)年に個人の別荘として建てられましたが、今は阪神間の歴史的建築物の保存に取り組む「アメニティ2000協会」の手によって管理されています。
毎年4月から11月中旬の土日祝に公開が行われており一度見学したいと思っていたので、絶好の機会でした。
バスで「記念碑台」停留所まで戻って、徒歩15分ほどでヴォーリズ六甲山荘に到着。
長いアプローチを抜けて、ようやく玄関です。
約80年前の木造平屋建であるにもかかわらず、建具や調度品などほとんどが当時のオリジナルで残っています。
代々の所有者が大切に使っていたため保存状態が良く、山荘建築の価値を高めているとスタッフの方が教えてくれました。
リビングの天井まである窓からは生い茂る緑の庭を望むことができ、開放感たっぷり。
庭から山荘の眺め。植えられた紫陽花も見頃を迎えており、より涼しさを感じられます。
船底天井が特徴のダイニング。こちらでケーキセットなどを戴くこともできるそうですよ。
暖炉。家族団欒のスペースということでベンチが備わっています。
こども部屋とメイド室。
スタッフの方がつきっきりでガイドしてくれるので、建築に興味はあるけど見所がわからないという方もご安心ください。
六甲山では他にも神戸ゴルフ倶楽部のクラブハウスがヴォーリズ建築として有名です。
六甲山ホテルや六甲ケーブル山上駅もレトロ建築好きには人気のスポット。
花めぐりに加えて、近代文化遺産めぐりも楽しんでみてはいかがでしょうか。
2015年度駅長のひろさんのレポートがより詳しいので、ぜひご覧になってくださいね。
ヴォーリズ六甲山荘 2017年度一般公開:2017年4月1日(土)〜11月19日(日)の土・日・祝日
【営業時間】11時〜16時 (入場は15時半まで)
【入館料】500円
【公式HP】http://amenity2000.la.coocan.jp
阪急六甲駅より阪急バス 六甲山頂行 「記念碑台バス停」より徒歩15分
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(4)
ひろ2017年7月 5日 22:37
コトリス さん
こんばんは。2015年度のバーチャル駅長です。
リンクを貼っていただきありがとうございます!思わず足を運びたくなりそうな、素晴らしい写真・記事ですね。今後も神戸方面の記事を楽しみにしてます!
コトリス2017年7月 5日 17:21
梅子さんこんにちは。梅子さんもヴォーリズ建築がお好きなんですね!紫陽花のオブジェは一体なんなんだろうと思っていました。鬱蒼とした森の中の山荘は隠れ家感も相まってより素敵に見えました。紅葉に包まれた山荘も見てみたいです(*^^*) 六甲山は行ってみたい場所がたくさんあって、できれば六甲山ホテルに泊まって観光したいと思いました。役得で泊まらせてくれないでしょうか(笑)
梅子2017年7月 5日 12:10
コトリスさん、こんにちは!
六甲山荘行かれたんですね!私もヴォーリズ建築が好きで、去年行ってきました!
とても素敵なところですよね。私も大好きです!
私も説明していただいて、より理解が深まりました。
お庭の紫陽花のオブジェは、去年の『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016』の作品で六甲高山植物園で展示されていた、門倉起美さんの「紫陽花」です!
一番好きな作品だったので、そこへ行けばまた会えるんですね!
森の中、霧の中で見たこの作品は、本当に素敵でした。
貴重な情報ありがとうございます!
また見に行ってきます。
コトリス2017年7月 6日 16:35
ひろさんこんにちは。コメントありがとうございます。ひろさんがしっかり解説してくださっていたので楽をさせてもらいました(笑)主に喫茶店の記事になると思いますが、私が好きな神戸のお店を紹介する予定ですので、見守ってくださいませ。