優れた建築技術が光る重要文化財「京都府庁旧本館」前編
多彩な見どころのある京都御所周辺は近代建築巡りにもおすすめの場所。
その代表格である「京都府庁旧本館」にやってきました。
明治37年(1904年)竣工。
明治期以降の県庁舎のお手本とされていた時期があるネオ・ルネッサンス様式の名建築です。
以前ヤスコさんとAKKOさんが青色にライトアップされた様子を紹介していましたが、
重要文化財でありながらどなたでも無料で内部を見学できます!
設計したのは辰野金吾の弟子・松室重光。
京都府技師として社寺建築の保存・修復をする一方で、近代建築の設計も行うようになりました。
県庁舎といえば先月見学した「兵庫県公館」が記憶に新しいですが、兵庫県公館をクラシックホテルに例えるならば京都府庁旧本館は和洋折衷の高級料亭でしょうか。私の乏しい語彙で表せないのがもどかしいです。
堂々たるシンメトリーの正面。
大統領が現れてもおかしくなさそうです。
外壁はベージュですが、実は煉瓦造りで小石を混ぜたモルタルが塗られています。
中庭には円山公園にあるシダレザクラの孫にあたる桜など7本の桜が植えられており、京都の隠れた桜の名所になっています。
素晴らしい景観と桜の組み合わせはさぞや見応えがあることでしょう。
2階から中庭を見た様子。雨に濡れた紅葉がクリーム色の壁に映えます。
マリー・アントワネットが降りてきそうな階段!
宮殿に来たかのような芸術的意匠。ディテールが和風なので工芸品のように見えます。
まだ部屋の中に入っていないのに見所が多すぎて長くなってしまいました。
続きは後編でご紹介します。
京都府庁旧本館
【公開日】火曜日から金曜日、土曜日(第1週、第3週、第5週)※祝日及び年末年始を除く
【公開時間】10時~17時
【入館料】無料
【公式HP】http://www.pref.kyoto.jp/qhonkan/1214473296472.html
阪急烏丸駅より地下鉄乗り換え、「丸太町」駅下車 徒歩10分
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(6)
ヤスコ2017年12月13日 20:00
あー、糖尿病治療が激変してきたあたりですね〜。そりゃ大変でしたねぇ〜。「私らが学校で習ったことと今は全然ちゃうねんで〜」といちいち学生に話さなければならないほど変わったんで、その頃は一番しんどかったでしょうね〜。私らでも「えーーー!」ってなってた頃ですから。笑
コトリス2017年12月13日 13:37
2010年前後の資料なら私が作っていたかもしれませんね!
当時は糖尿病ワースト県の徳島にセミナーを聞きにいったり、薬事法を勉強していました。
げっそり痩せてしまうほど大変な仕事だったのでなかったことにしていますが、ブルーライトアップを見てあの頃の自分を励ましたいです。
ヤスコ2017年12月13日 12:54
へぇー。その資材を私共が使ってるんですよー。世界糖尿病デーが制定されたときから知ってるので私が最初に見た資材はコトリスさんが作ったものだったのかも?
コトリス2017年12月13日 11:06
ヤスコさん。黒歴史なんですが、以前製薬メーカーで糖尿病や生活習慣病の冊子を作っていたことがあり、世界糖尿病デーのブルーライトアップはそのときに知りました。大阪城や姫路城など、見慣れているものが青くライトアップされるとインパクトがありますね。来年は私も見に行きたいです。
ヤスコ2017年12月13日 08:02
私の記事のご紹介までありがとうございます。一般公開の情報が書かれていたことを思い出しました。ブルーライトアップもまたみなさんに思い出してもらえるし嬉しいです!
コトリス2017年12月13日 20:31
ヤスコさん、ねぎらいのお言葉ありがとうございます(涙)
覚えることとストレスが多かったので、働いていたことが黒歴史だと思っています。
もう思い出したくないので土をかけて埋めておきます!