登録有形文化財を利用した「川西市郷土館」でレトロマッチの世界に触れる
久々にのせでんに乗って、山下駅が最寄りの「川西市郷土館」に行ってきました。
ありこさんもミニチュアの展示「小さな和の世界」を見に来てましたが、私が訪問したのはその少し前。
郷土館内でばったり会うところでした(笑)
郷土館の敷地内には大正期中期に建てられた数奇屋風の造りの民家「旧平安邸」(登録有形文化財)や、映画やドラマのロケ地によく使われる洋館「旧平賀邸」(登録有形文化財)、川西市ゆかりの青木大乗(日本画家)と平通武男(洋画家)の作品を展示した記念館があります。
まずは旧平安邸へ。
お座敷では雛人形とつるし雛の展示が行われていました。
ありこさん紹介のミニチュア展示会場もこちらです。
来客の際に利用したと思われる座敷・蔵・離れ座敷・浴室などが、中庭を取り囲むように作られた廊下でつながり一体となっています。経年を感じさせず居心地よく手入れされている部屋の中と庭を眺めていると、時代をさかのぼった気に。
川西市郷土館に来たのは、毎年この時期に行われる「燐寸コレクション展」を見るため。
2015年、神戸市垂水区に開館した「たるみ燐寸博物館」の膨大なコレクションの一部と、旧平賀邸で見つかったマッチ、あわせて計403点の展示です。
2部屋ある蔵を使って、マッチがアート作品のように展示されています。
趣味でマッチ作りをしている私にとってレトロでモダンなデザインを見られる貴重な場。
どんな店だったんだろうと想像すると胸がときめき、何時間でも見ていられます。
中には宝塚少女歌劇の公演を宣伝するマッチもあり、貴重なその姿に思わずガラスに張り付いてしまいました。
姫路の回転展望台へ行った帰りに「たるみ燐寸博物館」にも寄りました。
来週に紹介しますね。
燐寸コレクション展3 〜加減乗除の町の音〜(川西市郷土館・旧平安邸 蔵展示室)
【開催期間】2月1日(木)〜3月31日(土)
【開館時間】10時〜16時半まで(入館は16時まで)
【休館日】月曜日(月曜日が祝日に当たる場合はその翌日)、12月28日〜1月4日
【入館料】一般300円、高校生・大学生200円、小学生・中学生150円
【公式HP】http://www.kawanishi-hyg.ed.jp/kyodokan/
阪急川西能勢口駅より能勢電鉄に乗り換え「山下駅」下車、徒歩約15分
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(2)
ありこ2018年2月14日 20:54
コトリスさん、リンクしていただきありがとうございます。
ワタシもさせていただきました。
そっか~入口のところは、こーやって撮ると趣きや歴史が感じられるのだな~と、写真の勉強もさせていただいております。
最後から2番目のお写真。
この展示の仕方に感激しました。
本みたいだったから。
板宿商店街の大売出しの燐寸があって、チラシ代わりに使われていたり、字体も絵みたいにイロイロで「あの時代が好き」と思いました。
みんなが捨てるものは、置いておこうとも思いました!
ありがとうございます!
コトリス2018年2月14日 21:25
ありこさん、こちらこそありがとうございました。
燐寸博物館の館長に話を伺ったところ、今回の展示は準備期間が少なかったそうですが
少数精鋭といった感じで見やすかったです。
展示の仕方も立体的で凝ってましたね。
いろんな方に見てもらえるのでマッチも幸せそうでした。