バレエ・リュスをめぐる様々な芸術を紹介『バレエ・リュスと美術家たち』
私は子どものころからクラシックバレエにすごく憧れていたのですが、なかなか習うことができないまま大人になってしまいました。
しかし、15年ほど前に来た、「大人のバレエブーム」で、近くに教室ができたのを機に、思い切って始めました。
発表会などからはもう卒業しましたが、今も美容と健康のため、とレッスンは続けています。バレエを愛する気持ちは子どものころから変わりません
そんなバレエ好きの方にはおススメの展覧会が尼崎で始まっています。(TOOKの12月1日号でも紹介されていますよ)
『バレエ・リュスと美術家たち』。
バレエだけでなく、デザインなどに興味のある方にも良いと思います。我が家のイラストレーターをしている長男も、興味があると言っていたので一緒に見に行きました。
場所は、阪神尼崎駅から徒歩5分ほどのところにある、尼崎市総合文化センターの5階にある美術ホールです。
わぁ~、エレベーターの内側までこうなってます
着きました~
「バレエ・リュス」とは、「ロシアのバレエ団」の意味で、20世紀の初めに、興行主のディアギレフが率いて、ヨーロッパやアメリカで公演を行いました。 余談になりますが、先日紹介した『アナスタシア』の中で、ヒロインのアーニャたちは、この「バレエ・リュス」の一行に紛れてロシアを脱出、パリへ向かう、というシーンがあります。
展示されているのは、日本バレエ協会の前会長であった薄井憲ニさんの貴重なバレエ・コレクションです。
アンティークプリントや、葉書、衣装、プログラムにポスター、写真など、さまざまなものが展示されていて、とても見ごたえがありました。
中でも伝説のダンサー、アンナ・パヴロワの「瀕死の白鳥」の写真や、ニジンスキーの晩年の病室での写真はインパクトがありました。
また、ピカソやシャガールが公式プログラムの表紙を描いていたり、マリー・ローランサンやダリが舞台美術や衣装を担当していたり、といった事実にもびっくり バレエ・リュスってやっぱりすごかったんですね
この展覧会のポスターの絵は、ロベルト・モンテネグロというメキシコ人画家によるものなのですが、他の絵にもゴールドが効果的に使われていて、躍動的で、今でもかなりお洒落な感じがしました。
この展覧会では、いくつか写真OKの場所もありますよ
そして嬉しいのが、貞松・浜田バレエ団による、衣裳、ポスター、映像の展示コーナーが設けられていること
「ドン・キホーテ」や、「眠れる森の美女」などの衣装が間近で見られて、テンションが上がります
すごく充実の内容の展覧会だと思いました。大満足
兵庫県立芸術文化センター所蔵 薄井憲ニバレエ・コレクション特別展 「バレエ・リュスと美術家たち」
場所:尼崎市総合文化センター 美術ホール5階
期間:2020/11/21~12/13
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:火曜日
入場料:一般500円、シニア400円、大学生400円、高校生以下無料
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