映画 「嵐電」世界初上映!大阪アジアン映画祭2019
大阪発。日本全国、そしてアジアへ!
阪急うめだ本店9階、阪急うめだホールで上映された大阪アジアン映画祭2019オープニングの「嵐電(鈴木卓爾監督作品)」を鑑賞してまいりました。
何を隠そう(隠してないw)わたくし、けっこうな井浦新さんのファンでございます。
その井浦さんが主演される映画の世界初上映...舞台挨拶あるんちゃうん?と気づくのにやや時間がかかり、ぴあでポチッとしたときは残席2席のギリッギリ(滝汗)
インパクト特大の素晴らしいポスター
言うときますけど、このポスターに起用されているのは、大阪のアイドルオバチャーン(公式HPはこちら→◆)の不動のセンター舟井栄子さんです。
話がそれましたが、大阪アジアン映画祭は今年で14回目を迎えました。
阪急うめだホールはバレンタインの催事のときには人気のオードリーを並べていたホールですね。
その時の記事→◆
オープニングセレモニーには英語通訳がついて実にインターナショナル。
「現在ただ今のアジアを映した映画を、ここ大阪から世界に発信するという派手なところのない映画祭が、14回目を数えることができたのもただただここにご来場、ご参加くださる皆様のおかげです」という実行委員長の挨拶から始まったオープニングセレモニー。
今回エントリーしている作品の監督や出演者の皆さんが次々とステージに立ちます。
ゲストを代表してチャン・リュル監督の挨拶がありました。
「私は大阪は初めての訪問になります。日本にはこの10年で福岡には来たことがあります。私はどこかへ行くときには10年スタイル、10年ごとに行くというスタイルのようです。皆さんが私の映画を気に入ってくださり、嫌いにならなければ、私はこの大阪に十年通うつもりでおります」
チャン監督のスピーチに会場がほっこりした笑いに包まれました。
セレモニー中は写真撮影もOKでした。
さて映画「嵐電(らんでん)」。
私たちにはなじみのある名前ですが、監督はもう5.6回も雷電(らいでん)と間違えられたそうですよ。
映画は、年齢も住んでいる場所も置かれた環境も違う三組の男女が織りなすラブストーリーで、重なり合いすれ違い通り過ぎながら進行していく...それぞれをつなぐのが嵐電です。
見慣れた景色でありながらどこかノスタルジックで、あるいはファンタジーの世界に迷い込んだような、不思議な感覚のお話でした。
鈴木卓爾監督は京都造形芸術大学の准教授でもあり、この作品は映画学科の学生とプロとの協働プロジェクトになるそうです。
おっとりとした語り口で、「京都の、外からやって来た人間とずっと京都にいる人が、どういう風に出会って何か変化するのか?みたいなことを描くラブストーリー」だと話しておられました。
「僕の現場での一番の宝物は、監督の下で映画作りをしている生徒さんでもありながら、それぞれいろんな自分の目指している部署をやりながらこの作品に参加してきている若者たちと一緒にこの映画をやらせていただいたことなので」と、一緒に登壇している若者たちにマイクを回して役名と自己紹介をするよう促す井浦新さんがステキでした。
劇中で西院駅のことを、「阪急では『さいいん』と読むが、嵐電では「さい」と読む」というセリフがあり、おおお!阪急!!となりました。
嵐電の紫の車体の色を、京紫(きょうむらさき)と呼んでいました。
しば漬けみたいな色だからだそうです。
この映画のロケをしているとき、私もちょくちょく入洛していました。
映画の中に何度も出てくる帷子ノ辻(かたびらのつじ)も何度も通りました。
感慨深いです。
映画「嵐電」、テアトル新宿・京都シネマにて5月24日より公開です。
大阪アジアン映画祭2019は3月8日~17日まで。
上演スケジュールはこちら→◆をご覧くださいませ。
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