逸翁美術館〜カワイイがここにも〜
開館60周年記念展の締めくくり、逸翁美術館の「未来につなぐ 和の意匠(デザイン)力」にバーチャル駅長の特権で無料で行って来ました!
バーチャル駅長は皆さまにご紹介するという名目のもと、美術館の方の解説付きで、私なんかが撮影もオッケー(本来は撮影禁止なんです!スマホで御免!)にて、関係者の腕章を付けて観せていただきました。
↓マグノリアが綺麗に咲いていました。
逸翁美術館というと、書画、骨董、茶道具、また、美術館の名前に「翁(おきな)」の文字が入ってるいるから、「渋好みの風流人が行くところ」と思っていたのですが、バーチャル駅長の面々が、逸翁美術館の素晴らしさを嬉々として話すのを聞いて、「うっわ〜みんな守備範囲ひろ〜」と思っていたのですが、私のようなインパーフェクトな人間こそ、親しみを持てるのが、今回の展示です。
↓ずっと見ていると顔に見えてくるカワイイやつ。こうみえて、重要美術品。
例えば、月っていうと、どんな形を思い浮かべます?
スーパームーン、満月、何か起こりそうなドキドキをはらみ、魅了されますね。
また、上弦の月、下弦の月も美しく、鋭くシャープな切っ尖は、絵にも描きやすく、よく目にするデザインです。
でも、この展覧会で紹介されるは、そのどれでもない、こんなデザインの月。↓↓↓
満月に足りぬ「未完成」の月を愛でるゆとりの心。
古墳時代の未熟ないびつさや、おおらかさ、あえてそれが良いという美意識。
そんな不完全な、未完成の、うつろいゆく美。
一見、ネガティヴに思えるものの中に ある美しさ。
今回の展示品はそんな、簡素で清々しいもの、つつましいもの、いぶし銀や緑青のように、時間の変化を楽しむもの、侘び、寂び、に代表される日本人独特の感性の美が集まったコレクションです。
一方で派手、奇抜なもの、異質なものの組み合わせが、デザインを活性化させ、美を遊ぶ余裕も粋であったりしますね。
↓囲碁盤の上に乗ってる?!
古典であっても、当時は最先端なわけで、良いものは良く、カワイイ!と一言で表してしまうが恐縮ですが、そんなデザインが意外にもたくさんあって、心を奪われてしまいました。
ところで、販売コーナーの品々は、コレクションの中でも、カワイイもの揃いなので、こちらも寄ってみて下さいね!
便箋や葉書のほか、クリアファイルは大きさやデザインの違うものを色々販売していておすすめです。
↓金魚を狙う悪い顔のネコと金魚の驚く表情がたまりません!(クリアファイル)
逸翁美術館
阪急池田駅より徒歩10分
期間:3月24日(土)~5月6日(日)
休館:毎週月曜日(4月30日開館、5月1日休館)
料金:一般700円 大・高生500円 中学生以下無料 シニア(65歳以上)
住所:大阪府池田市栄本町12-27
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(2)
AKKO2018年3月27日 17:23
マッキーさん、逸翁美術館のブログで堪能させてもらったよ。ブログもやっと終わるしまた絵を描いたりやモノづくりの時間ができるから、おかげでやる気スイッチが入りました。ステキな記事ありがとね。(*^▽^*)
マッキー2018年3月27日 17:38
ブログ読んでくれてありがとう。
OGブログもときどき楽しもうね。