大好きな安藤忠雄さんのギャラリー
先週は、急遽兵庫県立美術館も閉館になってしまいました。
でも2020/3/25から再開予定とのことでアップさせていただきます。
「Ando Gallery」
建築家・安藤忠雄さんの建築作品や社会活動を紹介する入場無料の常設展示施設です。
こちらは、昨年5月にオープンし、なんと入場無料で公開されています。
展示室ではまず「兵庫/復興」をテーマに同美術館や県の複合施設「淡路夢舞台」(淡路島)をはじめ、
「原点/仕事」をテーマに、日本建築学会賞を受賞した出世作「住吉の長屋」(1976年、大阪市)、
そして「光の教会」(1989年、大阪府茨木市)を10分の1のコンクリート模型やパネル展示されています。
このような安藤建築の模型やスケッチなどが豊富に展示されており、安藤忠雄さんのイズムを感じることができます。
また最上階では最新の安藤さんのお仕事が紹介されています。
大阪市の中之島公園に設計して市に寄付する「こども本の森 中之島」(2020年3月オープン予定)や、直島で30年間にわたって設計してきたベネッセミュージアム、地中美術館、Ando Museum、さらに歴史的建造物を美術館として再生するプロジェクトなどが並んでいます。
またパリの旧穀物取引所「ブルス・ドゥ・コメルス」を美術館に改造する仕事は、最新プロジェクトの一つ。ドーム内にある円形広間に高さ10m、直径30mのコンクリートの円筒を入れ子のように挿入したもの。こちらも2020年3月にオープン予定だそう。
安藤さんの日本、そして世界的なご活躍の歴史が手に取るように感じられるとても素敵なギャラリーです。
ギャラリーは、皆様に感じていただくために中の様子はお楽しみとさせていただきます。
自分で撮影したギャラリーの本棚がとても気に入っているので、こちらだけ掲載させていただきます。
ギャラリーの前には、安藤作品の中央の上下に延びる白い帯がとても美しく。
また、ギャラリーの屋外の「海のデッキ」には、米国の詩人サムエル・ウルマンが「青春とは人生のある期間ではない、心のありようなのだ」とうたった「青春の詩」をモチーフに安藤さんがデザインした「青りんご」(幅・奥行・高さ各2.5m)の作品が。
こちらは、2018年12月に設置。安藤さんは「りんごに触っていただいて、自分の青春はこれからだと思っていただければ」と語っておられるそう。
遠目から見ると「青りんご」は、ギャラリー前方にある安藤さんが建築された「海のデッキ」にちょこんと存在しています。
そして、ギャラリーの外からデッキに近づいていくと、でーんと大きな青りんごに遭遇することができます。もちろん、手に触れることもできます。
この展示されている南側は水辺でお天気の良い日はキラキラして美しいです。
小春日和、温かくキラキラした日差しのもとで、美しい安藤建築を感じていただくことは至福の時間になること間違いなしです。
「Ando Gallery」(兵庫県立美術館第2展示棟)
住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目1−1
電話番号::078-262-0901(代表)
観覧時間:10:00~18:00(特別展開催中の金・土曜日は午後8時まで、入場は閉館の30分前まで)
休館日: 県立美術館休館日に同じ( 3月20日(金・祝)から3月24日(火)まで、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休館)
※2020年3月現在、新型コロナウィルスの影響により変更などがあると思いますので、HPをチェックしていただいてからお出かけください。
HP:https://www.artm.pref.hyogo.jp/
観覧料: 無料
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。