常楽@蛍池 飛行機串かつがキュート!航空関係者が集う絶品串かつ店
無性に、美味しい串かつ食べたいな~
...ということで、今回は蛍池へ。
蛍池駅から国道176号線に出て少し北側に歩くと、T字路(空港入口)があるので、大阪国際空港へ向かう道をてくてく。
この道沿いにある、常楽へやってきた。
店内中央に調理場があり、これを囲むようにコの字カウンターがある。
どうだろう10席ほどかしら...宴会とかだと、別に2階かな...部屋もあるようだ。
店内には、マリンスポーツ&アメリカンなものと、飛行機に関連するものがいーっぱい飾られている。
C級呑兵衛恒例の予約なし飛び込みで行って、快く入店OKではあったんだけど、
話を伺っていると、こりゃ間違いなく予約していくのがいいな。不定休だし予約結構入るからね...たまたま運がよかっただけだわ。
こちらの串かつは、「梅田串かつ」スタイルになります、と説明を受ける。
大阪発祥...新世界が今のスタイルの串かつを確立したとされるけど、
お店によっては単品メニューがなくて、おまかせで順番に出てきて良いところでストップをかけるコースみたいなのあるでしょ。
このおまかせシステム、梅田が発祥とされていることから、「梅田串かつ」スタイルというわけ。
4つに区分けされた平皿が出てくるので、ここに、みそ・塩・ポン酢・ソースを入れる。
生ビール(480円)は、キリンラガー。
こちら、何でも西宮の宮水使用のレアものというお話。
まずは、銀杏から。塩でいただく。
もちもちっとした質感と、ふわっと柔らかい食感がたまりませんな。
そして、とんかつヘレ。こちらはソースで。
このザクザクっとした歯触りのいい軽快な衣がたまらんわね。ここに、しっかり厚めのヘレ肉なんだけど、めちゃ柔らかい。美味い!
海老は、塩かポン酢で。
もちろん尻尾まで食べられるように揚げてあるんだけど、身はぷりっぷりで、蒸された感じのふんわり感も兼ね備えていておいちー
うずら。
2個あるので、1個ずつソースと味噌でいただく。串が出てくるたび、その串のおすすめの調味料も説明してもらえる。
甘みとコクのあるみそ、スパイスのきいたソースいずれの調味料も合うなぁ...というか、この調味料それぞれも美味かったりする。
そして、ガーリックベーコン。お!これウメー。ガーリックよくきいてるわ。
「今日来られるの初めてですか?」
と問われたので、「飛行機の串を何かで見て...」と話したところ、「飛行機好きなんですか?」というやり取りをきっかけに、シェフの飛行機トークが爆裂(笑)
これがめっちゃ面白くて、興味津々。飛行機の技術的なことだけでなく、千里川での撮影にまつわるあれこれ、昔の大阪国際空港の話なども含め、ホント全般に詳しい、関係者ですか?っていうくらい。単に空港に近いということだけでなく、航空関係者も多く訪れるお店なんだよね。
で、話を伺うと、「飛行機の串は、航空関係者にしか出さないんです。」
え~、そうなんだー...と、ちょっとがっくり肩を落としかけたところで、生野菜が出てきた。
「!」
わー!このニンジン、飛行機の形してるー!
シェフ曰く、「それ、747 SP」...お、ディテールにこだわってる、そして、それを分かる自分がいる(笑)
通称ジャンボと呼ばれるボーイング747(B747)にもいくつか種類があるんだけど、ジャンボは大きいものを表す代名詞になったように、基本どれも大きな機体なのよね。なのに、なぜだかそれに逆行したモデルがあるんだよね。それがこのSPと呼ばれるものだ。
ジャンボなんだけど、何だか胴体が短くて、ずんぐりむっくりな感じが可愛らしい。昔の褪せた写真くらいしかないけど、実際にはこんな感じ。
貝の小柱...しまった、写真撮るの忘れてるわ(飛行機の話で盛り上がっちゃってるし、アツアツ食べたいし)。こちらは、海苔を巻いてあり、塩かポン酢でいただく。貝王としては、貝柱の風味と味はやっぱりいつまでも楽しみたいわね。
次に、とうもろこしと、いか明太。
とうもろこしは蒸して焼いて、タレをかけて屋台の味を。そのまま頬張ると香ばしい香り、そして、粒粒の甘みがグー!
いか明太は、いかで明太をくるんでいて、塩かポン酢でいただく。
え?マジですか!
そう、揚げてくれたよ。モデルになった模型込みで(笑)
飛行機は、スナップエンドウとウインナーで手間暇かけて作られている。
えーとですね、左手がエアバスA350、右手がB777-300ね。こちらもディテールにこだわっていまして、左手のエアバスA350、主翼の先っぽがきゅっと上に折れているんだけど、それ再現されてます(笑)
食べるのもったいないけど、パクッ。遊び心だけじゃなく、しっかり美味しいところがたまらないのよね。
今回、飛行機の話で盛り上がったので、こうして出していただいた...というのもあるんだけど、
航空関係者に限らず、飛行機好きな人はもちろん、飛行機串の写真見て来ましたとか伝えると、快く揚げてくれるそうな。
なので、まったく飛行機の話なく進むと、出てこないのでアピールしてね(笑)
逆に、ディテールに反応すると、会話はますますヒートアップだ(笑)
こちらは渋皮つきの栗でございます。これが、ほっくほくで上品な甘さがたまらんわね。
そして、鞍馬の湯葉を炊いたもの。そのままでもいいし、味噌をつけて田楽な感じでいただく。湯葉のこの食感や味わいもいいなぁ...
あかん、ちょいちょい写真撮ってないことが判明(笑)
蓮根はカレーのブイヨンで味付け。尺っと歯ごたえに、カレーの味が妙に合うんだよな。
海老のビスク クリームコロッケ...もう、とろっとろで濃厚で激うま。
アスパラは柔らかいんだけど、アスパラらしい繊維質な食感とこりこりっとした歯触りが絶妙。
鱚はすだちを上から擦って...塩でいただく。
さっぱりいただけるんだけど、淡白ながら白身の味・風味がしっかりあって美味。
数の子に練りウニ。
ポン酢もいいけど、このままで。
数の子って串かつになるんだねぇ。粒粒のぷりぷり食感しっかり、同じ海のもの、ウニの香りとの相性もいいね。
大根、柚子削り。
シンプルなように見せかけて、実はこれが名物なんだそうな。大根は、おだしに鶏や昆布茶、みりんや醤油などを合わせて炊き込んだもの。
ホロホロと崩れる炊き込まれた大根に、このよーしゅんだ味つけがいいわけ。
マッシュルーム、こちらにはクリームチーズが入っている。クリームチーズなんだけど、これがソースに結構合うんだよね。
牛ロースは半分はそのまま食べて、半分は必ずソースでいただく。
厚めのお肉ながらめちゃ柔らかい。それでいて、肉質しっかりの肉肉した食感も楽しめるのがうれしい。
蟹爪って美味しいよね~
しっかり、もふっとある蟹身。蟹の香りを満喫したところで、串をストップしようかしら。
こだわりの食材と創作の串かつ、どれも美味しかったなぁ。
人によって食べる品数とかも異なるので一概には言えないけど、ある程度たべると相場としては5000~7000円あたりかしら。
いやぁ、とにかくシェフとの話が楽しかったわぁ。
また、行かなきゃ。飛行機も見に行きたくなっちゃった...
コロナ禍なので、また営業時間などの影響も出てくるとは思うんだけど、ぜひ、行ってほしいお店だな。
気になる人はぜひ~
■「行ってみたい」とふと思った人へ
店名:常楽
場所:豊中市蛍池西町1-26-3
時間:18:00~23:00 不定休
電話:06-6843-4094
※緊急事態宣言等の影響で営業日・営業時間が変更されている場合があります。
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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