『いちからわかる円山応挙と長沢芦雪』@嵯峨嵐山文華館
年始、今年のスケジュールが公式サイトで発表された時から
楽しみに楽しみに楽しみに(何回言うねん)していた展覧会、
『いちからわかる円山応挙と長沢芦雪』を観に、嵯峨嵐山文華館へ行って参りましたー
検温、アルコール消毒、マスク着用でいざ入館
丁寧な解説で、本当に「いちからわかる」
師匠の応挙と弟子の芦雪が並べて展示されており、互いの特性が如実に分かり面白かったです。
私は円山派も四条派も、京都画壇丸々好きなのですが、特に芦雪が好き好きっていうか、大好き
なぜかというと、『わびとサビとはどう違う?』でも用いた「時空間」で説明すると分かりやすいので、ここでも使わせていただきます。
徹底した「写生」で知られる円山応挙なんですが、とにかく絵が途方もなくうますぎちゃん
絵がうますぎて、私は彼の被写体たちに「生き物の有限」、つまり行く末の「命の果て」まで連想してしまうのです。
一方、芦雪はですね、、、被写体たちが常に「ぽかん」「きょとん」「でへへ」ってしてるんです。
脱力系というか、照れ笑い系とでもいいますか、、、
そこに「間」や「隙」ができ、「時空間の歪み=無限が生じる」なんてことを感じたり。
例えばですね、見て下さい。この鶴さん。
こちらの仔犬もご覧下さい
わかりますよね上が応挙で、下が芦雪です。
さて、文華館といえば、2階の展示スペースが最高なんです芦雪の大作をじっくりゆっくり鑑賞できました
長沢芦雪「岩上猿・唐子遊図屏風」
鑑賞後は、2階の大きな窓から嵐山の光景をぼーっと眺めながら、アンケート書いたり、塗り絵コーナーでお絵描きしたりするのが、ぴちぞうのルーティン
静かで、広々として、気持ちいい~
お土産に芦雪の「喜雀図」ファイルを購入。
この雀ちゃんたちは後期展示(6月24日~)に出展されるそうなので、後期も行かねばー
嵯峨嵐山文華館
『いちからわかる円山応挙と長沢芦雪』展は7月13日まで、お見逃しなく
阪急嵐山線「嵐山駅」より徒歩13分
嵯峨嵐山文華館公式サイト https://www.samac.jp/
*訪館前に公式HPで開館時間等ご確認されることをお薦めします
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(2)
くにくに2020年6月21日 13:10
ぴちぞうさん、今日は!
何時も拝見させて頂いてます。
ぴちぞうさんの表現力に洞察力に感服しております。感心もです。
なるほどなぁ~~~~~そう言う見方も·····
なんて納得しております。日々精進して
いない、私などは(泣)
見習おう!!素養が物を言いますが(泣)
ぴちぞう2020年6月23日 11:19
くにくにさん、コメントありがとうございます。いつも読んでいただいているとは、嬉しいです!「あ、この美術展面白そう」って思ってもらえる展覧会評書けるように、これからも精進いたします。