『大観と春草:東京画壇上洛』@福田美術館
福田美術館で『大観と春草:東京画壇上洛』を観てきましたー
美術展を観る前に、先にミュージアムカフェで一服するぴちぞう
お気に入りの席で渡月橋を臨みながら、チーズケーキセット(1000円)をいただきます
長沢芦雪の本と可愛いファイルは、先に訪れた嵯峨嵐山文華館で購入したもの(詳しくはこちら)
嵯峨嵐山文華館と福田美術館、二館共通券がお得です
さて今展示ですが、見どころは以下3点ではないでしょうか。
- 大観と春草の友情
- 恩師亡き後、奔走する大観
- 東西日本画家オールスター集結
まず横山大観と菱田春草の友情
彼らは岡倉天心の弟子として旧来の画壇に抵抗し、日本画に変革をもたらします。
「空気を描くには?」
師からのこの問いかけに、二人は取り組んでいくのです。
菱田春草『夏の朝・冬の夕』↑ ↓ 横山大観&菱田春草『竹林図・波濤図』
しかし、わずか36歳で春草は亡くなります。こちらは大観が描いた『寒山拾得』。
解説に「かつての自分と春草の姿を描きたかったのでしょうか」と書かれていましたが、
その解釈がどうであれ、こんなに美しく穏やかで優しい表情の「寒山拾得」を、私は初めて観ました。
春草死後、残された大観は岡倉天心の遺志を継ぎ、日本美術院復活へと奔走します
めちゃ嫌いな兄弟弟子下村観山と手を組んだり、、、
京都画壇のあの御大、、、そう竹内栖鳳を勧誘したり。。。
横山大観&竹内栖鳳&川合玉堂『雪月花』
2階の展示はこのように、日本画好きの方には垂涎もののオールスター大集合となっております。
本物をご覧いただきたいので、こちらだけ紹介させて下さい
1931年に制作された『雲錦帖』の参加メンバー。
「え、、、ヤバない???
」
豪華共演、ぜひとも美術館でお確かめくださいませ
そんなわけで、全ギャラリーを観終え、スキップしたい気持ちになったぴちぞう
ミュージアムショップで色々お土産を買ってしまいました。
福美のミュージアムショップは、オリジナルグッズも可愛いですし、京都の職人さんらの作品も多数あって楽しいですよ
福田美術館
『大観と春草:東京画壇上洛』は10月11日まで、お見逃しなく
阪急嵐山線「嵐山駅」より徒歩約10分
福田美術館公式サイト https://fukuda-art-museum.jp/
*訪館前に公式HPで開館時間等ご確認されることをお薦めします
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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