ホテル若水でお得に宝塚温泉を楽しむ【宝塚散歩マクロス編第4回】
宝塚にある手塚治虫記念館で企画展「MACROSS:THE ART 1982-2018」を見学したり、近隣の飲食店で企画展とのコラボメニューが食べられるグルメマクロスを楽しんだりした今回の宝塚散歩マクロス編。
※マクロスというのは30年続く人気アニメシリーズです。
旅の最後におじゃましたのは宝塚温泉『ホテル若水』。
実は今、手塚治虫記念館の入場券をフロントで提示すると、当日に限り、日帰り入浴がお得に利用できるんですよ。
手塚治虫記念館のあとはホテル若水で温泉三昧
▲左の茶色の建物がホテル若水。右は安藤忠雄建築のナチュールスパ。
宝塚が今のように華やかな街になったのは、箕面有馬電気軌道、今の阪急宝塚線が梅田から宝塚まで通り、小林一三氏が乗客誘致のために宝塚一帯を観光地として開発したため、ということは阪急沿線に縁のある方ならご存知ですよね。
ただ、そんな風に宝塚が開発されるそもそものキッカケは、やはりそこに温泉があったからではないでしょうか。
宝塚温泉は都会からほどよい距離にある温泉街として親しまれてきましたが、街を取り巻く環境の変化や阪神・淡路大震災の影響などもあり規模は縮小。
もしかすると「え、宝塚に温泉なんかあったの?!」と思われる方もいるかもしれないですよね。
昔は温泉宿や料理屋が立ち並び、その中を芸者さんが歩くような温泉街だったのですって。
今の宝塚の街からはちょっと想像がつきませんね。
でも、宝塚温泉は健在ですよ!
宝塚駅そばの宝塚ワシントンホテル、駅前の宝来橋を渡ったところにあるホテル若水、ナチュールスパでは、今も温泉に入ることができます。
その中でもホテル若水は、2019年3月15日までなら手塚治虫記念館の入場券の半券があれば、当日に限り、通常1,600円の日帰り入浴が1,000円で利用できちゃうのです。
これは行っとかなあきませんよね。
※優待の受付は11時30分~17時。小学生以下の子どもは500円です。
ホテル若水があるのは、武庫川にかかるS字橋・宝来橋を渡ってすぐのところ。
以前おじゃました炭酸せんべいの黄金屋の角を左にまがるとホテルの入り口があります。
※黄金屋さんについてはこちらの記事で。
→宝塚みやげといえば...黄金家の炭酸せんべい!【宝塚散歩第5回】
ホテル若水は、1泊2食付きだと1人2万円台後半から3万円台が中心価格帯のちょっと贅沢なお宿。
その温泉に1,000円で入れちゃうなんて...ね!
フロントで「入浴のみの利用がしたいんですけど」と言うと、わたしが手にしていたおみやげものの袋を見てすぐに「手塚治虫記念館に行かれてたんですね」とスムーズに対応していただきました。
女湯の脱衣所には仕切り付きの洗面台があって、化粧水などもそろってましたし、タオルやバスタオルも用意されてるので手ぶらでオッケー!
上の写真の右手には、エアコンの効いた湯あがり処もあって、冷たいドリンクもいただけますよ。
温泉のお湯は少しぬめりがあって柔らかく、試しにちょっとなめてみるとすごく塩からいの!
暑い中宝塚の街をウロウロして少し疲れてたのですけど、温泉に入った後は血の巡りが良くなって、体がふわっと軽くなった気がしました。
ホテル若水のお風呂、毎週月・土曜日は女湯に限り、16時からバラ風呂も楽しめるのですって!
約400輪の色とりどりのバラが湯船に浮かぶんだそうですよ。贅沢すぎですね。
▲この写真は、エレベーターホールから撮ったものです。
露天風呂から見えるのは、宝塚の山並みとそのふもとに広がるマンション群。
阪神・淡路大震災前の宝塚がどんなだったかはもうはっきりとは思い出せないけど、この20年ほどでほんとに街並みが一変したなあ、なんて考えながらお湯に浸かってました。
でも、今の宝塚の景色も大好き。
エレベーターホールからは、武庫川をはさんで宝塚の一番華やかな街並みが望めます。
もちろん阪急電車も!
ここにホテルが完成したら、さらに風景が一変するんでしょうね。
どんな街になるのかな。
お風呂だけじゃなくてお得にのんびりお茶もできちゃう
手塚治虫記念館の入場券での優待、お風呂だけでなく、1階のロビーラウンジ「すみれ」でも受けられます。
注文時に入場券の半券を見せると飲食代が2割引きになっちゃうのです。いいんでしょうか。
実は「すみれ」もグルメマクロスの参加店舗で、8時から17時のあいだ、コラボメニューがオーダーできるんですよ。
▲『ホテル若水』と書かれた紙ナプキンがいい具合に添えられているところがココロニクイ!
「すみれ」でいただけるのは、「ランカのキラッ☆と抹茶アイス」という非常にオーダーするのが難しい名前のメニュー。
(「あの、あれ、マクロスの...」ぐらいな感じの注文でも通じました...)
おまけのコースターに描かれている、「代役からチャンスをつかみ、スターの座を駆け上がった超時空シンデレラアイドル」という役どころのランカちゃんをイメージしたデザートです。
たっぷりの抹茶アイスに粒あんと栗の甘露煮。
ウエハースまでついて結構食べごたえのある満足デザートでした。おいしかったです!
前回すぐそばの黄金屋さんで外国人観光客の方が買物するのを見かけたのですが、「もしかすると手塚治虫記念館からお風呂に入りに来てたのかもなあ~」なんて、和のテイストを感じられるラウンジでのんびりしながら考えました。
手塚治虫記念館には外国の方もけっこう来られてたんですよ。
やはりアニメに興味ある人多いんだな~...。
手塚治虫記念館の展示室には『ホテル若水』の優待について書かれた看板もあって、ちゃんと外国語でも説明が記載されていたのですよね。
アニメ見て温泉入って炭酸せんべい買うだなんて、ある意味日本らしい体験ですよね。
▲ホテルの方が書かれたのか、めちゃくちゃ上手なイラストが置いてありました!
最近、同じ宝塚線の池田駅周辺も、カップヌードルミュージアムがあるせいか外国人観光客が多いんですよ。
地元の人間からするとただの住宅街なのに、と思うような街も、海外のお客さんからすると興味深い場所なのかなあ。
外国の人に先越されないように、もっとあちこち遊びに行かなきゃ!
さてさて、今回の宝塚散歩マクロス編はこれでおしまいです。
ちょっとマニアックな内容になりましたが、読み残しのある方はお時間あるときにでも他の記事もご覧くださいませね。
※手塚治虫記念館とマクロスについて語り尽くした回。
→【宝塚散歩マクロス編第1回 】手塚治虫記念館でジャパニーズポップカルチャーのルーツを探る
※日本各地からやってくるオタクを温かく迎えてくれる中国料理店の話。
→気持ちが温かくなる中華屋さん『天津』【宝塚散歩マクロス編第2回】
※宝塚歌劇団のお姉さま方の写真に囲まれながら濃厚絶品ソフトクリームを食べた話。
→ジェンヌさん御用達の『たからづか牛乳』でソフトクリームをまったりと【宝塚散歩マクロス編第3回】
そして、この宝塚温泉の記事。
あ~、今回の宝塚めぐりも楽しかったな。次はどこへ行こうかな~。
宝塚温泉 ホテル若水
日帰り入浴
- 入浴時間:11:30~20:30
- 料金:大人1,600円・子ども800円(タオル付・税込)
所在地:兵庫県宝塚市湯本町9-25
電話番号:0797-86-0151(代表)
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。