お姫さまが勢ぞろい!「THEハプスブルグ」開幕
トッコッコー☆(う〜ん、ゴージャス☆)
先日トッコは、新年早々京都までお出かけしてまいりました〜。
目的地はこちら!
▲レトロモダンな外観もステキ☆京都国立博物館です
現在、京都国立博物館では
「THEハプスブルグ」
2010年1月6日(水)〜3月14日(日)
◆公式ホームページはこちら
が開催中なのです。
「ハプスブルグ」家といえば、神聖ローマ皇帝も数多く輩出した名門王家。
「何それ?知らないわ」とおっしゃる方も、"マリー・アントワネット"や、
そのお母さんである"マリア・テレジア"の名前を一度は聞いたことがあるハズ。
ヨーロッパに600年以上にも亘って君臨したハプスブルク家の歴代の王たちは、
巧みな結婚政策によって勢力を拡大する一方、
芸術を庇護し、愛し続ける"大パトロン"でもありました。
その膨大なコレクションはまさに豪華絢爛
デューラーやルーベンス、ラファエッロにエル・グレコなどなど...
名だたる巨匠たちの逸品がこれでもか!と登場します。
そんなヨーロッパ美術の真髄を伝える質の高いコレクションの数々が、
今回、日本とオーストラリア・ハンガリー二重帝国の国交樹立140年を記念して
海を越えてやってきたのです!
本日配布されたばかりのTOKK1月15日号でも、見どころをご紹介していますが
ブログでは会場の様子と、トッコが京博のスタッフの方からお聞きした
エピソードもあわせてレポートしちゃいますよ〜。
※今回は特別に許可をいただいて撮影しています。
実際の会場では写真撮影は禁止されていますのでご了承ください。
くれぐれもマナーは守って観賞をいたしましょうね!
* * * * *
入口を入ったらまずはジャジャ〜ン!
こんなカンジでお出迎え。
ヨーロピア〜ンな雰囲気で気分も高まるってモンです。
そうそう、入口といえば。
ここに今回の展覧会で、トッコが超オススメするアイテムがあるんです〜
それは『音声ガイド』(500円)。 ※ガイド点数24作品、所要時間約35分
美術館や歌舞伎などの会場で、音声ガイドを利用されたことのある方もいらっしゃるかと思いますが、
ナント今回の展覧会でナレーションを務めるのは、俳優の郄嶋政宏さん!!
郄嶋さんといえば、東宝ミュージカル「エリザベート」でエリザベートの暗殺者ルイジ・ルキーニ役、
美輪明宏さん演出・出演の「双頭の鷲」では、暗殺を目論み侵入しながら
エリザベートを深く愛してしまう無政府主義詩人、スタニスラス役を演じられていて、
ハプスブルグ家にとっても縁のあるお方。
ルキーニさんがガイドをしてくれるなんて、ミュージカル「エリザベート」の大ファンのトッコは、
うれしすぎて今なら空を舞えそうな気分です。
(いや、あんたニワトリですから<編集部)
作品について解説する部分はもちろん、
時にはセリフ調でドラマチックに展覧会を盛り上げてくれる音声ガイド。
皆さま必聴ですヨ!
* * * * *
はっ!いけない 展示内容の前に熱くなりすぎましたわ!
気をとりなおして、そろそろ会場に突撃です!
最初の展示室はある意味大注目すべき展示ともいえる「特別出品」のお部屋。
明治天皇から皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に友好のしるしとして贈られた画帖と蒔絵棚です。
この画帖たち、1869年にプレゼントされてから140年あまり美術館に大切に保管され
今までオーストリアの人々の人の目にも触れたことがないという一品。
しかも今回の京都会場では、昨年東京で行われた展覧会会場では展示されなかった
54図も展示されており、まさに初公開のお宝といえます。
その内容はというと、当時の絵師により日本の風景や暮らしが描かれていて、
コレで遠く離れた日本の伝統や文化、風習を伝えようとしていたことがわかりますねぇ。
* * * * *
そんな貴重な展示物がいっぱいのお部屋を抜けると、ここからはハプスブルグ家の支配した広大な領地と
その威光の強さを感じることが出来る国別の展示室が続きます。
▲左上から時計周りにイタリア絵画、スペイン絵画、フランドル・オランダ絵画、ドイツ絵画の展示室
おおう!ルーベンスもありますよ〜!
パトラッシュ、ボクはもう疲れたよ・・・なんだかとても眠いんだ・・・ @フランダースの犬
とかネロ気分でつぶやいて見るのも一興かと。
(良い子はけしてマネしないでください<編集部)
* * * * *
そして、スペイン絵画とドイツ絵画の展示室の間には、今回のメイン展示
ハプスブルグ家の皆さんが勢ぞろいする「肖像画と武具コレクション」のお部屋が。
それぞれの肖像画の素晴らしさはもちろんのこと、
会場の京都国立博物館の建物とのマッチングがブラボ〜〜〜
今回展示されている絵画を収蔵している「ウィーン美術史美術館」と「京都国立博物館」は
ほぼ同年代に建てられた建築だそうで、博物館の方のお話によると、
今回の展覧会ではウィーンの美術館の雰囲気を再現することに苦心されたとのこと。
そのかいあってなんともスンバラシイ展示室じゃありませんこと?
美しいハプスブルグの3麗人にもこちらで会えますよ〜
うほほ〜エリザベートが舞台のと同じだ〜〜
(↑どこまでもミュージカル「エリザベート」バカ)
* * * * *
最後のお部屋は、王族の優雅な生活を感じさせる豪奢な彫刻や工芸品の数々が集まった
「クラストカンマー(美術収集室)の美術工芸品」です。
写真:右下
ジョヴァンニ・バッティスタ・フォッジーニ《貴石の象眼の小箱》
1700年頃 黒檀、金鍍金されたブロンズ、貴石のモザイク
ウィーン美術史美術館蔵 潤・unsthistorisches Museum, Vienna
一見、きらびやか〜〜〜〜〜な器やお皿が並んでおるのですが
よ〜く見てみると...奇妙なモノもあったり...。
おっと!何が奇妙なのかは、会場で確認してみてくださいね!
* * * * *
と、まぁ美術に疎いトッコが見ても思わずうなる王家の栄華を物語る名品の数々が
これでもか!と京都にやってきております。
ハプスブルグ家ゆかりの絵画75点に工芸品を加えた計約120点もの至宝がそろう今回の特別展。
こんな大規模な展覧会はそうそう実現できません!
見逃したら絶対後悔しちゃいますよ〜〜〜〜!
▲博物館の外の看板にもお姫さまたちが!
京都国立博物館・特別展覧会
「THEハプスブルグ」
2010年1月6日(水)〜3月14日(日)
◆公式ホームページはこちら
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆開館時間/9:30〜18:00(金曜は〜20:00、入館は閉館の30分前まで)
◆観覧料/一般1,500円、高大生1,000円、小中生500円
◆休館日/月曜(1月11・12日は開館)
※おトクな前売りチケット(一般1,300円)は阪急電鉄サービスセンターでも購入できます。
この記事へのコメント(0)