防災・減災を考える~人と防災未来センター。(@春日野駅)
第19駅目 春日野駅
第二話 『阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター』へ。
第一話 春日野道駅スタンプと風景印、海の風景。 記事はこちら→
"神戸の壁・鎮魂と復興のベンチ"(神戸長田・若松市場の防火壁が、神戸大空襲と阪神・淡路大震災の二つの大災害から残り、神戸の壁として保存された。壁の基礎部分を切り出して4つのベンチが制作され、そのひとつが、この『人と防災未来センター』前のベンチである。)を見て迷いが消えたので、阪神・淡路大震災記念人と防災未来センターを見学させていただきました。
西館、めちゃくちゃカッコいいです。
壁面に、"7.3マグニチュード"や"34.4メートル~南海トラフ巨大地震の最大津波高想定(高知県黒潮町)"という文字がなければ、おしゃれなオフィスタワー、といった風情だよ~。
1995年1月19日午前5時46分に発生した兵庫県淡路島北部を震源とする地震。
この大地震の経験と教訓を継承し防災・減災の実現のために必要な情報を発信する施設(パンフレットより)です。
検温と兵庫県の新型コロナウィルス追跡システムにメールアドレス登録を行って入館し、案内に従って4階の震災追体験フロアから見学いたしました。
"1.17シアター"では『5:46の衝撃』という7分間のフィルムを、震災直後のジオラマを通って、"大震災ホール"で『このまちと生きる』という作品を観ました。
『このまちと生きる』は、当時15歳だった少女が見た震災~直後から復興~の記録(記憶)です。
上映途中の出入口を先に案内されていましたが、動くことができませんでした。
3階は震災の記憶フロア。当時の映像や証言、ボランティアの方々の活動や、街が復興していく様子のジオラマ等が展示されていて、
2階の防災・減災体験フロアでは、何をどのように用意しておくといいか、家庭や地域で何を決めておくといいか、具体的な展示がわかりやすいです。
『減災』(災害を最小化するたもの取組み。災害はさけられないけれど、ある程度の被害を想定したうえで、平時にいかに被害を減らせるかの対策を具体的に考える)は、阪神淡路大震災後に主流になってきた考え方だそうですね。
想定を上回る被害(地震以外にも台風・津波・水害~土砂災害や洪水・火山対策)が多いことを教訓に、行政と市民が協同でつくる防災まちづくりの方法、と理解しました。
今日知ったことで、印象的だったのは(写真が下手ですみません)、
上段がマグニチュード(以下M)9.0、下段の左から、M8.0、M7.3、M7.0、M6.3、M5.0・・・地震のエネルギーの大きさの差を現した模型です。
マグニチュード+1で、エネルギーは+31.6倍になるのだそうです。
昔人間は震度の方がピンとくるんですが、1923年の関東大震災の推定M7.9って・・・。
もうすぐ9月1日です。
減災グッズを確認したり、減災について改めて考えてみたいと思います(家に帰ってから一通り話したけれど、十分すぎるということはないですね)。
震災について知りたいと思った時に、こういう施設があることがとてもありがたいと思いました。
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
神戸市中央区脇浜海岸通り1-5-2 HAT神戸内
078-262-5050(観覧案内)
開館時間 9:30~17:30(入館は16:30まで)月曜(祝日振替休日の場合は翌平日)と12/3・1/1が休館日。
入場料金:大人600円、大学生450円、高校生以下無料(大人・大学生の団体料金有)。また、毎月17日は無料(17日が休館日の場合は翌日18日が無料)
ホームページは こちら→ http://www.dri.ne.jp/
(人数制限があるため予約をされた方が良い、とのことです。また、リニューアル工事中やコロナ感染対策のため規模を縮小・使用できないコーナーもあります)
アクセス 阪急電車春日野道駅より、徒歩20分ほど。
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(2)
しん622020年8月24日 00:42
ワコさん、コメントありがとうございました。
ブログを拝見して「人と防災未来センター」を訪れたくなりました。防災、減災、大事ですね。わが家の備蓄の水の賞味期限を長らくチェックしていないことを思い出しましたので、明日やります!
ワコ2020年8月25日 00:52
しん62さん、こんばんは。
本当に嬉しいコメントを~ありがとうございました。
“減災グッズチェックリスト”(ホームページからダウンロードもできるそうです! www.dri.ne.jp )
をいただいてきたので、そちらを参考にしています。意外なものに“ふろしき” がありました。包んでも敷いても羽織ってもいいんですって。