阪急沿線観光あるきガイドツアーに行ってきた!(@富田駅)
第32駅目 富田駅
第一話 観光あるき無料ガイドツアー『継体大王の謎に迫る古墳めぐりコース』前編。
富田駅から新池ハニワ工場公園、闘鶏野神社まで。
もう1週間もたってしまった・・・10月24日。朝9時に富田駅南口に集合し、14名(+ガイドさん5名)のツアーに参加してまいりました!!
古墳?ロマンだねぇ~。ハニワ??可愛い!大好き!!
ガイドさんに案内してもらったら、より理解も深まるわね~という程度の気持ちで応募(往復はがき)いたしましたが、これが!本当に面白かった!!ので、じっくり報告させていただきます。
秋晴れの土曜日!!イヤホンガイドと資料のファイルを受け取って、いざ出発です!!
最初の目的地は鴨神社。3世紀頃の創建といわれ、全国数千ある三島神社発祥の地か?と伝わる古社でございます。
次に、鴨神社のすぐ近くなのですが、ぐる~っと回らないと参拝できない女九(めく)神社を訪れました。
継体天皇(おっ、主役登場!!)ご崩御の時に、12人のお妃さまのうち9人が殉死されたのをこちらに祀った、との伝承があります。
その後、舎利容器一式を納めた大きな礎石が発見された太田廃寺跡を案内していただき、太田茶臼山古墳を見学いたしました!!(この辺りは茨木市です)
美しい~!!
太田茶臼山古墳は、三島藍野陵とも呼ばれ、宮内庁の継体天皇陵として管理されています。
全長226m、全国20位の大きな古墳~濠を巡らされた前方後円墳です。
今までの研究調査で、この古墳の成立は5世紀中頃と判明。
6世紀に活躍した継体天皇のお墓ではない!とわかったのですが・・修正されていません。
それでも天皇級の方の陵墓であることは間違いなく~面白いです。
代々地域の方が盗掘から守ってくださったそうで貴重な資料がたくさん残されているそうです。
古墳脇の道から見ると、こんな感じ~。
付近には太田茶臼山古墳に付随する古墳(陪塚)が9つ残っています(陪塚~ちゃんとひとつひとつ名前があります)。
古墳は道筋も変えてしまうんですね~。高速道路も高架です。
このあたり、土室(はむろ)遺跡群は約500基の古墳があったそうです。
その古墳に納めるハニワを作っていたのが・・・ハニワ工場(新池ハニワ工場公園)です!!!
この長~い茅葺屋根の建物が、埴輪を焼いた窯(18基のう2基を復元・1基を発掘状態で保存。18号基を工場館館内で保存しています!)です。
ガイドさんが感動したこととして力説されていたのが、窯の屋根とハニワ工場作業所の屋根、奥に見えるマンションの景観が調和されている、というお話。
ちなみに開発は阪急さんです!!
確かに良いですね~文化財の保存は社会の理解がないと実現できないなぁと改めて思いました。
楽しい~もっとじっくり見たかったです。(公園内の漫画の説明もわかりやすくて面白かったですよ!!)
ちなみにこちらの公園は1995年開園だそうで。存じ上げず申し訳ありません!!
公園の周囲に置かれているハニワのかわいらしいことと言ったら!!
この後、今城塚古墳で目を疑うほどの数のハニワと出会えるのですが、夢中でシャッターを押しました。
土室地区から氷室地区へ~闘鶏野(つげの)神社&観音寺跡に立ち寄りました。
闘鶏=鳴き声がご神託を告げることから「つげ」と読むそうです。
闘鶏野神社の参道はなんと!!高速道路の上~陸橋です。とてもカッコいい!!と思います。
そして、神社の裏のこんもりとした丘・・・やっぱり古墳(闘鶏野古墳)です!!
4世紀前半頃の古墳で、ファイバースコープ調査で全くの未盗掘!!石室や副葬品がそのまま残っていることがわかりました。
再来年あたり、こちらの闘鶏野古墳か、中臣鎌足の陵墓とされる阿武山古墳の発掘調査が本格的に始まるのではないか・・・というお話でした。
う~ん楽しみです!!!
明日は、後編、本当の継体天皇陵!今城塚古墳と『いましろ大王の杜』について書こうと思います。
では。
ハニワ工場公園 史蹟 新池埴輪製作遺跡
高槻市上土室1丁目
ハニワ工場館 10時~17時 12/29~翌1/3が休館日 入館無料
公式HP http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi_kanko/rekishi/rekishikan/shisetsu/1327317816926.html
アクセス 阪急電鉄富田駅より徒歩40分ほど。又はJR摂津富田駅より市営バス「上土室」下車5分。
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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