堀江オルゴール博物館でオルゴールの音色にうっとり
台風で様々なイベントが中止になりました。秋のレールウェイフェスティバルも残念でした
行けなかった方々もですが、駅での告知から始まり、今日までの間、色々と準備をしてこられた愛社精神のすごい人々のことを思うとこれもまた残念。私は別の予定ができたため、こちらで予告しておきながら結局申し込まなかったのですが、阪急電鉄さんの英断に習い、今日は無理せず自宅で過ごしました
最近はブログを書くので撮影した写真は必ずもう一度振り返るのですが、ここ10年くらいは撮影日にSNSにアップロードしたあとは全く見ずに放っていたものですから、古いSDカードを久々にパソコンに差し込んで見ていたら、亡くなった祖母の笑顔MAX
の写真が出てきて、家族みんなでほっこり
阪急沿線の自宅
でこんな過ごし方も良いものです
前の話が長くなりましたが、苦楽園口で辛いカレーを頂いた日、お淑やかに過ごしたネタの登場です。苦楽園口のバス停から阪急バスに乗り、向かったバス停は苦楽園。随分、西宮の山手に行きました。ここから10分ほどさらに坂を上りますと・・・
予約制の博物館
公益財団法人 堀江オルゴール博物館に到着です。その日の予約状況にもよると思いますが(六甲山でオルゴールを楽しんだ翌日だったもので随分頭の中がオルゴールオルゴールしていたのでしょう・・・)「今日、行ってみない?あそこ予約制だったよね?今日でも行けるのかな?」と思いつき、お電話をしてみたら受け付けてくださいました!少人数での鑑賞ですよ(この日は私たちだけ)。
堀江光男さんという方が集めた約360台のオルゴールを、堀江さんのおうちだった場所に保管・展示・演奏している博物館です。閑静な住宅街の中に静かに現れます。
おうちにお邪魔するみたいに玄関扉
を開けまして、スリッパに履き替えて入ります。
受付で鑑賞券(大人900円)を購入した後、ここは明るいなと思い、上を見ると・・・。
で、13時から博物館の方の解説付鑑賞。内部は撮影禁止です!少しだけ文章で紹介します。
まずは常設展示。古いオルゴールを輸入したものの、音を奏でる部品以外の損傷が激しく、どうしたものか?ということでオルゴールの筐体(?って言うのかな?)全部を透明のアクリル板で作り直したものが2台あり、演奏の間、内部の構造が四方から見られたことに感動 機械の構造が大好きな私、1日中見てられますね。静かな博物館で大騒ぎしてはいけませんが心の中では大騒ぎです。ここには書きませんが何曲も流すことができる構造もしっかり学びました。うーん、昔の人すごい。
こちらで見せてくださる外の景色は撮影可能です。大パノラマ
写真は撮れませんが天井も見て頂きたいんです!ディスクオルゴールのディスクが照明になっています
ちゃんとセットすれば音楽を奏でるディスクらしいですよ。
次は企画展。「オートマタ」と「からくり人形」の世界(10月3日〜2018年1月28日)。西洋のからくり人形のことを「オートマタ」というそうですが、いくつかのからくり人形(オルゴール付きの物も!)を実際に動かしてくださってとても精巧にできていて、うっとりしました。表情も変わるんですよね。動いている間は隅々までご覧ください
その次は再び常設展示へ。2台の演奏を聴きました。オルゴールとベルが内蔵されたものは内部の動きが見えるようにフタに鏡がついていました。動くところを見ながら聴くのもまた貴族の贅沢なお楽しみだったそうです。ディスクオルゴールの演奏も聴きました。そして様々な世界情勢の変化を受けて、堀江氏のところにやってきたという大変貴重なオルゴールが2台ありました。これは絶対に見て頂きたいです。造りが違いますよ。あと、ベヒシュタイン製のピアノを自動演奏するものも展示してありました。さまざまな演奏家のくせなども全て記録したものを入れるとそれを読み込んで自動演奏するとか!聴いてみたい・・・
そして最後にロビーにおいてあった堀江氏自身が注文して作ってもらったという大きなオルゴールへ!遊園地などで使用するタイプのオルゴールなのですごく大きな音が出ましたよ
演奏を記録した長~いカードを読み込みますが手回しです
体験させて頂きましたが、すごい力と一定の速度が必要(速度が変わると曲の速度が変わります)で1曲5分とかとても耐えられません・・・笑 色々楽器が内蔵されているので「調律とか皮張りとか必要じゃないんですか?」と質問すると、2週間に1度はメンテナンスしているそうです
すごい
オルゴールの音だけでなく、歴史や原理やメンテナンスのタイミングまで知ることができ、まさに博物館でした!
11月5日(日)から11月26日(日)までは入館料のみで秋の庭園開放もあるそうですのでこれからますます楽しめる施設だと思います!
公益財団法人 堀江オルゴール博物館
住所:西宮市苦楽園四番町7-1
電話番号:0798-70-0656(予約もこちらに。FAXやWebからも予約できます。詳しくはWebサイトで)
開館日:一般(要予約):木曜日~日曜日・祝日、団体(15名以上要予約):火曜日~日曜日・祝日
開館時間:午前の部【1】10:30~ 午後の部【2】13:00~ 【3】15:00~
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、夏期休館、冬期休館、年末年始 ※夏期・冬期の休館は長いです!Webサイトで確認を
入館料:一般(高校生以上)900円、子供(4歳~中学生)450円 ※ココロンカードご提示で無料(その他割引有。詳細はWebサイトで確認を)
アクセス:阪急夙川駅より阪急バス2番のりば(11系統13系統4系統)で苦楽園バス停下車 徒歩10分(上り坂)
または阪急夙川駅前からタクシーにて15分
Webサイト:http://www.orgel-horie.or.jp/
2017年度後期(2017/10/3〜2018/1/28)の企画展は「オートマタ」と「からくり人形」の世界です。10月26日・27日・28日・29日は臨時休館。
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(2)
こんぺいとう2017年10月22日 22:23
色々な楽器が内蔵されているオルゴール、なんだか一人オーケストラみたいですね。手回し体験いいなぁ。この場所や空間もオルゴールにぴったりですね。
ヤスコ2017年10月23日 07:56
姉さん
六甲のおっきなオルゴールはもっとすごいですよー。それこそ、自動演奏の動力が電気かゼンマイか人かの違いで明和電機の音楽見たいな音がしますわー笑