六甲高山植物園「沖先生のぶらぶら園内ガイド」特別編
2017年度OGコンビ「ヤスコとありこ」のヤスコでございまーす!
六甲高山植物園の沖先生のぶらぶら園内ガイド(植物案内人:沖先生のWebサイトはこちら)は2018年4月から毎月参加してまして3年目に入り、どんどん気付くことが増えてきました今回は特別編
人間が誕生するずーっと前から植物は地球にいて、生きるために知恵をつけて変化を遂げていったそう。
例えばマツやヒマラヤシーダーなどの針葉樹
トゲトゲした細い葉っぱは昔、大量の紫外線が地球に降り注いでいた時、紫外線を浴びすぎないようにこのような形状になったそうです。こういう葉っぱは光合成の効率が悪そうですが実は葉緑素がたくさんあり上手にやっています。それぞれの植物が工夫し作り出したものを、薬として人間を含めた動物が利用しています。また、植物は葉が擦れあったり傷ついたりしたとき、自身を修復しようとして出す物質(テルペン)があり、その香りを人間が吸い込むことで脳や消化器官が元気になって、体も心もリフレッシュできるとのことです
私は植物園に行くとお腹が空きます
いや、何しててもかな?
自然界のツツジ科は有毒成分(グラヤノトキシン。神経毒で麻酔作用がある)を持ってるそう
落ちていたかわいい花
を拾って見てたら先生から「食べたらあかんよ!
」と言われました
花に模様を持たないツツジは珍しいらしいです。今度からツツジの花の模様もちゃんとチェックします
さて、地面を見ます。
こういう光景って冬の通勤通学中の道端や阪急電車の線路の傍らにもありませんか?地面にへばりついているのは冬眠中の植物らしいです。ヨモギとかタンポポとか...これからはこういうのもちゃんと観察しないといけませんね。
カタクリは先の記事を参考にして頂いて...カタクリが生活している場所には他にも色々いるんですよ。
晴れると開くんですよ。カタクリと同じで花粉を無駄にしないようにしてるらしいです。ここまで絞らんでも!
ヒメカンアオイは満開の花!
どこどこ?写真中央の地面に咲いている茶色い地味な花。ちなみにアオイの仲間は細辛という生薬で小青竜湯とか麻黄附子細辛湯に含まれています。
カタクリの群れにちょいちょいいるのはコバイモちゃんたち。
園内散策も3年目ともなると隠れキャラ的な植物が気になって仕方がないのです
2018年初参加ではコバイモについて何一つ聞き取っていませんでした
2019年はコバイモ?芋?のレベル
今年は...
貝母(アミガサユリの別名でバイモと読みます。この写真は沖先生から教えて頂いた奈良県宇陀市の森野旧薬園で撮影したアミガサユリ)の小型でコバイモ。私も成長したもんです!
これから楽しみなヤマシャクヤク。
芍薬甘草湯の芍薬ですよ!それ以外にも葛根湯とかいろんな漢方に入ってます。見逃さないように札がありますよ
さっ、今回はこれで終わりましょう。沖先生ガイドは第2土曜日(次回は4/11)11:00~と14:00~の2回です。ブログでは半分以下しか書けていないので(2018年に書いたものとは違うものを心掛けてます)是非、いつかは参加してみてくださいねー!
六甲高山植物園
〒657-0101 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
TEL:078-891-1247/FAX:078-891-0137
開園期間:2020年3月20日(金・祝)~11月23日(月・祝)
開園時間:10:00~17:00 (16:30受付終了)※イベント開催時は延長の場合有
休園日:2020年3月26日(木)、4月2日(木)・9日(木)・16日(木)・23日(木)、7月2日(木)・9日(木)・16日(木)、9月3日(木)・10日(木)・17日(木)・24日(木)
入園料:大人(中学生以上) 700円/小人(4歳~小学生) 350円
※経路はgooglemapが選んだルートで、最適ルートと異なる場合があります。
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この記事へのコメント(2)
まみ2020年4月 4日 07:07
ヤスコさん
お久しぶりです、沖先生!
いただいた飴ちゃん、確かに沖先生の味がしました。笑
まみ
ヤスコ2020年4月 4日 08:07
まみさん
ふふふ、お久しぶりでしょう。
今年も先生とのお出掛けを企画したいのですがねー。